おわりのないよるのおわり
知に飢えたケダモノ、ヒマワリ。
彼女との熱い夜は当然一晩では終わらなかった。
ヒマワリの端的な問いに、あたしは構ってもらっている喜びでちょっと盛りながら伝えていた。
あたしのとこには猛獣なんていなくて、でも動物園ってのがあって、そこでその時付き合ってた彼氏とー、え、この話はいらない?あー嫉妬して、え?もういい?
お肉はねー、わざわざ狩りなんてしてなくてぇ、スーパーってとこに並んでてね。スーパーってのはぁ。。。
食べ物はくっせえ干し肉。
飲み物は野獣のたまたま袋に入った水。
それらが如何に野蛮か。
愚痴混じりで喋っているうちは良かった。
だんだん分からないことを聞かれ始めた。
当たり前のように使っていたスマホ、自動車、電気、水道、ガスそれらの元や、どういう仕組みをしていたのかなんてサッパリわかるわけがない。
こちとら義務教育の内容すらまともに覚えていない現代女子だ。
恋と愛の伝道師に国の成り立ちや、歴史、機械工学なんてわかるわけが無い。
あたしからの回答が怪しくなっても続いた。
前回同様、会話は形を変えていく。
◯◯とはなんだ?
わかりません。
なぜわからない?つかっていたんだろう?
それでもわかりません。
なにか隠しているんじゃないのか?
隠してません、本当です!
⋯あれ、これ警察にされるっていう取り調べ?尋問?
そして夜になり朝が来る、前回同様眠ることは許されない。
何度も繰り返される様々な問いかけ。
また何日経ったかもわからない。
あたしがついに幻覚と幻聴のせいではなく、知識的に何一つ答えられなくなったときにヒマワリは解放してくれた。
「ミチおねぇちゃんにもう未知はなさそうだから、今日からキチ(既知)おねぇちゃんだね♡」
「もうおねぇちゃんに使い道はないと思うからあとは集落で番ってバンバン子供つくってね♡」
あたしの脳は限界を超えていたこともあってヒマワリの言葉を何一つ理解できず気絶した。
ヒマワリはおそろしい子




