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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第六章 TS賢者は母になるっ!
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驚愕!宇宙人の秘密基地は実在した!!


【ナレーション】

 サークレット王国フシ盆地奥地のフシ町に地球侵略を目論む宇宙人達の調査基地は実在した!?



 その真偽を確かめるべく、我々ソフィ岡シュテイン。は、なかよし探検隊を率い·····ようとして誰も来なかったから一人で探検に来ていた!!



「よし、ざっとこんなもんでどうですか?」


「ざっとにしては上出来すぎるな、ヴァペハ式建築より早いじゃないか」


「ヴァペハ式建築ってなんですか?」


「·····すまない説明不足だったな、そうだな····· この星にもあるから大丈夫だと思うが、ケーキのクリームを絞るヤツあるだろ?アレでクリームで引いた線の上に何度も同じようにクリームの線を重ねると壁みたいになる·····っていえばわかるか?」



【ナレーション】

 宇宙人の秘密基地が存在するとの噂を聞きつけた我々”ソフィ岡シュテイン。探検隊”は、フシ町の北東の片隅にある土地へとやって来ていたッ!!


 そこで探検隊は驚愕の光景を目にするッ!!



「なるほど、3Dプリンタ建築の事かな」


「そっちの3Dプリンタ建築はどういう意味なんだ?」


「あー、たぶん同じだと思いますよ、こういう感じでうぃーんってやってくとできるヤツですね」


「なるほど、この星だとそう呼んでるのか」


「いや私だけですよ、たぶん」



【ナレーション】

 そこにはとてもではないが綺麗とは言えないボロ家に近い家しか立ち並んでいないが、その中の一軒は明らかに新築とわかる綺麗さを保ち、なおかつ小さい家ばかりのこの区画では最大級の大きさを誇る怪しげな建物があったのだ!



 我々は真相を解明すべく·····




 ってあれ?ナレーションと私のやってる事ズレてない?

 ·····まぁいいや、ソフィ岡シュテイン。探検隊ネタ飽きてきたし普通にナレーションしよ。



「そうか····· いやしかし、凄いなコレは····· この規模でこの完成度の建築を一瞬で終わらせてしまうとは·····」


「まぁそれが世界を創る魔法、創世魔法ですから」



 私は間違ったテンションを直して、ちゃんと解説し始めた。


 今やっているのは、宇宙生命体連合の調査団の地上調査隊の拠点を建築して隊長さんと何人かを案内している所だ。

 ちなみに建築にかかった時間はわずか15分程度というとんでもない速度で、しかも耐震性や防寒設備もバッチリ整った物を一瞬で完成させてしまった。

 それを可能にしたのが私の創世魔法で、魔力でアカシックレコードで事前に作っておいた家をまるごと構築してしまったからこそできる荒業なのだ。



「それじゃ中へどうぞー、5名様ごあんな~い」


「おぉ····· 内装はこの星の標準的な一般家庭レベルか·····」

「カモフラージュには最適ですね、ただ機器などはどこに隠しましょう、それとお菓子棚は何処ですか、大容量でないと非常に困ります」

「落ち着く香りだ·····」

「な、内装まで作れてしまうのか、凄すぎる!」

「居住する分には何の問題もありませんね、·····食材などは後で買いに行く必要はありそうですが」


「あーそうですね、ここはカモフラージュしてるエリアなんですよ、そこの階段横の収納棚がエレベーターになってて地下にそういうの専用の部屋がありますよ、ちなみに入るにはこれをこうしてこうやってこうすると····· こんな感じで収納スペースがそのまま降りてエレベーターになりますよ」


「·····男心わかってるじゃないか、男は一度はこういうのに憧れるからなぁ」


「ソフィさんは女性ですよ」


「んふふ、男心がわかる乙女なんですよ私は」



 この基地には秘密があって、実は地下に結構広めな昭和な宇宙人の基地らしいデザインの部屋が存在しているのだ。

 そこに観測機器とかを置いて宇宙との交信なんかはここでやったりできるし、ついでに頼まれていたアンテナなんかは外に針葉樹に偽装した形で設置してあったりと男心をくすぐりまくるデザインになっているのだ!!


