ソフィ・シュテインのとある1日
朝6:30頃
「ん~っ!よく寝た·····」
「うぅ····· んん····· おはよう、そふぃちゃん·····」
「寝てていいよ、ご飯作ったら起こしに来るから」
「だいじょうぶ、僕もいく·····」
私の起床時間は大体毎朝6:30頃で、みんなの朝ご飯を作るためにみんなよりちょっと早く起きている。
そして一緒に寝ているフィーロ君は寝起きがあまり良くなくて、目が覚めてしばらくはボーッとしているんだけど、なぜかいつも私に合わせて起きてきてはご飯が完成してみんなが起きてくる7:30までリビングのソファでうたた寝をする習慣がついている。
そんでもって顔を洗ったり歯を磨いたりするので洗面所に行って、フィーロ君はそのままソファの方へ、私は着替えてキッチンに行くまでが毎朝のお約束だ。
·····まぁ、時々私も7:30以降まで寝ちゃうんだけど、そういう時は家事精霊のアキさんに朝ご飯は任せてフィーロ君と一緒にぐっすり寝る時もあるんだけどね。
◇
朝6:45頃
「ん~ふふっふふふ~ん♪ ふ~ふふっふっふっっふっふ~ん♪ ん~ふっふっふっふっふっふん~♪ んふふっふっ~♪」
朝の身支度も済んだ私は、お気に入りのキッチンで鼻歌を歌いながら7人分の朝ご飯を作っていた。
最近は私、フィーロ君、アルムちゃん、グラちゃん、ウナちゃん、エビちゃん、ミカちゃんの7人で、今は越冬のためにエルフの国に帰っているチェルと、実家があるリリアは除いている。
この2人が居る時は9人分の料理を作るからちょっと大変だけど、もうモーニングルーティーンになっているから何の苦もない。
·····女の子の日で体調が良くない時とかは苦になって、アキさん率いるシルキー軍団の朝の訓練で作ってる朝食を出して貰ったりするけどね。
んで私が鼻歌を歌ってる時は大体機嫌も寝起きも体調もいい時だから、今日は良い日になりそうだ。
「フィーロくーん、たべたいものあるー?」
「·····」
「寝てるかぁ、んじゃいつも通り····· 今日は洋食の甘いもの系かぁ、んじゃあパンとジャム·····いやフレンチトーストにフルーツを組み合わせて、なんとなくゆで卵でも作ろっかな、あとはちょいちょいなんか作ればOK!あとイデア用の朝ご飯を作って、母乳も作ってあげて~」
私の作る朝食はみんなが飽きないように工夫が凝らされてて、毎日違うメニューでローテーションを組んでいるのだ。
基本的に和食か洋食なんだけど、洋食の場合はしょっぱい物と甘い物を交互に出してて、和食は基本的に焼き魚定食に納豆や卵を追加したThe・朝食といったメニューだ。
今日は洋食の甘い物の日だったから、私はフレンチトーストを作る事にした。
◇
朝7:00頃
「ふぎゅぅぅぅぅう····· はぁ、おはようソフィ、いい香りね、今日のメニューは何かしら」
「あっおはようグラちゃん、相変わらず冷えてるけど大丈夫なの?」
「大丈夫よ、寒い方が好きなのよ私は」
この時間帯になるといつもグラちゃんが起きてくる。
·····まぁ最近はものぐさな性格が故に寝坊したりするんだけど、絶対に体が冷えてめっちゃ血色が悪い状態で出てくるのよね。
グラちゃんには寒さ無効という特殊な能力があって、極寒の冬空の雪原に全裸で飛び出して2時間くらい駆け回ってても平気だから、もう12月の後半というか、年末だというのに薄着でヒーターも付けずに寝てるから朝起きてくると酷い事になってるのだ。
「グラちゃんが平気でもお腹の子供には悪いよ?」
「あ、アイツとはそこまでの関係じゃないわよ!というか好きとかじゃないわよ!」
「·····そこまで言ってないんだけどなぁ、まぁちゃんと体を温めないともし妊娠した時とk」
