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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第六章 TS賢者は母になるっ!
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魔神と女神の姉貴の奪い合いっ!



 とりあえず全裸の姉貴に服を貸してあげて、ついでに床にくたばってる方の全裸にした姉貴を介抱して色々やって落ち着いた私たちは話し合いを始めた。



「·····で?姉貴これからどうするん?」


「うへぇ服がブカブカ····· ん?何?·····あーこれからの話?いやぁどうしよっかねぇ、今軽く動いた感じだと魔法も昔みたいに使えそうだし、なんなら今のFPSゲーで鍛えたエイムとかでもっと強くなってそうだし、割と調子も良いんだよねぇ」

「ワシはこのままが良いのじゃ、ワシの知ってる姉上が帰ってきたのじゃ、もう、離れたくないのじゃ·····」



 どうやらエビちゃんは魔族の姉貴から戻って欲しくないようだ。

 まぁ、そりゃ死に別れたと思ってた姉貴が本来の姿に戻ったらそうなるに決まってるよね。


 それにエビちゃんって相当なシスコンだし·····

 ·····噂だと私と違って姉弟間で、うん、やらかした経験あるらしいし。



「でもさ?」


「大丈夫、分かってるよん、私から説明するから」


「·····姉上?」


「エヴィリン、私もそれがいいと思ってるけど、私はもう藤石 穂乃花っていう日本人なんだ、だからずっとって言う訳にはいかないんだよ、そこはわかって欲しいんだけどどうかな?」


「むぅ、しかし、姉上の頼みでもワシは·····」


「はぁん、もう、ソフィたんと違って甘々なんだからぁ、ほんと可愛いわぁ·····」



 オイオイ姉貴おい、おいおいおい、おい姉貴おい。


 おいゴルァ。



「まぁ体はまた培養槽に入れとけば何時でもいれかわれるしさ?いいでしょ別に?」


「·····嫌じゃ」


「んぐひぃ、素直だけどワガママな所も良いねぇ、はぁん、妹サイコー·····」



 姉貴 正気に戻す 方法


 ·····やっぱ後頭部を1発ぶん殴るしかないかな。



「っていかんいかん、話が進まないや、·····だからさエヴィリン、この私とは永遠におさらばって訳でもないし、本当だったらもう二度と会えないはずだったんだからたまに会うくらいで我慢して貰えないかな?」


「でも、姉上·····」


「大丈夫、どんな姿でも私はエヴィリンの姉だから」


「ワシは魔王なのじゃ、じゃから、少しくらいワガママを言ってもいいじゃろ、お願い、姉上は姉上のままでいて欲しいのじゃ·····」



 ·····というか、今回のエビちゃんは中々頑固だなぁ。

 珍しく全く引かないし妥協も許さなさそうだわ。


 こりゃどうしたもんかねぇ·····



「そういえばソフィたん、ソフィたんって死体を動かせたよね?あとウナも似たようなのできたと思うけど、アレって私もできないん?」


「無理、スペックギリギリのCPU1つで2台のパソコンを動かしたらどうなると思う?」


「·····なるほど」



 そう、実は分身は相当なハイスペックな魂かユニークスキルが無いと不可能なのだ。


 私は元々超高スペックだからできて、ウナちゃんは魂が4つあるからできる技なのだ。

 もし一般人がやったら多分どっちも動けずぶっ倒れるだろう。


 ·····姉貴は図太いから大丈夫だと思うけど。



「ぐぁいだだだだだだっ!!」


「誰の魂が図太いってぇ?」


「んぎぇぇぇええええっ!!!」



\ポキンッ☆/





 その後、私は首を真横に90度傾げながら解決策を練っていた。



「あのさ、折れたままで大丈夫なん?」


「大丈夫」


「あっそう」



 エビちゃんは姉貴は前世の体のままで過ごして欲しいと思ってる。

 姉貴はできれば今世の体がいいと思ってる。


 私は別にどうでもいいけど、何故か解決策を考えさせられてる。



 さてと、どうしたもんかねぇ·····



「·····まぁ、ぶっちゃけ答えは出てるんだけど」


「えっ?そマ?」


「マジ、とりあえず体を切り替えられるようにしたいんだけど、方法が思いつかなくてさ·····」



 実はどうしようかは決めてたりする。


 姉貴は今と昔の体を切り替えて動けるようにしようという案で私の中ではほぼ確定していた。


 同時に存在できないなら片方ずつ存在させればいいっていう考えだねっ☆



「むむむ·····」


「まぁそりゃ難しいよねぇ、ゲームのキャラ切り替えみたいにポンって」


「あっできるよそれ」


「·····へっ?できるん?」


「うん」



 って悩んでたら姉貴がヒントをくれたお陰で一気に解決した。


 ゲーム風にしちゃえばいいじゃん。



 それにガイア様からは好き勝手やっていいって言われてるから、この程度だったら十分できるわ。



「いやー助かるよ、UIどうするかでめっちゃ悩んでたからさ?」

「·····私の体の切り替えシステムの構築に苦戦してたんじゃないん?」


「そっちは3秒で終わったよ、でもインターフェースをどうするかが難しくてさ?でも確かに姉貴の提案通りゲーム風だったら分かりやすいからそうするわ!ありがとね姉貴、·····ちなみに何のゲーム風がいいとかある?」


