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62の舟券  作者: 広瀬修一
18/22

津、競艇場


津の競艇場につくと、広瀬はためしに1Rから6-2を買ってみたが、

津はインの強い競艇場である。


6号艇はかすりもしなかった。


2R,3Rとレースをかさね、後半のレースになると、もうそのことは

すっかり忘れてしまっていた。


舟券の方はさっぱりで、最終レースを前にして広瀬は所持金が8千円、

榊原も残り4千円になっており、ふたりは今後のことについて相談をした。


広瀬は伊勢観光ホテルをやめて京都に出てきてからは実家とは

勘当同然であったし、榊原もパチプロになってからはほとんど

三重の実家には帰った事がなかった。


しかしもう後がない二人は

最終レースで勝負をして、負けたらとりあえず実家に帰ることにした。


交通費と食事代として、広瀬が3千円を残し、残りを最終レースにつぎこむ

ことにして、ふたりで検討をはじめた。


最終12Rは地元三重のSG級のスターレーサーである1号艇の柴田が

ダントツの一本かぶりの人気になっていた。


広瀬は6号艇が、B級なのに二場所続けて優勝戦に出てるのを見つけ出した。


6号艇の清原は今節は成績が今一つでしかも外枠なので人気がない。

しかし若手でのびざかりなので勢いがある、広瀬はこれは面白いと思った。


6号艇からだと、ダントツ人気の柴田の6-1でも40倍の配当がつく、

あとは、すべて100倍以上で、広瀬はかつて畑井老人の


「穴を買うときは、流しで」


という教えがしっかりと身についていたので、

6-1,6-2,6-3,6-4,6-5を、千円づつ買った。


広瀬から6号艇の清原のことを聞き榊原も、6-1,6-3,6-4,6-5を、

千円づつ買って、ふたりでスタンドに立ち、レースを待った。


発売しめきり5分前になって、場内に軽快な音楽がなりひびきだした。


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