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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第六章 TS賢者は母になるっ!
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キノコと人魔なき戦い


「「「うひゃっはー!!」」」



 なんやかんや色々あったけど無事にタマヤンさんを回収できた私たちは、空中を飛んで移動していた。

 ·····なんで空じゃなくて空中なんだ!だって?


 そう、私たちが今飛んでいるのは樹木のてっぺんよりも低い場所、森の中を木の合間を縫うように移動しているからだ。


 更に更にっ!私は箒を、エビちゃんは魔族製の魔導バイクを、タマヤンさんは第三の方法を使って飛んでいるのだ!



「面白いですねタマヤンさんのそれ!」


「ええやろ!ニンゲンの体になると飛べんくなるんやけど、こうやって空中も走れるから便利なんやで!」


「面白いのぅ····· ワシもいつか真似してみるのじゃ」



 タマヤンさんはなんと空中に魔法の足場を作って空を駆けているのだ。

 彼女はポニコーサスという小型の一角ペガサスで元々飛ぶことができるんだけど、どうやら人間に化けると飛べなくなる代わりに空を走れる能力が付与されるらしくて、今も空をすごい勢いで走って私たちと並走していた。


 普通ではこんな事有り得ないんだけど、そこは彼女が行動を共にしているAランクの魔物イマジナルクーンのホンタさんの能力で何とかなっているらしい。


 はっきり言ってホンタさんが敵に回ると厄介すぎるのよね、だってイマジナル(幻想)って名前が付いてるのに、変身能力は幻惑ではなく実体を生み出すとんでもない力なのだから。

 ぶっちゃけ言って厄介すぎる、知性が高いぶんドッペルゲンガーなんかよりずっと厄介かもしれない。


 不幸中の幸いなのは、イマジナルクーンは攻撃的な性格ではない事だろう。

 何せ元々姿を隠すためにこの力を得たのだから、積極的に襲ってくる事なんて有り得ないのだ。



「こ、こやつ、ぼーっとしながら木を避けて飛んでおるぞ·····」

「規格外やなぁ·····」


「んえっ?なんかあっ、あぶなっ!!?」



 ってぼーっと考えてたら事故りかけたので、私は操作に専念する事にしたのだった。





 しばらく移動していると、森の中でキノコや山菜を採っているなかよし組のみんなを見つけ、私たちはみんなの元へと帰ってきた。



「おまたせー、タマヤンさん見つけてきたよ!」

「ちょっとレースがヒートアップして時間かかったのじゃ、じゃがちゃんと連れてきたのじゃ!」


「いやーすまんなぁ、ここめっちゃキノコ生えとって夢中で採ってたら迷ってたわ!」



「もーみんな何やってんの!ちゃんとやってよね?」


「ホンタさんもタマヤンさんも、うちのソフィちゃんとエビちゃんが迷惑を掛けてごめんなさい」


「ええってええって、ほでタマヤン、どんくらいとれたんや?」


「ふっふっふっ、ぎょーさん採れたわ!凄いで?下手したら今日で1月分稼いだかもしれんわ!」

「こっちもえらい沢山採れたんや、ここ凄いわマジで」



「あっいつの間にかみんな揃ってるー!わたしもカラフルなキノコ沢山採ったよ!」



 そしてみんなが自分が撮ったキノコの見せ合いが始まった·····


 が、若干1名のカゴがだいぶ怪しい。



「·····ウナちゃんわざとやった?」


「えっ?面白そうなの採ってただけだけど·····」



 ウナちゃんの籠の中が蠱毒が如き毒キノコの宝庫になっていたのだ。


 この子、昔っから毒キノコを見つけるのだけはやたら上手なのよね·····

 もしかして王族だから毒殺を警戒して毒を察知するスキルが産まれた時から身に付いてるとか·····?



「それ全部毒キノコだよ·····」


「えー、美味しそうなのに·····」


「食べたら死ぬからね?私はまぁキノコ神拳の力がえるから食っても死なないけどさ·····」



 とりあえずウナちゃんがとってきた激猛毒キノコの山はマッチョマッシュ達に渡してどっかに安置して来てもらって、·····一応食べれるベニテングダケだけ残してもらって、本命の食べられるキノコの結果発表をする事にした。



「私は厳選して美味しいのを選んできたよ、椎茸、舞茸、なめこ、松茸、ポルチーニ、しめじ、トリュフとかかな」


「僕もそんな感じ、でもなめことかしか取れなかった·····」


「ワタシは凄いよ!すっごい大きいキノコ手に入れたんだ!」

「ウチはさっきも言ったんやけど、稼げるキノコを中心に集めたわ!」

「アタシは山菜も集めたわ、この山マジで凄いで·····」


「·····アルムちゃん、言いにくいんだけどそのデカいキノコ、オニフスベって言って毒は無いけどそんなに美味しくないらしいよ」


「えー····· こっちは?」


「そっちは美味しいよ」


「やったあ!」



 そんなこんなで日が暮れ始めていたので、私たちは帰ることにした。


 でも今日は魔法の箒の使用感を試しに来ただけだったはずなのに、思いもよらない美味しいお土産が手に入ったのだった。





「ただいまー!」



 そんな訳で、私たちは大量のキノコを持ってディメンションルームに帰ってきていた。



「すっごいなぁ····· なんやこの部屋、めっちゃ凄いやん····· ウチら入っても良かったんか?」


「せやねぇ、凄すぎて羨ましいわぁ」



「あら、その2人も連れてきたのかしら?」

「んぅ?知らない人·····」

「ママ、そのひとだれー?」

「あっお帰りなさいませソフィ様、私はダラダラするのに忙しいので勝手にやっておいてください、休暇ですので」


「アキさんがすっごいだらけてる·····」



 そしてそろそろ夕飯時だし、山の中を走り回って全身が汚れてるからお風呂に入るついでに夜ご飯をご馳走しようってことになって、ホンタさんとタマヤンさんの2人もディメンションルームに案内した。