「わかったわよ!説教はもういいわ、お風呂入ってくるわ!」
「へーい、半までに上がって来てねー」
「わかってるわよ!」
そんでグラちゃんがみんなより少し早く起きるのは、体を温めるため朝風呂をするためなのだ。
·····いっつもこんな感じだからいい加減そろそろヒーターを付けてほしいんだけどねぇ。
ま、いっか。
◇
朝7:30頃
「そんじゃいただきまーす」
『『いただきまーす』』
大体7時15分とかになるとみんなが起きてきて、というか起きてこない子は無理やり叩き起こしているから、半には皆がそろって朝ご飯を食べることになっている。
ちなみにエビちゃんは妊娠9週目で本格的に悪阻がつらい時期に入ったみたいでだいぶダルそうだけど、こっそり体調回復の魔法を掛けてあげて起こしてあげたり、寝坊助のミカちゃんはアイギス貫通のギャグハリセンの力でダイナミックに叩き起こして連れてくるのもここ最近の日課だ。
あとイデアに関しては、10歳くらいの年齢な影の方は普通に朝食を食べるし、更に赤ちゃんの本体の方は影が自分で自分に離乳食をあげたりミルクを飲ませたりして、エビちゃんとか私よりも赤ちゃんの扱いに慣れてるというなんか変な状況になってる。
未だに見ててなれないわ·····
「あっそうだ、エビちゃんお腹はどう?」
「むっふふ····· 触ってみるといいのじゃ!おっと冷えた手はダメじゃぞ?ワシと腹の中の子が驚いてしまうのじゃ、コタツでしっかり温めてから触るのじゃ!」
「いいの?一応手の暖かこれくらいだけど·····」
「これなら大丈夫なのじゃ!」
「やった、それじゃ失礼して·····」
私はお言葉に甘えてエビちゃんの下腹部を触らせてもらった。
「おー!だいぶ膨らんできてるじゃん!ちょっとふっくらしてきた?」
「そうなのじゃ!横から見たら多少はわかりやすいと思うのじゃ」
「あっホントだ!大きくなってる!」
「これまで以上に気を付けてね?」
「ここからどんどん大きくなるのよね·····」
「すごーい!!わたしにも触らせてー!!」
「ん、すごい」
『あかちゃん大きくなってるー!!』
「待つのじゃ、朝食の後好きなだけ·····まぁ程々にじゃが触っても良いのじゃ!」
「んじゃ早く食べてエビちゃんのお腹鑑賞会でもしよっか!」
『『はーい!』』
「·····んでエビちゃん」
「なんじゃ?」
「私が聞いたの、お腹の大きさじゃなくて体調なんだけど」
「·····それを早く言ってほしいのじゃ」
なんて談笑しながら朝ご飯を食べるのが私たちなかよし組の日課だ。
◇
10:00頃·····
この時間帯になると仕事があったりする人はいなくなって、ここに居るのは暇人だけになる。
基本的にアルムちゃんはお店で私のドッペルゲンガーと一緒に働いてて、フィーロ君は週3くらいで実家のお店でお手伝いをしてて、エビちゃんは最近は行ってない日の方が多いけどお兄ちゃんと一緒に町役場に手伝いをしに行ったりしてて居ない場合がある。
そんで家に在中してるのはグラちゃんとミカちゃんとウナちゃんで、グラちゃんはもうダンジョン研究もここ3ヶ月くらい全くやってないでダラダラしてたと思ったらクロベに行ってボーイフレンドのウェイザ君と青春しに行ってたりするし、ミカちゃんに至っては一日18時間は寝てる。
ナマケモノの獣人だっけこの2人·····
そんでウナちゃんなんだけど、ウナちゃんは基本的にソファでウナウナしてる。
·····んだけど、実は裏では分裂したウナちゃんの片割れが王城でちゃんとお姫様をやってるみたいで、その反動でこっちのウナちゃんがウナウナしているようなので文句が言えず放置してる感じだ。
·····私?
