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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第六章 TS賢者は母になるっ!
619/662

大大大大大大大事件発生っ!?


【建国1230年2月14日】



「?~ょしでいくにみ読、~よてめやはのるす転反をフリセの私、カニェフらこらこ、ははあ」


『あぅ~♪』


「·····ソフィちゃん、セリフじゃなくて色相まで反転してるけど大丈夫?」


「☆っねどけい悪ち持気ててし転反でま色の色景!夫丈大」


「見てるワシらも気持ち悪いんじゃがのぅ····· とっととやめてほしいのじゃ」

「わかるー、なんとかなんないの?」

「見てると売り上げ落ちそうな見た目してる·····」

「私も、マネしたくない·····」



 うーん、大不評っ!!


 いやね?今日もフェニカの反転能力を試してて、今は私だけに色相の反転と喋る言葉の反転を掛けてみてるんだよね。

 そしたら色がキモい事になっちゃってさ、みんなから不評なのよ·····


 仕方ない、元に戻っ



\ズドドドドドドッ!/


\ドガッ!/\バキッ!/\ドゴォッ!!/



\バァンッ!!/



「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!たたたたたたたったたたたったたっったたったたたたいい、たいった、ったいへ、たいへんよっ!!!」


「てて慌になんそんゃちラグ?のたしうど」

「グラちゃん!フェニカがぐずっちゃうから大声出さないでよ!」

「あれ?何持ってるの?」

「グラちゃんおかえり~」

「うるさいのぅ····· フロウがここにおったら泣いておったのじゃ」

「ん、なにごと?」

「大声····· うるさい·····」



 戻ろうとしたら廊下の方から物凄い物音が聞こえてきて、クロベ街に帰っていたはずのグラちゃんが令嬢にあるまじきドアの開け方····· ドアを蹴り飛ばしてブチ開けてリビングに入ってきた。

 彼女の額には大粒の汗が浮かびまくり、息も絶え絶えで、めっちゃ狼狽えながら何かを抱えていた。



「あ、赤ちゃんが、できちゃったのよ·····」


『『·····はぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああっ!!!????』』

「????!!!っあああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁは·····」



『おぎゃぁぁぁああああああああああっ!!!』

『ほにゃぁぁぁあああ!!ほにゃぁぁぁああああああっ!!!』



 ディメンションルームのリビングに、なかよし組の驚く声と、私のひっくり返った驚く声と、びっくりした私の娘のフェニカと、フロウではない赤ちゃんの泣き声が響き渡った。





「?んゃちラグのなとこういうど?で」


「·····ソフィは何を言ってるのかしら?というかその色どうしたのよ」


「?!どけだんるてい聞てっ?事ういうどてったきでがんゃち赤」

「·····ソフィちゃん、反転しっぱなしだよ」


「!たっだうそっあ」



 焦り過ぎてて戻すのすっかり忘れてたわ·····


 反転解除っ!!



「どう?戻った?」

「色もちゃんと元に戻ったよ」


「んじゃ改めて聞くけど、赤ちゃんができたってどういう事? 弟か妹が産まれたって事?」


「違うわよ、·····多分」


「·····よくわかんないから説明して」



 いくら天才で秀才で才色兼備な私でもこの状況を理解することはできず、とりあえず現状を一番よく知っていそうなグラちゃんに聞くことにした。


 そして、彼女の口から衝撃的な事実が語られた。



「言うのは恥ずかしいのだけれど、言うしかないわよね····· その、昨日、初めて····· 処女を卒業したのよ·····」


「おおおおおおおおっ!!?·····ん?でも当たっても産まれるのって280日後じゃないっけ?」


「·····その、間違えちゃったのよ」


「ドユコト?」



 どうやらグラちゃんとウェイザ君はグラちゃんの誕生日についに肉体関係を築いてしまったようだ。


 2人で誕生日にディナー行くって言ってたからいつものお祝いは昼にしたんだけど、たぶんディナーの後盛り上がってそのまま·····って感じかな?