 ·····でも今日はアキさんが休みで、珍しく私服でリビングでだらけていた。


 ちなみにアキさんのオフの姿は結構萌える、普段はめちゃくちゃシャキッとした美人さんなだけあってだらけている姿はかなり可愛いのだ。



「アキさん居ないから仕方ない····· おーい、アズー!」


『はいはいさー』


「な、なんや!?天使!?」


「それ私だよ、サブの体のアズラエルだよ」

「そうそう、この前やーーーっと熾天使試験に合格して『熾天使アズラエル』になったんだからね!」



 私は久々に出てきたアズにキノコを渡して、なかよし組のみんなもキノコを渡して早速お風呂へと向かった。



「はいはいタマヤンさんとホンタさんも渡して、もうご飯の準備はし始めてるから早く早く」


「ちょ!?待ってや!ソフィって2人おるんか!?説明、説明せぇやぁぉぁぁあああっ!」

「ソフィさん不思議な方やなぁ」



 そして魔物2人もアズに収穫物を奪われ、お風呂に押し込まれたのだった。





 カポーンッ



「·····で、あの黒いヤツはなんなんや?」


「アレは私の····· なんて言えばいいんだろ?別人だけど同じ人物?」


「なんやそれ!」



 私たちは体を洗い終わって湯船に浸かって疲れを癒していた。


 そしたらタマヤンさんにさっきのアズのことを尋ねられた。



 それついでに、最近行方不明だったアズの動向について軽く教えようと思う。



 実は私、アズの体で天使の免許を取っていたのだ。


 私の体は神の体に近いんだけど、アズの体は天使に、あのポンコツ死神天使のサリエルに近いからどうせなら天使の免許を取ってみようってなって、色々な試験を受けていた。


 その結果、全ての天使の資格を得て、更にガイア様からの協力もあって最高位の天使である熾天使の試験も受ける事にした。


 そして熾天使試験も無事に受かり、ひと通り熾天使の仕事をやってきたアズが帰ってきたのだ。



 ·····まぁアズも私で並行して存在しやすいってだけで同一人物なんだけどね。


 ついでにそろそろアズの体もメンテしなきゃだから帰ってきて貰って、いまキッチンで料理中なのだ。

 一応今晩に機能を停止して、しばらくメンテに入る予定になってる。



「って感じかな?わかった?」


「ぜんっぜんわからへん」


「·····だよね」

「こやつの分体はよぅわからんから理解する必要は無いのじゃ」


「せやな····· 話変わるけどな?アレどうする?」


「くっ····· アタシが負けるとは思わへんかったわ····· アルムさんヤバいわ·····」

「でしょ?でも邪魔なんだよねぇ·····」

「わかるわぁ、重いだけやからねぇ·····」



「·····削ぐ」

「·····捥ぐ」


「せやな、それしかないな、行くでお前ら!」

「「おうっ!」」


「えっちょっとなに3人とも!?」

「なんやー?やんのかー?」


「タマヤン!エビちゃん!行くよ!〇ェットストリームアタックだっ!」

「「了解っ!!」」


「「「うおおおおおおっっ!!!」」」



 そして持つ者と持たざる者の仁義なき戦いの火蓋が切って落とされた。




「·····僕はどっちでもない普通サイズで良かった」




 絶叫と嬌声····· 主にチビ組の嬌声が響き渡る温泉の片隅で、さり気なく自然とTSしていたCカップよりちょっと大きいくらいの普通の少女になったフィーロは、アホやってる5人を見ながらのんびりと女性らしく大人しくお風呂を楽しんだのだった。



名前:ソフィ・シュテイン

ひと言コメント

「例え1人では乳力に勝てずとも!」


名前:エビちゃん

ひと言コメント

「3人集まればっ!」


名前:タマヤン

ひと言コメント

「無限の乳力になるんや!!」


名前:ソフィ・エビ・タマ

息を合わせて

「「「巨乳滅殺ッ!!!」」」


名前:アルム

ひと言コメント

「ワタシ普通にお風呂入ってるだけなんだけどなぁ」


名前:ホンタ

ひと言コメント

「なぁ知っとるか?ゼロって足しても掛けてもゼロなんやで?」


名前:ソフィ・エビ・タマ

ひと言嬌声

「ひゃぁぁあああんっ!!?」

「あんっ、らめ、なのじゃ、勝てんのじゃぁぁああっ♡」

「りゃめ、かてへん、もうだめや、あっ♡」




名前:フィーロ

性別:男→女

ひと言コメント

「やっぱりこうなると思った、はいはい3人とも寝湯に運ぶよ、全くもう····· ·····まって、アルムちゃん、僕は何もしてな、あぁぁぁぁあああああっ!!?ひゃっ♡♡♡」


名前:アルム

ひと言コメント

「ふぅ、ご馳走様でしたっ♡」


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