私は朝からご飯を作る片手間でアカシックレコードで世界の様子を見て異常が無いかを確認したりと神様の仕事はちゃんとこなしてるし、時々アルムちゃんのお店にヘルプに行ったり、魔道具の製造をしたり、冒険者の仕事をしたり、フィーロ君の実家のお店の手伝いにいったり、町政の手伝いに鉱山の仕事とか色々やってる何でも屋みたいな仕事をしてるのよ。
家に居る時もアカシックレコード搭載パソコンで仕事してたりするし·····
「グラちゃん、いい加減働いたら~?」
「嫌よ、蓄えも十分あるのよ?だったら働く必要は無いわ」
「·····優等生みたいな見た目して、私たちの中で一番ぐうたらなの知ったら彼氏くんに嫌われるよ?」
「か、彼氏じゃないわよ!!」
「そういって週1でデートしてイチャイチャしてるくせに?」
「うるさいわね、殴るわよ?」
「キャーコワーイ」
「·····」
「ちょ!マジで殴るのは!いでっ!いたたっ!!ぼーりょくはんたーい!!ぎゃんっ!!」
·····朝食後は仕事の無い日はこうやってダラダラして、みんなとじゃれ合ったり一人で優先度の低い仕事を家でやったりしてお昼まで時間を潰す感じかな。
ちなみに洗濯物とか洗い物は私がやったり、シルキーさん達が勝手にやったりとあんまり決まってない。
◇
昼12:00頃
「そんじゃ食べてていいよー、私はお弁当届けてくるねー」
「わかったのじゃ、先に食べてるのじゃ」
「へーい、体調悪かったら残していいからね」
「大丈夫なのじゃ、今日は体調がいいのじゃ」
この時間になるとお昼ご飯を作ってみんなと一緒に食べるんだけど、私にはほかにやる事がある。
仕事に行ってる人にお弁当を届けるのだ。
一応フィーロ君に関しては実家のお店で社食もあるし時々食べるんだけど愛妻弁当の方が好きと言ってくれるから用意してあげてる感じで、アルムちゃんとドッペルゲンガーはお弁当の日と外で買って食べる日の2パターンがあるけど今日はお弁当の日だ。
ちなみにアルムちゃん達が買い食いする日はフィーロ君も社食を食べるみたいでお弁当を作らない事にしてるからちょっと楽な日だ。
って訳で、私は転移ゲートをくぐってフィーロ君の実家の中庭に転移してくると、まずは裏で休憩中だったフィーロ君のとことにやって来た。
「お疲れ様、フィーロ君」
「あぁソフィちゃん、ありがとうね」
「どういたしまして、寒かったから暖かいお茶入りの水筒も付けておいたけど、熱いから気を付けて飲んでね」
「はーい、いつもありがとう、じゃあいただきます」
「んふふ、どういたしまして、じゃあ私はアルムちゃん達にも渡してくる」
「いってらっしゃい」
フィーロ君にお弁当を渡し終わったら、次はマグウェル街にあるアルムちゃんのお店の裏へと転移していった。
·····が。
「ひょぁぁああああああああっ!!」
「みゃああああああああっ!!?」
「·····あのさ、アルムちゃん、お店のバックで乳繰り合うのはどうかと思うよ?」
「い、いや、ドッペルゲンガーちゃんがブラがズレたって·····」
「言ってない」
「·····えへ☆」
「まったく····· ドッペルゲンガーもそこら辺はちゃんと嫌がってよ」
転移したら、アルムちゃんがドッペルゲンガーの服を脱がしてグヘグヘ言ってる所に遭遇してしまった。
·····うん、ドッペルゲンガーって一応基礎が私だからあんまりやって欲しくないんだけど。
というかドッペルゲンガーの髪もピンク色になりかけてるからノッてるんだろうけどさ·····
「まぁ程々にね、ドッペルゲンガーもコレが普通じゃないからね?んじゃお弁当は置いておくから午後からも頑張ってね」
「はーい、あっ!あと魔道懐炉がそろそろ売り切れそうだから追加おねがい!」
