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2

ディを見上げ視線を合わせると、そのまま流れるように唇を重ねる。

ディの首に両腕を回し自分の方に引き寄せながらも啄むようなキスを繰り返す。


『っちょ、エマ?!ボンボンでも食べた?!』


突然の行動に驚きつつも、私がウィスキーボンボンを食べるとキス魔になるのを知っているディは、視線でチョコレートの包み紙を探しているのだろう。

だが、あいにく私はシラフでただ実験をしているような感覚だ。

膝の上に座りさらにキスを繰り返す。


『んっ、・・・食べてないしちょっと、実験というか怖いから触れたいというか・・・・ディは、嫌??』

『いや、待って!無理!しんどい!エマが可愛いすぎる!俺今夢見てる?!え?』

『いや、夢でもないし、ボンボンも食べてない。んで、ディに触れていいってこと?』

『待って!』


待てと言われ、大人しくディの膝の上に座ったまままつ。

ディといえば口元に手を当ててぶつぶつ言っている。

この状態の時のディは、脳みそフル回転で現状を把握しようとしているので大人しく待つ。

でもキスはこの状態でもディ相手だと全然平気だ。

むしろ安心感がすごい。

まだぶつぶつ言っているので、ディの肩に頭を乗せて待つことにした。

結果そのまま最後までシた。

全然嫌悪感なく、むしろもっととねだるくらいだった。


つまり、私はディが特別で愛している。

ということ。

それを自覚してしまえば、他の女性に優しく親しくするディの姿を見てモヤっとするのも“ヤキモチ”と“独占欲”が、本能的に反応していたと思う。

隣で、熟睡しているディを眺めながら、寝起きの頭で考える。

腰がめちゃくちゃ痛い。

これ今日立ち上がれないんじゃないの?って思うほど痛い。

ハジメテだったのに?

手加減なし?いや、求めた私も悪いのか??

なぁんて考えれば、結局好きだからという事が答えだ。

フラッシュバックもしなかった。

つまり、ディの方がトラウマすらも忘れるくらい大丈夫だという事。

これは完全に惚れてる。

でも、言葉にはしていない。

なので、これはちゃんと言葉にしよう。

ちゃんと愛していると。

特別で、ずっと一緒に居たいと。

伝えよう。


怖いことを思い出してもきっと大丈夫。

ディが居れば。

アレ・・・・・?

あの先輩、火薬の匂いもするし、他の匂いもしてた。

何の匂いだ?

カビ臭い、冷たい香り、鉄の匂い。

一回だけだど。

昨日、ジョンゲイシーの模倣犯かもしれないって言っていた。

これ黒に近い、グレー。

でも、私はあの人に近寄れないし、近づきたくない。

外に出たくない。

だから、ディとギルに任せるしかない。

それすらにも、モヤっと始めるくらい大好きなんだな。って本当に思った。


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