私は平穏なテスクチャが好き
「うん、大丈夫、·····ん?うん、しっかり家は守ってるし、犯人は警備隊に引き渡したよ、まぁちょっと汚れたけど掃除したから大丈夫」
『そうか····· 色々心配だがソフィに任せるぞ、でも本当に大丈夫なのか?』
「大丈夫、いま組織諸共潰してるから」
「く、クソッ!お前らあのガキを殺せ!10人がかりならSランク冒険者と言えどもガキ相手なら殺せるだろ!!」
『『応!』』
「邪魔、あー違う違う、今ちょっとお取込み中でさ?ふんっ!そうそう、ちょうどいま犯罪組織の本部に乗り込んでボスをボッコボコにしてるとこ」
『·····ソフィ、どういうタイミングで電話してきてるんだよ』
「まぁ確かにタイミング最悪かな?最悪のモーニングコールでごめんね☆ おっと危ない、でりゃ!っとと、まぁ思ったよりもかなりヤバい組織だったから国とお爺ちゃん達が対応してくれるみたいだから、お父さんは気にしなくていいよ、うん、じゃあ切るね、またねお父さん」
プツッ
「·····さてと、トイレは済ませた?歯は磨いた?神様にお祈りは?天国に行けず地獄に落ちる道を震えながら堕ちる覚悟の準備は出来た?」
「くそ、なんて強さだっ!·····ッそうだ!取引しよう!俺たちの味方になりゃ色々優遇してやる!どうだ!?」
「んー、私、別にそういうの要らないんだよね、この世界なら私は自由になれる、人を殺さないで生きる事だって、絶望しなくたって、悲しまなくたって、一人で生きなくたって、苦しまなくたって良い····· みんなで笑えて、意味もなく生きれて、好きに生きれる、そんな自由な世界が····· そんな”テクスチャ”で覆われたこの世界が私は好きなの」
「何が言いたい」
「お前は”テクスチャ”に不要」
◇
「·····はい、オッケーです、主犯格は捕まえました、場所は王都湾のあたりです、はい、そのままで大丈夫です」
\バタァンッ!!!/
「王宮騎士団だ!早くお縄につけ!私は眠いのだ!」
「団長、本音が漏れてます」
「エルフは夜はしっかり眠る派の者が多いのだ、さっさと終わらせるぞ!」
『『了解!』』
「ソフィ殿、久しぶりだな····· 貴女は本当に天災のようだな」
「天才だなんてそんなぁ、恥ずかしいですよ~」
「·····何か違う意味に捉えてないか?」
「ん?えっ?」
·····いや、別に天才で間違いないんじゃない?
だってたった一人で300人くらい居て船に誘拐された人を乗せて集めたり輸送してた犯罪組織を壊滅させた程度だよ?
一応捕まってた人は全員完治させたうえで解放済みだし、トップや幹部から下っ端に至るまで平等に死ぬか死なないかのデッドラインを強制反復横跳びさせてる状態にしてあげてるんだもん、天才しかないでしょ。
うん、やっぱり私は天才だ。
「んじゃ後は任せていいですか?」
「あぁ、任せてくれ、でもまさか王都の近くにこの組織の本部があったとはな····· ドラゴンは足元が見えないとはまさにこの事だな·····」
「しっかりしてくださいよー、そんじゃ私は家に帰りますねー」
「あぁ、また何かあったら言ってくれ、国の治安維持は我々の仕事だからな、あとクレイン中尉によろしくと言っておいてくれ」
「ん?あっはーい」
という訳で、主犯格も実行犯もそいつらが所属している組織も全部潰して、証拠や会員名簿なんかも全部見つけて集めた私は、家へと帰って行ったのだった。
「·····やっぱりテクスチャを剥がした反動重いなぁ、ネタ極振りにしないと相殺できないや」
◇
その後は特に何も起こる事は無く、朝食を終えた10時くらいにクレイン中尉が来て事情聴取してきたくらいで私の望む平穏な生活が戻って来ていた。
『おねーちゃん、ひまー』
「ん?あっはーい、なにする?」
『みんなとゲームしたい!』
「了解、んじゃこっち来て」
『はぁーい!!』
どうやらイデアがみんなと遊びたいみたいなので、私はディメンションルームへのゲートを開いてイデアの影と本体を連れて皆の元へと向かって行った。
◇
ディメンションルームにやって来た後はみんなでゲームをやって遊んでいた。
「うんうん、そうそこ!そこでコマンドを入力して!」
『むりぃ!』
「·····ウナちゃん、流石にイデアに格ゲーのコマンドは厳しいと思うよ?」
「えー?そう?もっと難しいのあるけど·····」
カチャカチャカチャタァンカチャタァンッ!!
K.O.!!