「了解、あとで私宛に発注表送っておいて」
「わかった!おねがいねー!」
「はいはい、んじゃ今日の荷物はここ置いておくね」
「いつもありがとー!これ代金ね!」
「こっちこそありがと、代金なんていいのに」
「商売人として誠意見せなきゃね!受け取っていいよ!」
「はぁい」
あとお弁当を届けるついでに私はアルム商店への魔道具や日本製の製品の出荷なんかもやっている。
その配達時間がこの時間帯で、ついでに発注なんかも受け付けたりしてるのよ。
そんで商品の発注は別に私はお金が有り余ってるから要らないとは言ってるんだけど、アルムちゃんがタダは嫌って言ってくるせいで少しだけお金を貰っていたりする。
まぁお気持ち程度だから赤字なんだけど、総資産がエグい事になってるから全然問題ない。
何なら慈善事業で気まぐれだけど孤児院に結構な額を寄付したりしてるし。
ま、それは今は関係ないし、私も帰ってお昼たべよーっと。
◇
15:00頃
「よしっ懐炉完成っと、フィーロ君のお店は何個必要だっけ?」
「ウチはそろそろ売れる速度も落ち着いてきたから在庫は結構あったと思うよ、15個くらい追加で十分かな?お姉ちゃんそのくらいだったよね?」
「いましがた1個売れたから16でー!」
「はいはいー、んじゃこっちにはキリ良く20個渡しておくね、あとの40個はアルムちゃんのお店に持っていくわ」
お昼ご飯を食べてエビちゃんと口論になったあと1時間ちょっとくらい昼寝をして、目覚めた私はフィーロ君の実家のアルス魔道具店の工房を貸してもらって最近人気の懐炉の魔道具の作成をやっていた。
もちろん自宅に工房もあるんだけど、ここの従業員さんに修理方法とか製造方法を覚えてほしくて最近はここで作業をしてる。
そのおかげで魔道具工房の職人さん達の技術力も上がってきて嬉しい限りだ。
「すいませんソフィさん、自分の作った懐炉のテストお願いできますか?」
「ん?あーはい、いいですよ、ちょっと待ってくださいね····· うん、大丈夫そうです、このレベルになれば売れますよ!安定して作れてるみたいですし、流石ですね!」
「いえいえ、教えてくださったお陰です、それにソフィさんが設置してくれた加工の魔道具の質が良くて作業が捗りますから、全てソフィさんのお陰です」
そうそう、フィーロ君の実家の魔道具工房も私の手が加わってて、というかフィーロ君のお父さんが最新鋭の製造用魔道具を発注してきて作ってあげたのよね。
だからこの工房は今では王都近くにある魔道具製造工場よりもある意味質の良い物が作れてるのだ。
そのうちアルス魔道具店のブランド名が付いた商品が王都の工房に追いつく日も来るかもしれない。
まぁ今は夢のまた夢の話だけど。
「あー、他に何か手伝う事あります?」
「特には·····」
「後は僕に任せて大丈夫だよ、ありがとうねソフィちゃん」
「へぇい、どういたしましてー、んじゃまたね」
実はフィーロ君も最近は私の魔道具作成の手伝いをしてくれて技術力が上がってるから、最近では工房で魔道具技師として働く機会も増えたそうだ。
ちなみに私も魔道具を作ってるので魔道具技師の仕事をしてる事になるのよね。
何でも屋というか、なんていうんだろ、副業沢山というかいろんな仕事をし過ぎてる気もするけど、楽しいからこれでOKだ。
◇
17:00頃
「さぁ皆さぁんっ!ソフィ様に血を献げましょうっ!」
『『血を献げよ!』』
「·····はぁ」
で、最近たまにレミア率いる私を祭神として祀る『衂教団』のミサが17時頃にあるから、週1〜2回くらいの頻度で来て祭られてる。
ちなみに実際に血を献げる訳じゃなくて、なんかポーズとって祈りと感謝を捧げる儀式だから怪しさは無い·····と思いたい。
