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はなしはわかった、そーゆーことね

目を覚ましたヒマワリは思考の海に沈んでいた。


虫食いのように穴の空きまくった情報。


凡人にとっては意味のない話もヒマワリにとっては宝の山だった。


ヒマワリは物心ついた時から思考して生きてきた。


聖なる槍を黄色い石に叩きつけて起こす火。


地面から湧いて出てくる水。


焚き火の後の白い粉。


火の中で固まる泥。


数多の疑問を抱えて生きてきた。


なぜそうなるのだろう?わからない、知りたい。


その答えを知った。


世界の最小単位、原子や素粒子の反応。


それが物理化学。


未知の世界にあるという科学技術。


どうなっているのか、なぜそうなるのか。


不明なことだらけだが、キチはこの世界を原始時代と言っていた。


未知の世界はおそらく数千年以上先の未来。


大前提として人類の生存領域と人口が違いすぎるはず。


この広大な大地を切り開き全ての敵対種を討ち滅ぼした後、人が栄えた世界。


普通に考えてヒマワリが生きている間に、未知の世界まで文明が到達することは不可能。


だが不可能だからこそ達成してみたかった。


仮に文明をそこまで飛躍できなくとも、理論上未知の世界に存在するものは全て再現可能なはずだ!


心が落ち着かない、そうか!これがワクワクだ!

ヒマワリは好奇心旺盛なのだ。


さしあたり、そろそろ来るだろうキチの相手をすることからだ。


キチにはああ言ったが、キチには充分すぎるほど使い道は残っている。


しかし会話してわかったキチの人間性。


おそらくヒマワリが利用する度に依存してくるだろう。


これからヒマワリは世界を変えるために国を興す予定だ。


一人のメスの相手をしている時間などない。


時間は全く足りていない。


これからヒマワリはキチを含めた他人を、ヒマワリのために自らの意思で動く様に躾けていかねばならない。


これは最初の一歩だ。


キチに自分の意思で、集落に日本語を広めさせる。


その後は文字に教育と順に進めさせる。


人格に難はあるが、今は人手も時間も圧倒的に足りない。


この集落初の知識階級として骨の髄まで搾取させてもらう。


ヒマワリは邪悪な笑みを浮かべていた。




全ての物は全部原子からできていて、それを作るのが素粒子で詳しくはわかんない。くらいの説明を受けています。

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