「早っ、もうプロゲーマーじゃん·····」
「えっ?穂乃花お姉ちゃんと一緒にプロ大会に出た事あるよ?」
「マジかぁ·····」
『ウナおねーちゃんししょー!すごーい!!』
「えっへへんっ!教えてあげるよ!穂乃花お姉ちゃんの受け売りだけどね!」
そんで今はウナちゃんと一緒に格ゲーで遊んでいて、いつの間にか本物のプロゲーマーになっていたウナちゃんと対戦したりして遊んでいた。
「のぅソフィ」
「ん?はいはいどうしたの?」
「フライドポテトが食いたいのじゃが、お主が言っておった『龍丹』を掛けたヤツとか美味しそうなのじゃがどうじゃ?」
「あーいいかも、作ってくる」
その様子を微笑ましく見てたら、エビちゃんがフライドポテトが食べたいって言ってきたので作ってあげることにした。
◇
その後は業務用の冷凍フライドポテトを揚げまくって、ちょっと狂いながらも食べても影響が出ない程度まで味を薄めた龍丹の粉末を混ぜた塩を振りかけた黄金フライドポテトを作って戻ってきた。
するといつの間にか参加していたリリアを含むなかよし組のみんなが全員で対戦をしてて、その様子を見ながら脱落者と一緒にポップコーンを食べるみたいにポテトを食べていた。
「おいワシが弱いと言ったか?」
「言ってない」
「ワシは弱いんじゃないのじゃ、この芋が食いたくて早く負けたのじゃ」
「うへぇ負けちゃった····· というかエビちゃん、ウナちゃんを煽ってケンカ売って負けてたでしょ」
「お前はこれでも食ってろなのじゃ」
「もごっ!あっ美味しい」
·····エビちゃん、煽りゴリラで一番強いウナちゃんを煽ってたから手加減無しで一瞬でボッコボコにされてたんだよなぁ。
私と戦うといっつも煽り合いになって最終的にリアル大乱闘になるくらい煽りまくるし。
「煽るのも程々にね?」
「うるさいのじゃ、ワシはイライラしておるのじゃ!」
「あぁん?一戦やるk」
「うにゃあああああああああああああっ!!!?イデアちゃん強い!!?」
『えへへ!ウナおねーちゃんししょーのマネしてみた!』
「くっそー!負けないよ!!」
「·····流石私の妹だなぁ、ウナちゃん優しいから手加減してあげてるっぽいけど、それでも相当強いよアレ」
「そうね、メキメキ強くなってるわね」
「おぉグラも来たか、お主はそんなに強くならんよな」
「だってそこまで興味ないもの、付き合ってあげられるくらい程度にしかなってないわ」
「だねぇ····· まぁそれだけでも十分なんじゃない?」
「うぎゃあああああ!巻き込まれたー!!」
「わたしたちの戦いの漁夫の利を狙ってるからだよ!」
『えーっと、兎さん2匹を狙う何とかだよ!』
「二兎を追う者は一兎をも得ずだよー」
『そうそれー!』
「むむむん····· 負けちゃったぁ·····」
「ぎぇぇええええええええ!!アタシ隠れてたのにー!!」
「漁夫の利はリリアちゃんの方だった!まぁ邪魔だったから倒しちゃった!ごめんね!」
『ウナおねーちゃんよそ見はダメだよ!』
「あぶないっ!」
って話してたら二兎を狙ってたアルムちゃんと漁夫の利狙いのイデアが一瞬でボコボコにされてポテトを食べにやって来た。
「ウナちゃんはともかく、イデアちゃん産まれて1年も経ってないのに強いなぁ·····」
「それ分かるぜ、というか本当に同一人物なのか?確かに魔力とか髪の色も似てるけど、わかんねぇ·····」
「本人だよ、一応DNA解析とかやったけど本人だったし」
「あっそ」
「あーさてはどうでもいいな?」
「当たり前だろ?」
「ちっ·····私の可愛い妹をどうでもいいとはどういうことだぁー!!」
「友達の妹だけどアタシにはそんなに関係ねぇだろ!!」
「表出ろゴルァー!!」
「良いよでてやんよ!でもちょっと芋食うから待ってくれ」
「あっ私も食べるけど食べ終わったらケンカすっぞゴルァ!」
「むふふ····· ほーれ良い子じゃ、あぁ、ワシの子も産まれたらこうなるのかのぅ·····」
「きゃっきゃ!」
「エビちゃんが母性本能を爆発させてる·····」
「勝ったぁあああああああ!!イデアちゃん強いね!」
『ウナおねーちゃんししょーもつよかった!』
「パクパク行けるわね、太りそうね·····」
「わかる!また太っちゃう·····」
「アルムは太る場所が絶対私たちと違うわよね?」
「そう?」
「·····平和だなぁ」
「それわかるー」
あの騒動があった後とは思えなくらい、今日は平和になりそうだ。
·····リリアは後でボコす。
名前:ソフィ・シュテイン
ひと言コメント
「こういう平和な日々が繰り返す事が一番幸せなんだよねっ☆ ·····だからこの”テクスチャ”は私が守らなきゃいけないんだ」
名前:なかよし組+イデア
アルム
「ソフィちゃんのご飯、美味しいんだけど太っちゃうんだよね····· 最近は体重も胸も増え無くなって来たけど、それでもちょっと増えちゃうんだ····· しかもワタシ、運動してもなんでか知らないけど痩せないし·····」
フィーロ
「ソフィちゃんの家に誘拐犯が入ったって言ってたけど、大丈夫そうで安心したよ、あっ、このポテト病みつきになりそう·····」
グラちゃん
「·····本当にみんな肝が据わり過ぎよ、誘拐犯が入るって相当な事よ?」
ウナちゃん
「えっ?よくある事でしょ?」
エビちゃん
「流石は王族じゃな、あっソフィ、天空トマトのケチャップはあるか?アレ付けて食べたいのじゃ」
ミカちゃん
「·····一番最初にまけて、寝てた、ポテト食べ逃した」
『追加で揚げてくるよー』
「ん、やった、うれしい」
リリア
「けっ!誘拐されてりゃよかったのにな!!·····で、マジで大丈夫だったのか?大丈夫なんだな、いや心配してるとかじゃねぇからな!」




