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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第五章 TS賢者は妻になるっ!
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神々の世界へようこそっ!


 神の世界こと四次元世界へと続くゲートを抜けると、そこには神の世界の景色が広がっていた。



「とうちゃーく!ここが神の世界だよ!っていってもここは私の領域なんだけどね☆ んで、どう?神の世界へ来た感想は」


「·····く」


「く?」


「くっさ!!何じゃこれは!死ぬほどマジで臭いのじゃ!」


「え?·····やべっ!この前ご飯中に呼び出されて食べ損ねたかに玉天津飯そのままだった!?やば、結構前のじゃん、うげぇっ!くっさ!!」



 ·····しかし、私がお昼休憩中に食べてたかに玉天津飯が食べかけのまま放置されてて、思いっきり腐ってた。

 確か呼び出されたあと3次元世界で調べなきゃいけない事があったから、そのまま直帰したんだっけ·····


 そのせいで部屋の中が地獄みたいな香りが充満していた。



 いくら神の世界と言えど、食べ物を放置していたら腐ってしまうのだ。


 ここテストにでるからメモしといてね☆





「やぁやぁ、待ってたy····· くさっ」


「んもー!!しっかり消臭しましたよー!!」



 部屋から出てガイア様の元へとやってくると、部屋に入るなりガイア様に臭いとか失礼な事を言われてしまった。

 一応あのあと腐っててヤバいことになってた天津飯はカビや腐敗菌ごと崩壊魔法で分子単位まで崩壊させて、臭いも消臭魔法で部屋と私たちに掛けてしっかり消したはずなのに臭いって言われた。



「冗談冗談、でもちゃんと片付けはしなよ?」


「いつもはしてるんです!!今回は忘れてただけですー!!」


「まぁそれはいいとして、本題にはいろっか?」


「むぅ····· 私臭くないのに·····」

「ワシも臭くないはずなのじゃ!」


「·····臭いの件に関してはもう無視するね」

「お前が始めた物語だろ!」


「無視するね!!おほん、今日2人を呼んだのは何個か理由があるんだ、ちゃんと聞いてくれる?」



「いいですけど、変な事だったら鼻の中に消臭ビーズ詰め込みますよ?」

「ワシはやたら香りがクソ強いトイレの芳香剤を口に突っ込んでやるのじゃ」


「·····キミたちさ、一応新米の神様なのに最上級の神様に向けて割とエグい事しようとするよね?」


「上司とて無礼を働いたら鼻に消臭ビーズが詰められるんですよ」

「うむ、今のご時世、部下は大切にするべきなのじゃ、大切にしない上司は芳香剤でも飲んでろなのじゃ」


「あーこりゃ臭いって言われたの相当根にもってるなぁ·····」



 そう、めっちゃ根に持ってる。

 温情で無香タイプにしてやるからとっとと謝れ。



「へいへい、というか無香でも香りありでも消臭ビーズを鼻に詰めるのやめて?あと話が進まないからそろそろいい?結構マジな話なんだけど?」


「「ちっ·····」」


「やっぱりちょっと一回教育した方がいいかなこの2人·····」


「もういいんで、何の用ですか?大体察してますけど·····」


「よし許さr\\許して無い//·····許したって事で話すけど、まずは2人とも、ご懐妊おめでとう」



 押し切られてしまったけど、ガイア様は私たちが妊娠したことを祝福してくれた。


 ·····やっぱりそっち関係か。



「いやー、2人が転生した時から見守ってたけど、男だった2人がこうして母になるなんて、なんか感慨深いねぇ」


「エビちゃんはともかく私は突然性転換させられてめっちゃ怨みましたけどね」


「ぎくっ、い、いやー、それは~」


「はぁ····· 結果的に良かったしもう許してるんでいいですけど·····」


「んはは····· まぁ話を戻して、どう?母親になった感想は」


「まだ2日目ですよ?自覚あるわけないじゃないですか」

「ワシは多少はあるが、まだピンと来ておらぬのぅ·····」


 自覚ねぇ·····

 私もエビちゃんくらいになるまでおなかが大きくなったら自覚とか母性本能が開花するのかなぁ·····



「まぁそんなもんだと思ってたよ、本題はここからだけど····· 2人は妊娠したから私の力を使っても男に戻す事はできなくなったけど、それはもう承知の上って事でいいんだよね?」