 いやぁめでたいねぇ·····


 でもなんでいきなり赤ちゃんが産まれてるのか意味が分かんないんだけど?

 いや1夜の過ちだったのは間違いじゃないだろうけどさ、避妊くらいはしておいた方が良かったんじゃないの?



「とっ、とりあえずこの子をシルキーに預けてもいいかしら?」


「いいけど····· アキさーん!」


「お呼びでしょっ····· ·····??」


「あー、何も言わないで、あとで報告するから一旦預かってくれない?」


「·····はい、わかりました?」



 えぇ····· あの百戦錬磨のアキさんでさえ困惑してるよ·····


 とりあえず私のアカシックレコードも爆発寸前だからどうして生まれたのかさっさと聞こう。



「んで?どゆこと?」


「これを見てほしいのよ」


「なになに?·····子孫作成?」



 グラちゃんは私の所に来ると、ダンジョン管理メニューのホログラムウィンドウを見せてきた。

 そこには『子孫作成』という謎のメニューが表示されており、色々なデータ入力欄などが写っていた。


 卵子、精子、子供の年齢、性別、特徴、魂の選択、成長後の外見、スキル、魔力量、適正魔力、種族、権限、その他色々·····?


 ま、まさか·····



「·····こ、これって」


「·····本当は魔物の交配システムらしいのよ、でも今朝起きて色々確認していたら、ここに私とウェイザも登録出来る事に気が付いて、2人で将来産まれてくる子がどんな子がいいかステータスを弄りながら話をしてたのよ····· そして全データを入力して、キャンセルを押そうとしたら間違えて実行を押しちゃって·····」


「··········えっ?って事はマジでグラちゃんとウェイザ君の赤ちゃんなの?」


「そうよ····· しかも理想の赤ちゃんが生まれちゃったわ·····」



『『·····えええええええええええええええええええええええええええええっ!!!!!!???』』



 どうやら彼女の誕生日プレゼントは、我が子だったようだ。


 ·····ミスって産み出しちゃったみたいだけど。





 その後、赤ちゃんを預けたグラちゃんに一旦お茶を飲ませたりして落ち着かせ、さらに細かい事も聞き始めた。



「まず私から、性別は?」


「男の子よ、そこはデフォルトのままだったのよ·····」


「なるほど····· ちょっと待って色々見せて」


「いいわよ、とりあえず出来る限り高ステータスにして、でもバランス良く割り振ったのよ、どうかしら?」

「そこはまぁご自由に····· 私が気になってんのはこっち、魂よ」



 グラちゃんに出来る子供のためにガイア様が魂を作ってくれてたんだけど、妊娠という過程をすっ飛ばしたグラちゃんの子供にはどんな魂が入ってるか分からない状態になってる·····はず。


