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言語

私は未知と会話をした。


そう会話をしたのだ。


未知は理解できない音を必死な顔で紡ぎ出している。


全脳神経を駆使した。


聞き取る、把握する、咀嚼する。


未知の音は何一つ聞き落とすことのできない宝の山だからだ。


未知とどれだけ会話をしたかわからない。


周りが明るいのが暗くなって、また明るくなって暗くなって。


未知はどんどんやつれたような顔になっていくが私は会話を終わらせたくなかった。


近くにいたオスに肉をもってこさせ、意識が飛びそうな未知を揺さぶり、肉を食わせ、ただひたすらに会話をした。


そして私は理解した。


言葉はマンモスを駆逐し敵対種を絶滅させる武器だ。


私は言語を完全に理解した。


未知はもう意識が定まっていないようだ。


口から泡を吹いている。


この未知はまだ使い道があるかもしれない。


そう思うと使いつぶすべきではないと思った。


私は未知に最後の言葉をかけ会話を終わらせることにした。


「おねぇちゃん、ヒマワリとずっとお話してくれてありがとう♡ヒマワリおねぇちゃんだいすき♡」


未知は鼻血を垂れ流しながら意識を失った。


これは正しいコミュニケーションができたのか?


失敗したのではないか?と思いながらも幸せそうな顔をして眠る未知を見てまぁ死んだら死んだで仕方ないよね。


自然は残酷だ。

と思いながら自身も久しぶりに睡眠を取ることにした。



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