「いいですよ、まぁ私は分体を変形させたら戻れますけど、今更戻る気ないですし」

「ワシもなのじゃ、この体の方が馴染んでおるからのぅ」



 最近はフィーロ君と雌雄逆転して·····とかやってるけど、私はソフィ・シュテインという女性というのはもう変わらない事実だ。

 それに、今更男になって人生を歩むつもりなんて一切ない。



「ふふふ、結果的に良ければすべてよしって事で、2人に些細なプレゼントを用意してあげたよ」


「「おっ!!?」」



 話が急に切り替わって驚いたけど、ガイア様がなんとプレゼントを用意してくれたようだ。



「あのドケチでボーナスどころか自分主催の飲み会の代金すらも出すの渋って割り勘にしようとしてくるあのガイア様が!?」

「なんじゃこやつ····· ドケチってレベル超えてて聞いてて情けないのじゃ·····」


「倹約家なんですぅー!!·····さてと、まず一つ目はもう渡してあるよ」


「え?」

「·····お祝いの言葉とかじゃないじゃろうな?」


「違う違う、2人とも強い子が欲しいって思ってたからかなえてあげたよ」


「説明プリーズ」

「説明しろなのじゃ」



 その後、ガイア様が説明をしてくれた。


 どうやら一つ目のプレゼントは『神の世界に来ること』だったそうだ。

 その理由なんだけど、私たちは一応肉体が四次元世界に対応して耐えられるようになったモノ、つまり神の肉体になっているそうなんだけど、お腹の子は四次元の存在じゃなくて普通の3次元~4次元にちょっと近い程度の3次元の存在なのだそうだ。


 でも母親の肉体に守られた状態で神界、四次元世界に来ることで神属性魔力や四次元世界への耐性を獲得できるからほぼ確実に世界の理に干渉する能力『ユニークスキル』を獲得できたりするらしい。



 ちなみにイデアに関しては私が神属性魔力のある魔力の実をお母さんに食べさせ過ぎてユニークスキルが開花してしまったとの事。


 更に、成長途中でここに居たりお腹の子に神属性魔力を分け与えてあげる事で肉体も神に近くなって相当強くなるらしい。



「これが一つ目のプレゼントね?どう?神様は人間とかに贈り物はあんまり自由にはできないんだけど、これなら私が渡したわけじゃないからセーフなのよね、結構名案じゃない?天才じゃない?」


「天才かどうかは置いといて、めっちゃありがたいです」

「うむ、我が子が健康に強く育つというのは大事じゃからな、そこは感謝するのじゃ」


「天才って言ってくれてもいいのに~、まぁいいや、二つ目はソフィちゃんは察してるみたいだね」


「あー、やっぱりその時期ですよね、なんとなく察してましたよ」


「なんじゃ、お主はわかっておったのか?」


「うん、だって私も経験したし·····」



 エビちゃんは今は妊娠13週目で、出産まで残り6ヶ月くらいになった時期だ。


 胎児はこの時期なると大きな変化が訪れるようになるのだ。



「説明するね、三次元世界····· エヴィリンちゃん達が居る世界の全ての生命体は『魂』が入って初めて生命体として活動が可能になるの、たとえ微生物でも巨大なドラゴンでも人間でも、等しく魂がはいっているんだ」


「それは知っておる、一度死んだときに魂の存在を感じたことはあるからのぅ」


「その魂が、人間の場合だと胎児に宿るのが大体この時期なんだよ」



 そう、胎児が一個体として認められるようになるのはこの時期、妊娠から4ヶ月経ったあたりなのだ。


 というのも、4ヶ月経つとようやく生命体に必要な器官をすべて作り終わり、魂の容器も完成して魂を受け入れられるようになるのだ。

 そして完成した魂の器から信号が出て四次元世界から魂が訪れ、大体1ヶ月ほどかけて魂と魂の器、そして肉体との共鳴を行い、ようやく母親の臓器の一部から別の生命へと独立し始められる·····という仕組みだ。