 だからウィンドウから選択した魂を確認·····


「·····ん?例の魂がもう入ってる?あーなるほど、そこら辺は抜かりなしって事ね、ごめんありがと」


「いいわよ別に、魂については聞いてたからちゃんと選んどいたわ」

「おっけーナイス!!」


 どうやらこんな事もあろうかと、ガイア様が既に自動的に選ばれるように仕組んでくれてたみたいだ。

 あの人、私生活とかが破滅的なだけで仕事はちゃんとやるのよね、たまに·····よくサボるけど。


「で、次は誰」

「つぎワタシ!名前は!?」


「決めてないわ、というか決まってる訳ないでしょ·····」



 まぁそりゃそうだよねぇ·····


 私だってフェニカって決まるまで1ヶ月くらいずっと悩んでたし、エビちゃんも同じくらい悩んでたみたいだからそう簡単には決まらないわよね。



「だよねー」

「つぎわたしー!!先越されちゃって悔しいっ!」


「それはウナの感想でしょう?質問しなさいよ·····」


「じゃあワシじゃな、校長····· サトミや両親には説明したのじゃ?お主の先祖じゃろ?」


「両親には連絡したわよ、状況を整理すると言って追い出されたわ····· お姉様にもメールは送ったわ」


「なるほどのぅ·····」


\シュンッ!/

『グラ!どういう事よ!?』


「っと、本人が来たようじゃの、校長!こっちなのじゃ!」


「グラ、説明しなさい」



 おっと噂をすればご本人の登場だ。

 それにしても、状況がめっちゃ動くなぁ·····


 この後は同じような説明を校長先生にもしたのでカット。





 そんで1時間後、なぜかリリアとレミアも来て話を聞いて、おおよその状況はつかめた。



「·····状況はわかったわ、丁度学校も休みだったからあの子たちへの説明は私に任せなさい」


「あの子たち?·····父と母かしら?お願いいたしますわ、お姉様」


「にしても、ダンジョンって本当に規格外の存在ね····· そうだ、母乳は出るのかしら?」


「体に変化は何もないから出ないと思うわ、·····ど、どうしましょう、あの子は何を食べれば·····」


「はい狼狽えないで、丁度ここに母乳が出せる2人が居るでしょ?だから大丈夫っ!ねっエビちゃん」

「うむ、ワシらは家族みたいなモノじゃしのぅ、おい校長よ、グラの子は飯の問題もあるし特殊な生まれ方をした存在じゃから離乳食が食べられるようになるまでは基本的にこっちで育てるのじゃ、その旨を伝えてくれなのじゃ」


「·····わかったわ、そこら辺は上手くやるわ、任せなさい」



 グラちゃんに突然赤ちゃんが出来て私たちは全員困惑しまくったが、状況を掴めてきたら途端に落ち着いて彼女の子育てを最大限サポートする為に動き始めた。


 そう私たちは大親友で同級生でほぼ幼馴染の『なかよし組』なのだから、友達が困っているなら全力で手伝うのだっ!



「助かるわ、お姉様、みんなも私のために色々考えてくれて本当にありがとう····· 感謝するわ」


「んふふ、任せてよっ!グラちゃんもまだお母さんになった自覚は無いだろうし、みんなの子供みたいに全員で育てようよ!そんでグラちゃんも段々母親としての自覚をつけて行ってね!ねっみんな!」


『『おーっ!』』


「みんな·····」



 私たちみんなでグラちゃんの子育てをしよう!って事になり、私たちの親切心を感じでグラちゃんは涙ぐんで·····



「この子は私の子よ!みんなの子じゃないわよっ!」



\ズッテーンッ!/



 この期に及んでプライドが邪魔した事を言ったグラちゃんに私たちは大阪の漫才かってくらい見事に全員ズッコケた。



名前:ソフィ・シュテイン

ひと言コメント

「いやービックリだわぁ····· まさかウナちゃんより先にグラちゃんに子供ができるなんて誰も思わないでしょ····· まぁ何にせよ、グラちゃんの赤ちゃんはみんなで育てようねっ!」


名前:グラシアル・ド・ウィザール

子供:男1人(名前未定)

ひと言コメント

「私もイマイチ····· というか全く状況が掴めてないのよ····· でも頑張って育てるわ!」


名前:なかよし組

ひと言コメント

アルム

「まぁ何はともあれおめでとうグラちゃん!」


フィーロ

「そういえばグラちゃんもコッチ側の人だったなぁ····· うん、本当に何でもアリなんだなぁ·····」


ウナちゃん

「むー、わたしの方が先だと思ったんだけどなぁ·····」


エビちゃん

「ふっ、既に子育てに慣れ始めたワシならば2人養う程度楽勝なのじゃ!(※3日後疲れてぶっ倒れます)おいなんじゃこの注釈はっ!ワシは倒れぬのじゃぁぁああっ!!」


ミカちゃん

「ん、おしあわせに」


リリア

「イマイチよく分かんねぇけど良かったな!」


レミア

「あの、私、ケガの予後確認に来ただけなんですぅ····· なんか巻き込まれちゃいましたぁ·····」


アヤメ

「赤ちゃん、また増えた·····」



名前:加藤 郷美

ひと言コメント

「はぁ····· 説明がクソめんどくさいわね····· でも仕方ないわね、頑張ろうかしら」



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