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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第六章 TS賢者は母になるっ!
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色々終わってる女



「にょわぁぁぁぁあああああああああっ!!?ああああああっ!!アッ····· ? んぎゃああああああああああああああああああああああっ!!!!????」


 ギュルルルルルルルルルルルルルル


 ブォンッ!

「あっやべ」


\ベチィッ!!/


「へぶちっ!!」


「アホじゃのぅ·····」

「初心者用の乗ったら?」


「いったたたたた····· だが断るっ!私はいきなり難しいのに乗りたいのっ!!」



 イギリスから帰ってきてしばらくして、私たちは買ってきた魔法の箒や道具で遊んでいた。


 ·····が、私は魔法の箒を乗りこなすのに大苦戦していた。


 原因は私がオフロード用でクセの強い箒に意地でも乗ろうとしているからだ。



 その結果、さっきは箒がその場でローリングし始めて、耐えてたけど遠心力でぶっ飛ばされて地面に大の字で叩きつけられた。



「んー·····難しいなぁ·····」


「そう?僕は一応できたけど·····」

「ワシは元々コイツに乗っておったからのぅ、箒程度であれば軽々乗れるのじゃ」



 買ってきた箒は計5本、内訳はそのうちの3つが私ので後はグラちゃんが買ったそこそこいい箒が1本、アルムちゃんが買った荷物運搬用の魔法の箒が1本の計5本だ。


 そんでアルムちゃんが買った箒は、私がさっきまで乗っていて今は高度5mくらいでドリルみたいに超高速回転してる箒と同じ金属製で、移動速度は最高30kmとかなり遅いが、最大1トンまで持ちあげられるようになっているらしい。


 それ以外の杖は木製····· デッキブラシだけブラシ部分が緑色の化学素材だけど、ほぼ木製だ。

 ちなみに乗ったら熟練の魔法使いでもどっかすっ飛んで行くじゃじゃ馬らしい。


 そんな訳で、私たちは4本の杖を使いまわして乗って遊んでいたという訳だ。



「ったく、なーんでコイツ乗れないかなぁ·····」


「そういえばソフィちゃんって意外と不器用だよね····· でも器用な物もあるし、なんで差が出てるの?」


「あー、私ね、実はほぼ全部クソ不器用なんだよ、バイクの免許の卒業試験も何回も受けてやっと取れたし、原チャリではよく転んだりウィリーして工事の看板に突っ込んだりしてたし····· でも1度覚えればめちゃくちゃできんだよねぇ·····」



 そう、私は不器用なのだ。


 不器用なんだけど、1度でもコツを覚えるとあっという間にマスターしてしまうという変な特性がある。


 前にサーフボードに乗った時は辛うじて座ることしか出来なかったけど、キッカケが出来てからは乗れるようになったし、スノボはスキーが苦手で乗りこなしたし·····


 っていう感じなのだ。



「でも多分練習すれば乗れるし、もうちょっとでコツが掴めそうな気がするんだよね·····」


「頑張ってね、ソフィちゃん」


「はぁい」



 そんで私は練習を再開するため、高度を上げて上空6mでクソ回ってる私の箒を回収しに飛行魔法でふわっと浮かび上がった。


 そして徐に超高速回転する箒の棒の部分を左手で掴んだ。



 ギャルルルルルルルルルルッッッッ!!!



「おーめっちゃ回ってる」


「素手て掴んで·····って左手義手だったんだっけ、なら大丈夫かな?」


「大丈夫ー!あっ止まった」



 多分素手で掴んでたらあっという間に大火傷して手のひらの肉が持ってかれていたと思うけど、生憎私の左腕はもう無いし義手だから掴んでも全然平気だった。


 むしろ箒の方が傷つい·····



「ぎゃーーーーーーーっ!!!??箒が、箒がぁぁぁぁぁああああっ!!!?」



 掴んだ結果、私の左手にダメージは一切なかったが掴まれた箒のほうがギッタギタに傷ついてしまった。


 そして私の心にもガッツリと傷がついたのだった。



「·····というかソフィちゃん箒なしで飛んでる方がおかしよね絶対」

「ワシも飛べるのじゃ、じゃがアレはアホじゃな」



 そして更に傷ついたのだった。






「ソフィちゃーん!みてみてー!箒で馬車牽引できたよー!これ凄いよ!さっすがソフィちゃんの世界だね!!」


「私が買った箒も中々いいわよ、落ちないよう補正がかかってるみたいで横向きでも体育座りでも落ちないのよ」


「イルくんと2人乗りできちゃった!」

「け、結構高くてこわいですね·····」


「デッキブラシ、むず、ムズすぎるのじゃ!安物は、やっぱりダメじゃなっ!!」



 みんなが箒に乗って遊んでいる中、私はと言うと·····



「ぎゃぁぁぁぁあああーーーあっあー!あぁぁああぁぁあぁぁあああっ!!!とめ、止めてぇぇぇえええええっ!!!」


「ソフィちゃん早く止まって!それか避けて!」


「無理、ぎゃんっ!!」


ドゴォッ!!