 まぁ臍の緒は産まれるまでは繋がってるから出産までは臓器の一部とも捉えれるけどね。



 ちなみに、私も転生後に意識が戻ったのは産まれる5ヶ月くらい前の事だったから、大体この時期じゃないかな~って予測してたって訳だ。



 んで、たぶんガイア様は·····



「ここに魂が3個あるでしょ? 特別に好きなの選んでいいよ」


「ふむ····· つまりポ〇モンじゃな?」


「まぁそれっぽくなっちゃったけど、ここにある魂は特殊でかなり強力な魂だからそんじょそこらの自動で宿る魂とは格が違う、いわばSSRとかURとかLRクラスの魂だよ」


「ほう!!URやLRとはなんとも甘美な響きなのじゃ!本当に選んでよいのか?」



 妊娠して魂を宿せるくらいにまで成長したエビちゃんの赤ちゃんに、母であるエビちゃんに性能がいい魂を選ばせてあげるだろうと思ってた。


 しかもプレゼントと言って出してきた三つの魂は、たぶんガイア様が新造した新しいタイプの魂だとおもう。

 多分だけど、アレは私たち用に作った性能が尖ったちょっと特殊な新型の魂だと思う。



 ·····私とウナちゃんとグラちゃんは元から実験用に作られた特殊な個体だから、妊娠したらまた新型の魂の実験台にされるんじゃないかなって思ってたけど案の定その通りだった。


 そんで、いま目の前にある3つの魂がそれなのだろう。


 ってちょいまち?



「·····それ、エビちゃんが一個取っちゃったら誰かひとり足りなくなりますよね?」


「てへぺろ☆ ってのは嘘で、ソフィちゃんのはそもそも作ってないよん」


「はぁ!?」


「自分で作りなよ、だって特殊魂魄取扱免許持ってるでしょ?それがあれば自分で魂だって作れるしスペックモリモリにできるよ?ついでに魂の製造の練習にもなるし?」


「·····なるほど」



 よく考えたら私、神様だったし、魂の製造が可能となる『特殊魂魄取扱免許』も神に覚醒した時に自動的に取得してるんだったわ。

 しかも前にちゃんと講習受けて改めて取得したから問題なく扱えるしさ。



 まとめると、一応こう見えて魂を創ったりできるくらいの能力はあるし、その日が来るまでに超ハイスペックな魂を創ってしまえるのだ。



「って事で、今日魂をあげるのはこの子だけになるけどいいよね?まぁそもそもソフィちゃんの赤ちゃんはまだ魂を入れるには早いしさ?」


「いいですよ!」


「やったのじゃ!ワシ、確定ガチャ大好きなのじゃー!!」



 ちなみにエビちゃんはああ見えて割と重課金税で廃人だ。


 日本円は最近ではこっちのお金と両替して渡すようにしてるんだけど、エビちゃんはよく課金しててお金がないとか嘆いてるのだ。


 ·····課金しすぎないように制限はしてるけど。


 最近は刀剣を擬人化したイケメンゲームにドはまりしてて、本物の日本刀が欲しいって言ってきてうるさいのよね。

 まぁ、今度作ってあげるけどさ·····



「エビちゃん、甘い話には気を付けた方がいいよ、この女神信用ならないから」


「ひどい!裏表がないって言われてるこの私になんてこと言うんだぁ!!」


「·····裏表なく信用ならないんですよ、だって私以外の候補の件黙ってましたよね?」


「··········」


「あっ黙りやがったこんにゃろ·····」


「ま、まぁ、魂はちゃんと高スペックで実験的に導入した新機能があるから好きなの選んでよ、魔神に神化したお祝いと妊娠祝いも両方兼ねてあるからさ?」


「ふむ····· じっくり考えるとしよう」


「あっ私も見ていいですか?」


「いいよん、見てきな~」



 って事で、私は変なのが混ざってないか確認しに3つの魂の元へと向かった。



名前:ソフィ・シュテイン

ひと言コメント

「私はイケメンゲームってちょっと苦手なのよね····· 今世になっても女の子になっても美少女ゲームの方が好きかな」


名前:エビちゃん

ひと言コメント

「おい誰じゃ今『お前は審神者(さにわ)じゃなくて難波(ナニワ)だろ』って言ったのは!!あんまりナメた口きいておると鼻の穴から消臭ビーズ突っ込んでガタガタ言わせてやるのじゃ!!」


名前:ガイア

ひと言コメント

「私でぇ~す??あっちょ!待ってまじでやる気なの!?死ぬ、死ぬ―――――!!!!悪かった、私が悪かったからぁ!!!\ちゅぽんっ♡/ぼげふっ!?は、鼻が····· ふんっ!ふんっぬっ!·····出てこないわ、てかこの子やっぱりアイツと同じ魔神なんだなぁ····· 相変わらず狂暴なヤツめ····· ふんんんんんっ!\ンㇴポンッ☆/あっ1個でた」


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