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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第六章 TS賢者は母になるっ!
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出たァー!?ネス湖の怪物は存在したッ!?


 皆様は『UMA』という存在を御存じだろうか·····


 UMAは『Unidentified Mysterious Animal』の略称で、直訳すると『正体不明の謎の動物』となる。



 UMAと言われるとピンとこない人も多いかもしれないが、『ネッシー』『ビッグフット』『イエティ』『モスマン』『ツチノコ』『銀髪の女神』『河童』『NINJA』と言われると何となくわかるだろう。


 そう、UMAとは実際に目撃された····· かもしれない、正体不明の·····空想上の生物の事を指す言葉だ。



 そして今日は、そのUMAを探しにグレートブリテン及び北アイルランド連合王国・スコットランド北部ハイランド地方にあるグレートブリテ(略 最大の淡水湖でありグレート・グレン断層の活動によってできた長さ35km、幅2kmの非常に細長い、最高水深230mのラムサール条約登録地の湖に伝説の怪物『Loch Ness Monster』を求め、やってきたのだ。



 ·····ひと言で言うと、イギリスの北の方にあるペンみたいに長細い湖『ネス湖』に『ネッシー』を見るために遊びに来てきた。



「良い所だね、なんかちょっと向こうに似てるかも」

「良い物仕入れたいなぁ、ソフィちゃんなんかない?」

「ここ魔力が結構多いわね、不思議だわ·····」

「うわぁー!みんな!水遊びしよ!」

「ソフィの遊びに付き合ってみたんじゃが、結構いい場所じゃのぅ·····」

「ん、わたし、湖畔で釣りしながら寝る·····」

「すっごーい!せいれいさんいるー!!」

「まっさかイギリスに旅行に来ちまうなんておもってなかったぜ、前来たのいつだったっけなァ····· 15年ぶりだったか?いや違うか、今世も含めたら·····」

「すごい、違う世界、初めて·····」

「すげっけなぁ、違う世界ってあったんな·····」


「·····ボクもついて来てよかったの?」

「すごぉい!おねーちゃんの言ってたいせかいだー!」

「えへへぇ、ソフィ様とデートですぅ」

「あ、あぁ、オレも来て良かったのかわかんねぇ·····」

「まぁいいじゃないか、ご厚意に甘えさせてもらうのも社会をうまく渡り歩く手段だからな」

「イギリスですか、ここへ来るのもだいぶ久しぶりですね、懐かしい·····」



 そして実はネッシー探しはサブの目的というか個人的な目的で、メインはなかよし組+アルファで異世界へ旅行というかバーベキューしに来たのだ!


 メンバーはなかよし組のフルメンバーと、お兄ちゃんとイデアとウェイザ君とリリアの伴侶の直哉さん、そして家事精霊シルフィーのアキさんだ。


 ちなみにイルミア君は用事でキルン町から出られないみたいで、あとでウナちゃんがお土産を持っていくことになっている。

 あとフロウ・フェニカ・トウマ・アレキの4人も当然連れてきている。



 ·····というかアキさんってこっちの世界にも来た事あったんだ。

 さすがは何世紀もシルキーをやってる世界最高峰レベルのシルキーってだけはあるわ。



 ···············あれ?


 って事はアキさんに異世界転移の方法聞いてたら割と早めに帰れてたんじゃ?


 ·····考えるのやめよ、せっかくのバカンスだし過ぎたことは気にしないタイプだし私。

 



「んじゃみんなはそこで好きに過ごしてて!私はちょっくらネッシー探してくるわ!」


「行ってらっしゃいソフィちゃん、僕たちはここでのんびりさせてもらうよ」



『ちょーーーーーーーっと待ったぁぁぁぁああああああああああああっ!!!!』

\ヒュルルルルルルルルルㇽㇽㇽㇽ·····/


「うげ!!!」


\ズドォンッ!!!/

「UMA探しと言えば!私をお忘れじゃないかねっ!!?」


「あ、姉貴っ!!?おっ、置いてきたのにっ!!」


「魔族の体ならHND(羽田)-LHR(ロンドン・ヒースロー)間なんぞ飛んでも1時間よ!ついでに私時空魔法使えるし」

「ちなみにワシも使えるのじゃ」



 だがネッシー探しに行こうとした瞬間、空から銀髪ロングの悪魔が私の目の前にヒーロー着地してきやがった。


 そう、私の姉貴だ。


 コイツはとある理由でオカルトも大好物だから面倒な事になると思っておいて来ていたのだ。



「エベレストに登った帰りにこっそり立ち入り禁止のマチャプチャレイエティに登ろうとして遭難してイエティに助けられた私を差し置いてネッシー探しとは良い度胸じゃないかッ!」


