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62の舟券  作者: 広瀬修一
17/22

名四国道


二人は喫茶店を出ると、もと来た通路から名鉄駅に向かった。


歩きながら広瀬が


「たしか無料バスが出とったはずや」 


と言って名鉄バスセンターを探した。


当時名鉄バスセンターから東海地区で開催されている中央競馬を除く

ほとんどの公営競技場には無料バスが出ていた。


名鉄ビルの6階にある公営競技場行きのバス乗り場に着くと

一見して名古屋駅でゴロゴロしているホームレスと分かるおっちゃん達が

紙袋をいくつもぶらさげてバスを待っている。


浜名湖競艇場へ行くバスは東名高速道路を走るのでまるでバス旅行にでも

出かけるかのように乗り込んでいく。


ふたりが、乗りこんだバスは、市街地をぬけ港にでて国道1号線の

バイパスである名四国道に入り、三重県にある津の競艇場にむかって走る。


夜勤明けで寝ていない榊原はすぐに深い眠りにおちた。


当時の名四国道は交通量の多い道路であり、名古屋市内には、

かた側三車線の部分があって、その道路を、三台の大型トラックが、

バスの行く手をふさぐようにして横に並んではしっていた。


左側の一番前の席にすわっていた広瀬が、突然


「あ!!」


と、声をあげた。


すぐに気づいたバスの運転手も


「こんなのを見たのは初めてだよ」


と言った。


その三台の大型トラックのナンバーが、左から62-57、

真ん中も62-57、そして右が62-88、と並んでいたのだ。


同じナンバーの車が2台並ぶだけでもたいへんな確率だろう、

しかし現実に目の前に、6-2のナンバーのトラックが三台並ぶという、

ありえない事が目の前におきていたのである。


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