「·····」

\ぷちっ/


「ぢょまっ!?なんでブラのホック外したの!?あーもう最悪!私後ろで付けるの苦手なのにぃっ!!」


 私は服を一旦脱いでブラのホックを前で閉めると、くるりと回してつけ直した。

 背中側でつけようとすると絶対1段ズレて付いちゃうのよね·····


「体の切り替えがムズいんだと思って損したわ!出来るなら早く言ってよね!·····まぁソフィたんのビーチク拝めたからいいけどさ」


「目潰すよ?まぁいいや····· えーっと、姉貴、ちょっと魂引っこ抜くけどいい?」


「えっまた?」


「また」


「·····わかった、今ちょっと出るから待ってて」



 そう言うと姉貴は目を瞑り·····


\スポッ/


『っと、これでおk?』


「魂抜けるの慣れたな姉貴も、おっけ、出来るよ」



 姉貴は幽体離脱した。


 その隙を見て私は姉貴の今と昔の体にバージョンアップした創世魔法を掛けた。


 すると2つの体は一瞬で魔力に置換されて姿を消してしまった。



「これでおっけ、あとは姉貴の魂に結びつけて····· よしっ!姉貴、ちょーっと魂イジるよ」


『はいよー』



 だがまだ終わりでは無い。

 私は姉貴の魂に肉体データを結びつけ、好きな体を呼び出せるようにする設定を創世魔法で造り上げ、それを『ユニークスキル』という特殊スキルにまとめてしまった。



「姉貴、キャラ選択画面みたいなの見える?」


『見える見える、バッチリ見えるよん』


「じゃあそこから好きな方を選んでみて」


『あいよー、ちょいまち·····』



 数秒後、虚空に光が集まると1人の魔族の女性が出現した。



「おおっ、こりゃ便利だわ、すげぇ·····」


「そりゃ私謹製のユニークスキルですからっ!2つの体を切り替える程度なら朝飯前よっ!」


「マジ?ユニークスキルってそんな簡単に作れるもんだったん?」


「ユニークって個人用に創ったスキルだから言ってるだけで、チートスキルって意味じゃないからね」

「うむ、ワシは口が甘くなるような展開を見ると砂糖を吐くとかいう(ユニーク)なスキル持ってるし」


「·····えっ、あれもしかして私とフィーロ君の甘酸っぱい恋愛を見て砂糖吐いてたの?」

「えっ、もしやお主今頃気がついたのじゃ·····?」



「なるほど····· ちなみにこれ高速切り替えするとどうなるんだろ」


\スポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポ/


「ちょまっ、デバッグしないで!!?」

「いやーこういうの見るとついやりたくなっちゃうんよ、·····ちなみに某ゲームをぶっ壊して1週間メンテに追い込んだ、キャラ性能ミックスバグは私が見つけたのよん?」


「げ、げぇっ·····」



 姉貴は確かめるように今と昔の体をぽんぽん切り替えて使っ


\★ㇹポㇺん/


「あり?なんか変になった?ちょま、私今どうなってる?」


「·····ミックス状態?」



 ·····私もまだまだスキル創りは素人なのよね。


 だからこうして新旧の姉貴が合体して混ざりあった姉貴が出来ちゃうバグとかあるのよ。


 なんか、合体した姉貴は昔の体っぽさもあるんだけどひと目で私の姉貴って分かるくらいな、ちょうど中間な見た目をしてた。



「というかやべぇ、今と前の体の欠点だけなくなってんじゃん、こりゃ魔王超えて真の王、真王になっちゃったパターンキタコレ?」


「それは無いし今から治すわ」


「ちょいちょいちょいちょい、このままでいいから、割といい感じだから、致命的なエラーがあるなら仕方ないけどないならこのままで!」


「·····エラーも無いけど、それでいいの?」


「ぜんぜん!全くもって問題ないよ!」



「あっそう·····」



 という訳で、姉貴は私とはエビちゃんのどっちもの姉になれるようになったのだった。




名前:ソフィ・シュテイン

ひと言コメント

「べ、別に今の姉貴の方が良かったとかそういうのじゃないから」


名前:藤石・ホモカ(穂乃花)・ファゴサイトーシス

ひと言コメント

「全くも〜素直じゃないんだからっ、ソフィたんもエヴィリンを見習いなよ?」


名前:エビちゃん

ひと言コメント

「紛れもなく姉上なのじゃあ·····」


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