「はいはい、わかったよもう」



 その理由は、実は姉貴、UMAを目撃というか交流というか····· エベレストに単独で登りやがったあとその足でヘリをタクシーして宗教上の理由で立ち入り禁止の前人未踏の山に登ろうとして侵入した事があるのだ。

 そしたら案の定遭難して死にかけたんだけど、その周辺に住んでいたイエティたちに救助されて、持って来てた酒をあげたら大喜びして仲良くなって、近くの村まで運んでくれたらしい。


 ちなみに姉貴はイエティの集落の奥でシャングリラを見たとか言ってたけど、たぶん高山病で変な幻覚見てたんだと思う。


 ·····でもイエティに助けられたのはマジっぽくて、未知の類人猿の体毛が姉貴から採取された事で証明されたとか。


 それ以来姉貴は全てのUMAは実在する!と主張して探し始めてたのだ。



 ちなみに他にはツチノコを見つけた事があって一度とんでもない大ニュースになった事はあった。


 ·····まぁ、正体は姉貴の知り合いが飼っていた『アオジタトカゲのターくん』で、知り合いと共謀してわざわざツチノコ探しで懸賞金が出てる中津川市まで行って手の込んだイタズラをしただけなんだけどね。


 当然バレておもっくそ炎上してたけど。



 って訳で、姉貴はUMAハンターなので私がネッシーを探すとなると面倒だと思ったから置いてきたんだけどなぁ·····



「まぁいいや、船出すからついて来て」


「おっ?いいのん?」


「どうせついてくるでしょ·····」



 私はもう諦め、インベントリから最近あんまり使ってなかった魔導クルーザーを取り出してネス湖へと浮かべた。

 そして私と姉貴はクルーザーに乗り込み、早速ネッシー探しに向かったのだった。





 私たちはクルーザーに乗って湖の上を移動しながら、早速ネッシー探しをしていた。



「えーと、魚群探知機はコレでおっけー、魔力ソナーもオッケーっと、姉貴はなんかやる?」


「おうよ!こんな時の為に持って来たぜチートアイテムをよぉ!!てってれ~、箱メガネ~」


「あ、アナログぅ·····」



 私はクルーザーに備え付けていた日本で買ったマグロ漁とかにも使われる魚群探知機と、私が作った魔法式のソナーをダブルで使用して探索しようとしていた。


 それに対して姉貴が取り出したのは、チートアイテムの『箱メガネ』だ。


 箱メガネはアレだ、底がガラス張りになった箱でよく伝統漁法とか海女さんが船の上から水の中を覗くのに使うアレね。


 姉貴が海女さん体験で夢中になって30分間ずっと海の中を潜って悟りを開きかけた伝説を打ち立てた時に貰ったモノらしい。

 ·····ちなみにエベレストに酸素ボンベ無しで登頂してイエティに助けられて日本に帰ってきて2週間後の話ね、酸素濃度の薄い所に居たせいで肺活量が超バケモノ級になってたからできたらしい。


 そんでもって姉貴の視力は驚異の10.3、そんな姉貴だったら海底に居るウニの棘を軽々かぞえられてしまうからこの箱メガネは正にチート級のアイテムになるのだ!