「·····ちなみに、だ」

「なんですか?」


「自爆機能は?」

「様式美ですから」


「流石だ·····」


「何が流石です、そんな危険な機能は早く撤去してください」


「·····はーい」

「残念だ·····」


 ·····まぁ無駄な機能(自爆機能)もあるし、普通に階段も設置してあるんだけどね。



「とりあえずこんな感じで大丈夫でした?」


「全然大丈夫だ、ただ·····」


「ただ?」


「居心地が良すぎるな、交代制にしようと思っていたが住み着いてしまうなこれは·····」


「じゃあ問題ないですね」


「いや死活問題だ、あの宇宙船は居住区は広いが快適さが低い上に無機質で飽きやすいんだ、だがここは快適さが非常に高い、もし来てしまったらもう戻れないだろうな」


「·····いや私に言われても」



 流石の私でも今回は解決策は思いつかなかった。


 まぁ、うん、あとで観葉植物とか畳でもプレゼントしよっかな。



「そういえば、月面基地は問題とか起きてないですか?」


「あぁ全然問題ないな、何から何まで助かっている」


「いえいえ、あと2年しないくらいで元サイトーシス星の住人たちが来るので整備してたんでそのついでですよ」


「だがそのお陰で我々は非常に助かっている、それにもう保存食も食べなくて済むからな、士気も上がってきて調査速度が予想より早くなっているぞ」


「そりゃよかったです、あっ料理はお口に合いました?」


「大丈夫です、この星で一般的に食されている物であれば我々が食べても問題ありません、なので私もよあやく本物の糖分を補給出来ます、·····ただ一部の星人には酸素量が多すぎるので滞在には向いていないかもしれないことくらいでしょう」

「久しぶりに食べる保存食以外の物は美味しいからなぁ····· 久しぶりに料理でも頑張るか、キッチンもあるみたいだしな」


「おいこっち来てみろよ!寝台すごいぞ!もう腰痛とはおさらばだ!」



 どうやら調査隊の宇宙人の皆さんも気に入ってくれたみたいで安心した。


 あとは特にやる事は無いかな?

 まぁしいて言えば地上の調査が本格的に始まるらしいからその手伝いをちょいちょいやったりする程度か、必要な物を集めてきて納品するくらいだろう。


 ちなみに届けた商品とかこういう建築の報酬は宇宙共通の通貨で払ってくれるらしくて、今は現金が足りないから仮想通貨的なので私の口座を作ってそこに振り込んでくれているそうだ。


 この通貨があれば他の星の物を買う時に役に立ったり、他にも色々使えるんだとか。


 あと私の存在は既に宇宙生命体連合のお偉いさんにも知られているようで、超規格外の存在、恒星破壊兵器級魔物の『レディクルスさん』と同じレベルの扱いを受けているそうだ。

 つまり下手に手を出さないように言われているとんでもなくヤベェ奴って事だ。


 まぁでも私からの親書で『今後ともご贔屓に、なんかあったら手伝いますよ?』って送ったから、調査の手伝いをしてもOKになったんだけどね。



「あっそうだ、何か足りない物とかあr」

「お菓子が足りません、糖分が不足しています、迅速に大量に用意してください」


「アッハイ·····」


「確かにそろそろ応急糖分補給薬に飽きてきたのはわかるが、程々にしておけよ?」


「まぁいいですけど····· というか自分たちで買って来たらどうです?もう街にも行けるんですし、お金もそこの金庫の中にとりあえず500万円くらい入れてるんで自由に使っ」


「隊長、私はこれから買い物へ行ってまいります、では」

\ドヒューンッ!!/

「ちょま!ぎゃんっ!!!」



 入り口近くに立っていた私は糖分不足になった研究者っぽい白衣のお姉さんに吹き飛ばされ、竜巻のごとくグルグル周り目を回しながら倒れてしまった。


 そして、宇宙人を一人フシ町に逃がしてしまったのだった。



 ·····あれ?


 これ地味にヤバくない?




名前:ソフィ・シュテイン

ひと言コメント

「ヤバい、早く追わないと!でも目が回っ\どがぁん!/いっっっっつっっっっ!!?!?(足がもつれて壁に激突した)」


名前:ルッダー

ひと言コメント

「まずい事になったぞ、彼女を野放しにしたらヤバい事になるっ!!この星から糖分が消え去るぞ!!皆、追うぞ!!」

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