「·····今日のミサはこれで終わりですぅ、皆さん明日もソフィ様に感謝して生きていきましょうねぇ、えへへぇ」
『『はい!』』
\ゾロゾロ·····/
「·····ふぅ、祭神も楽じゃないわ、座ってるだけとはいえなんか緊張するし」
「えへへぇ、でもご祭神らしくて素敵ですよぉ♥」
ちなみにミサの最中は特にやる事もなくて、ただ祭壇前の席に座ってるだけで終わる。
まぁ時々信者から相談を受けることはあるけど、大した人数じゃないから滅多に無いし、基本は暇してるだけで終わる。
「そうだソフィさまぁ」
「ん、何?」
「この聖堂に献血所を作らないか治療院に提案してみたんですぅ」
「·····なにやってんの」
「そしたら即断られちゃいましたぁ·····」
「でしょうね」
·····どうもレミアが教会に献血所を作ろうとしてたらしい。
うん、治療院の人ナイス。
「私、結構献血に貢献してるはずなんですがぁ·····」
「行けばよくない?」
「そうなんですけどぉ·····」
ちなみにレミアは超特殊な血液型に変化した、特殊な体質の持ち主だ。
彼女の血液型は『±0型』、血液が持つ抗原を持たないO型の中でも更に特殊な、全ての血液に融和し、時には自身を変化させ抵抗なく侵入できる血液型をしている。
通称『神の血液』と呼ばれ、どんな血液型の人にも、更には人間以外にでさえ輸血出来てしまう超特異体質なのだ。
ちなみに魔法があるからこそ存在する血液型ね。
·····ただレミアはその域も超えてて、血の注射針にした血液の抗原体を全てONに変え、相手の血を侵食する『悪魔の血』なんかも作れる血液自在人間なのだ。
まぁでもレミアはそこら辺はちゃんと理解してるのか、献血に使った血には抗原が完全に無くなるようにしてるっぽいから見逃してるけどね。
しかもほぼ毎日数リットルの血液を献血してるから、治療院の献血部からは気持ち悪がられつつもかなり感謝されてるのよね。
·····流石にサークレット教付属の治療院だからなのか、教会に出張献血所は作れなかったみたいだけど。
「まぁでもレミアは頑張ってると思うよ、偉い偉い」
「えへへぇ····· ソフィさまに撫でられちゃいましたぁ♥ ·····もっと下を愛撫てくださってもいいんですよぉ?♥♥♥」
「·····ふんっ!」
\ごちんっ☆/
「へべぅっ!痛ぁ·····」
私は瞳に変なハートを浮かべ始めたレミアにゲンコツを喰らわせ正気に戻した。
「んじゃ私そろそろ夕飯作らなきゃだから帰るね、今日はどうする?」
「今日は自炊しますぅ、いつもありがとうございますぅソフィ様ぁ」
「へーい、んじゃまたねー」
レミアが正気に戻ったのを確認した私は、夕飯を作るために隣にある我が家を経由してディメンションルームへと帰ったのだった。
◇
夜19:00頃
この時間になると仕事に行っていたなかよし組のみんなが帰ってくる。
まぁアルムちゃんは20:30くらいまでお店を開いてるから一旦夜ご飯を食べにくるだけなんだけど、大体はこの時間になると仕事は終わりだろう。
フィーロ君なんかは、実家のお店は夜中の修理も受け付けるから規模を縮小して販売を停止して修理と燃料の魔石販売だけに絞った夜間営業もやってるけど、フィーロ君はやらない仕事だから帰って来ている。
そんで私は18時には帰ってきて、腹ペコなみんなに沢山の夜ご飯を作ってあげるのだ。
そして私が作った夜ご飯はみんながあっという間に食べ尽くし、20時になると寝るまでみんなでダラダラとゲームをしたり、喋ったり、仕事の話をしたりして時間が過ぎていくのだった·····
◇
夜21:30頃
