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「そんなに驚くような事ですか?私、嗅覚は犬並みにいいんです。」
ゆっくりと体を起こす。
この時点で私が拘束されていうた縄を外していることに気がつくでしょう。
スマホも仕事で使うグロッグも今手元にはない。
この部屋にも無かった。
ということはこの人が持っているもしくは別の部屋に保管をしている。
今日は、身分証を持っていなかったから私の身分についてはバレていないと思いたい。
「ふは、そうなんだね。それで、どうやって縄を解いたの?」
「んふふ。企業秘密です。」
お互いに、口元に弧を描く。
違和感・・・・。
「えー教えてほしいな?こんなこと初めてだよ。」
「初めて・・・・、ねぇ。この部屋にきたお客で縄を切っていたのがって事で良いですか?」
「全てかな?現状の洞察力もそうだし、縄を切った事もだし、この状況で笑っていることに対してもだよ。」
なにがおかしい?
違和感が強い。
「お褒めいただいて光栄です。向こうじゃ下手したらこんな感じなのである程度慣れてますよ。」
それは、本当。
この外見のせいで、何度ロリコンに狙われたり、痴漢にあったり、誘拐されたり、誘拐されたり。
なので、護身術を習い始めたし、自分の身を守る術を磨いた。
「そんなに物騒なんだね。」
「えぇ。」
先輩の顔に陽の光が当たった時左目の色のわずかな違いに気がついた。
オッドアイ?澄んだ青瞳と少しグレーがかった瞳。
カラコンで瞳の色を合わせているのだろう。
「では、本題に入りましょうか?先輩は私に何のご用でしょうか?」
「あぁ、スチュアートちゃんって何者?こんなものまで携帯して登校してるなんて。」
「問題ありませんよ?だってちゃんとアメリカ大使館の許可は取ってますし。まぁ学校側は知りませんがね。」
愛銃のグロッグを出されて、何を当たり前の事を。といった表情で答える。
まぁスマホは壊されている可能性が高いなぁー。
「あと、スマホごめんね?壊しちゃった。」
「いいえ?想定内ですよ?私を誘拐した犯人によくある行動です。だから私もよくある行動を取ってるだけですよ?自分自身を守るためにね。」
まぁ、ネックレスを取られてないからGPSはこちらが動いているだろうしソロソロディかギルが到着しても良い頃だ。
車のエンジン音がいくつか聞こえる。
パトカーのサイレン音は聞こえない。
でも、人数は4人。
インターホンは、鳴らない。
勢いよく蹴り破られた音が聞こえた。
「お客さん?みたいですよ?」
「お迎えかね?」
「さぁ?」
「派手だね?」
「不法侵入じゃないですか?」
クリア。
という声と共にバタバタと足音が聞こえる。
そしてその足音はそのまま近づいてきた。