ぐ ず

え る

え る

ぇ る

ぇ る

・ る

・ ↓

・ ↓

\べぢゃ/

\痛っ/



 やっとこさ乗れるようになって、しかも進めるようになったけど、制御が出来なくて暴走していた。


 そして庭の世界樹に激突し、ズルズルと地面へと落っこちていた。



「下手くそじゃのう····· というかお主、前にあのなんじゃったか····· ラズなんちゃらか銀〇万丈みたいな名前の杖に乗ってたのはなんじゃったのじゃ?」


「アレとは、かってが違うのよ····· あいててて····· ちなみに銀河極杖アル・カウンね、その前はラズワルドロッドだよ·····」


「ソフィちゃん怪我は·····無いね、世界樹にあの速度で激突して平気なのソフィちゃんくらいじゃない?」


「だって私頑丈さが取り柄だし·····」



 そう、エビちゃんの言う通り私は杖になら乗って飛んだ事がある。

 んでなんで飛べたかって言うと、実は私の魔力量に関わってくるのだ。



 私の魔力は無限大、魔力タンクが賢者の石に直結してるせいでとてつもない量の魔力を生み出し続けているため底なしなのだ。


 ミカちゃんの魔導永久機関を水を入れると無限に水がものすごい量で湧き出してくる壺だとすると、私のは『中が深淵に繋がっている海の大穴ブルーホール』

的な感じになっている。


 ·····話は逸れたけど、要は『普通の人間用に調整された杖を私が使ってる』って言うのがこの制御の困難さを産むキッカケとなっているのだ。



 例えるなら、原チャリにニトログリセリンをぶち込んで走らせてるような感じだからマトモに動かないって訳だね。



「よし、そーっと、そーっと·····」


「頑張ってねー」


「うん、頑張るっ!ふぅ·····」



 私はニトログリセリンのような大瀑布のような魔力を制御して、再び箒に跨ると·····



「ふんっ!上がれっ!!」



 /ゴッスッ!!\



「くぁwせdrftgyふじこlp!!!!!?!?!?!?」



 箒がものすごい勢いで上昇し、私の股間にクリーンヒットした。

 そして私は上昇し続ける箒に足を取られて大車輪の如き大回転をすると、地面に激突したまま倒れ込んで動かなくなった。


「お゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛·····」

「·····ソフィちゃん、アレ付いてないのに当たって痛いの?」


「しぬ、痛いわ·····」



 そう、実は金的は女性にも効く。


 股間は男性だけでなく女性でも神経や様々な重要な部位がある場所で、神経が沢山集まっていて、筋肉という防壁も少なく、肉も柔らかいし、骨も近いため、攻撃を受けるとダメージがデカいのだ。


 まぁ女性に比べると男性の方が睾丸がある分ダメージがめちゃくちゃデカい、数十倍はデカいだろうし、どっちの性別も経験のある私から言わせてもらえば男の時の方が痛かった。



 だけど、女性でもダメージが無い訳では無い。



 特に今回はド真ん中に直撃して色々ゴリッていったから死ぬほど痛い。

 ちなみに女性でも陰核をゴリッてやられると気絶するほどの痛みが走る事があるらしい。

 今まさにそれなんだけどさ。


 それに恥骨とか骨盤にモロに直撃して痛い訳が無い。


 というか痛すぎて魔法も使えないから治せない·····



「かひゅー、かひゅーっ·····」


「笑ってやろう思ったんじゃが、女子でも金的はガチで痛いから笑えぬのぅ····· 調子乗って柵の上歩いてやらかした事あるのじゃ·····」


「だ、大丈夫?」

「だいじょばなぃ·····」


「運んであげよっか?」


「痛く、ないように、お願い·····」

「わかった、お姫様抱っこでいい?」


「それ、じゃないと、無理·····」



 その後私はフィーロ君に運ばれ、ソファでしばらく寝転がって痛みに悶えたのだった。



名前:ソフィ・シュテイン

ひと言コメント

「痛みには、強いけど、これだけは無理····· 金的は、ギャグ補正で効果1000倍になってるから····· かひゅーっ····· 死ぬ·····」


名前:エビちゃん

ひと言コメント

「ワシもやったのぅ····· 転生したての頃じゃったかのぅ、男じゃないから股を打たれても痛くないと思ってたらガチで痛くて泣いたのじゃ····· アレはトラウマなのじゃ·····」


名前:フィーロ

ひと言コメント

「めちゃくちゃゾッとした····· 僕も気をつけよ·····」


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