「·····で、見える?」


「水面に届かん」


「だよねー、まぁ船内の船底をガラス張りにできるからやっておいたしそっちで見てたらどう?」


「おっナイス!んじゃ行ってくるわー」



 ·····まぁ水面に届かなきゃ意味ないんだけどね。

 って訳で姉貴は私が水中を見れる船室が欲しいと思って作った魔結晶製のガラス床にへばりついて湖中を覗く事にしたようだ。



 んじゃ私は近代技術を使って



「あー!!!」


「えっ!?居た!?」


「魚!!!」

「姉貴、モクズガニにしてやろうか?」





 しばらくして、私たちは湖の中間あたりまでやってきた。


 ちなみに姉貴は途中で腰が痛くなって床に寝転がるのをやめて、元々備え付けてあった船底カメラを船室のテレビに映して眺めていた。



「いないねぇー」


「まぁそりゃ6600万年前に絶滅したはずの大型水生爬虫類だからいない方が普通でしょ」


「だよねぇ、そういや賢人はなんでネッシー探してるん?アッチに似た感じの魔物いるっしょ?」


「確か大洋のど真ん中にある火山島周辺に魔物化してるけど恐竜の生き残りがいるらしいね、でもやっぱり原種を見てみたいじゃん?」


「あーそか、賢人は化石オタクだったもんねぇ·····」



 そう、実はネッシー探しをしてる理由は私の個人的な趣味が理由だ。


 私は前世の頃は趣味で北海道でアンモナイトの採取とかをやってて、化石発掘もやっていたほんのり化石ガチ勢のオタクだったのだ。

 当然その過程で首長竜や竜脚類や獣脚類の化石も狙っていたし、ジュ○シックパークとかも大好きで見てたから、生きている古代の生物が見れるならめっちゃ見てみたかったのだ。


 ちなみに向こうの世界ではアンモナイトが魔物化せず生き残っていて、更に非魔物の恐竜は絶滅したけど魔物化した恐竜っぽいのは生き残っていたのだ!

 もうめっちゃ興奮したよね、マジで最高だったわ。


 アンモナイトに関してはディメンションルームの海部屋で大量に飼ってるし、いろんな種類が居てマジで眼福だ。

 ちなみに美味しいからたまに食卓に出してる。



 そんで、今日はネッシーと言う名の巨大海生爬虫類を探してやろうって思って来ているのだ。



「まー居たらいいなってくらいだし、というかこっちの世界の人がめちゃくちゃ探してるし、魔法での検知でも無理そうだし、あきらめるべきかねぇ·····」


「そうそう、あの写真もフェイクって撮影者が言ってたからねぇ····· でもネッシー探しって言うだけでロマンあるしいいんじゃないの?」


「だね、クルージングも楽しいし私は良いと思う」



 そう、実はネス湖の怪物の写真は撮影者本人がフェイク写真だと明かしているのだ。


 まぁ伝承によると1500年ごろからこの湖には怪物が存在するという話はあるけど、確固たる証拠がないから嘘の可能性が非常に高い·····というか嘘でほぼ確定だろう。



 でもそんなロマンにあふれた湖の上をクルージングするのは結構楽しかった。



「まー端っこまで行ったら帰って私たちもバーベキューに参加しよっか」


「そうだねぇ·····」


\プルルルッ/


「ん?はいもしもし?」



 でもお腹もすいてるのでそろそろ戻ろうと思ったところで、電話がかかってきた。



『あっソフィちゃん?なんかミカちゃんが変な魚?釣ったんだけど何かわかる?大暴れしたからエビちゃんが取り押さえたけど·····』


「おっ?チョウザメじゃないかなそれ、ネス湖ってチョウザメっていう淡水の古代魚が生息してるらしいし、それキャビアの原料になる魚のはずだよ」


『リリアちゃんがチョウザメじゃないって言ってた、なんだっけ、ヨッ○ーみたいな名前の生き物だって言って興奮してたよ』


「ちょ!?まって!今すぐ戻るっ!!ソイツ取り押さえておいて!!」


『わ、わかった·····』



\ガチャッ/



「姉貴、ネッシーが見つかった!!」


「はぁ!?マジ!?」


「マジっぽい!!行くよ姉貴!!」

「あいあいさ!」



 私はフィーロ君からのネッシー発見?の報を受け、魔導クルーザーで湖を全力疾走してみんなの元へと向かったのだった。



名前:なかよし組+α(※厳選数名)

ひと言コメント

ソフィ・シュテイン

「マジまじまじマジで!?マジでネッシー釣れたん!?」


藤石 穂乃花

「へぇ!マジでいるんだ!すっげぇ!天狗にジャーキー奢ったら超次元パルクールのやり方教えてくれた時くらい衝撃的じゃん!!」


フィーロ

「変な生き物だ····· なんだろこれ」


リリア

「流石のアタシでもヨ○シーくらい知ってるわ!!やべぇ!!これホンモノなんじゃね!?!?」


ミカちゃん

「ん、つりながら、ねてたら、つれちゃった····· あんまり、おいしそうじゃない」


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