「はぁ····· 暖かい·····」
「お風呂きもちぃぃ·····」
「わかる·····」
「むぐぐ····· ワシは髪が長いから洗うの時間かかるのじゃ·····」
「えびちゃんも、まかせれば、らくなのに·····」
そしてダラダラして2時間くらい経った21時から22時くらいになると、アルムちゃんも帰ってくるのでみんなでディメンションルームのお風呂(温泉)に入るのが日課だ。
ちなみに最近ではフィーロ君も獲得した性転換能力を使って女の子になって私たちと一緒にお風呂に入っている。
本人も女性化してる時は私以外の裸を見ても平気みたいだし、みんなも抵抗感はないみたいで普通になじんでしまっている。
あとミカちゃんは最近ではシルキー軍団に気に入られて、ミカちゃん親衛隊のシルキー軍団がミカちゃんの腰の下までのびる綺麗な長い髪の手入れをするために水着で洗う手伝いをしに毎日交代でやって来ている。
なんでもシルキー軍団曰く、この無気力さとだらしなさがお世話したくなってしまうというシルキー心をくすぐる要素がミカちゃんにはあるみたいで、毎日お世話をしにシルキーさんたち数名が髪や体を洗う手伝いをしている·····
というか全部任せて、本人は半分寝ながらされるがままになっている。
·····大丈夫かなぁ、アレで。
って思うけど、まぁ、いいんじゃないかなとも思うから特に何も言わないであげてるというか、自分でやれと言うとシルキーさん達が怒ってる時のアキさんみたいな表情で見てくるから何も言えないっていうのもある。
「あっそうだ、フィーロ君」
「なに?」
「ちょっと耳かして·····」
「なになに?」
「·····今夜、いい?」
「うーん····· いいよ」
「やった!」
「お主ら、イチャイチャしやがって····· あー早くラクト帰ってこぬかのぅ!!」
「明日帰ってくるでしょ」
「そうじゃが!5日も離れてると寂しいのじゃ!」
「まったくもー、まぁ明日なんだし我慢しなよ」
「むぐぅ·····」
私たちがイチャイチャする約束を交わしていたのを見たエビちゃんが突っかかって来たけど、今日は分が悪かったみたいであっさり引き下がってしまった。
今日はイライラ度合いが少ないみたいで、本当に体調がよさそうだ。
その後、私たちは体がしっかり温まるまで湯船につかり、頃合いを見て逆上せないくらいの時間でお風呂から上がって、体が冷めるまでしばらくリビングでのんびりとしたのだった。
◇
23:00頃
「んっ·····」
「ソフィちゃん·····」
◇
24:00頃
「はぁっ、はぁ、はぁ····· もう、無理っ·····」
「僕も限界·····」
寝る前にたっぷり運動した私たちは、文字通り精根尽き果ててベッドの上で脱力していた。
いやぁ、やっぱ体力使うなぁ·····
お陰でだいぶ痩せてきたし·····
「このまま寝ちゃう?」
「汗くらいは拭いたいかな·····」
「魔法でいい?今からお風呂入るのも疲れちゃって無理だし·····」
「いいよ、お願い」
「はぁい、ちょっと待って、呼吸整える····· ふぅ····· 『洗浄』っと、おっけー」
「ありがとう、それじゃ寝よっか」
「あーまって、パジャマだけ着るわ·····」
「僕もそうする」
私は疲労と激しい眠気でもう寝落ち寸前だったから、とりあえずフワモコなパーカータイプのパジャマを着て、フィーロ君と一緒に眠りに落ちたのだった。
きっと、明日もいい日に、今日みたいな平和な日が続くだろう。
名前:ソフィ・シュテイン
ひと言コメント
「まぁ毎日同じって訳じゃなくて、時々旅行に行ったり冒険者活動をしたり、仕事したり毎日色々違うけど大体こんな感じかな?」




