表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
77/89

苦手なものと、自覚。

お家に帰ってきてゆっくりしている私は、クソデカため息をついた。

私が唯一苦手なものは、性癖が歪んでいるもの両方いける人間だ。

同性愛とかどうでもいい。レイプ犯も平気。

ただ、アレ(・・)は私を誘拐して監禁したアイツを思い出す。


『ッチ。』


気持ちの落ち着けかたがわからず、珍しくイライラしてしまう。

あれは、人を人としてみていない。

興味がない。

くるもの拒まず去るもの追わず。

その中で気に入った人間がいた場合、監禁をするか自分に依存させる。自分なしでしか生きていけないようにする。

そして気に入った人間がいても逆鱗に触れる言葉を言った場合は確実に殺害をする。

そしてその亡骸を観賞用に飾っているか、自宅近くに放置しているか。


『プロファイルとしては進んだんじゃない?エマの反応からして確実に黒でしょう?同性愛如きでエマはそこまで嫌悪を表さないから。』


帰宅しからずっとディに抱きついてその腕の中にすっぽり落ち着いても、目を閉じても繰り返すのは自分が誘拐された時の映像。

これは、2、3日尾を引きそうだ。

こうなった時の私といえば、基本的にディから離れない。

離れると不安と恐怖に襲われるからだ。

シリアルキラーとか全然平気だけど自分が巻き込まれた事件に関するものには、本能的に体が拒否をする。

なのでそういった事件は私は、内勤というかギルのお手伝いをして気を紛らわすのだ。

尾を引いている期間は、ディしか触れられないから。先日のコンテストの時に軽くその症状が出ていたから今回の反動は酷いと感じている。

治療方法は時間が解決を待つしかない。

そして、一番は私の身体に触れれる人間がいるというのがまだ安心でもあるのだ。

ディが触れる分には一切嫌悪感はない。

ただ、事件でされたことをディがした場合どうなるかわからない。

最後までされたわけでも無いけれど、こうなった場合触れれるのはやっぱりディだけなのだ。

となると、この安心感と温もりは特別の好きだからなのだろうか?

どんな状況下でも私に触れていいと思えるのは、ディだけだ。

だけど、好きの大きさでいえば、家族に向けるくらいの“愛情”だ。

でも、同じくらいの愛情を向けている、龍哉を私は拒絶した。

だから、ディと龍哉では、何かが違うのだろう。

そこまでわかっている。

わかっているけど、事件のせいもあって、彼氏が今までいたことはないが・・・・・・。

ディに関しての気持ちに対しての決定打は欲しい。

ならいっそのこと、ディに触れて貰えばいいのか?

なんて安易に考えるが、その場合ディの気持ちも大事だ。

大事だから、簡単にいえなかったりする。

少し現実逃避をしながら、ディの言葉に耳を傾ける。


『ユナボマーの模倣犯で、もしかしたら、ジョンゲイシーの模倣犯でもある可能性があるということ?・・・最悪だな・・・・。』


なんて口調が荒くなるがディはそんな私を気にせず、背中と頭を撫で、ちゅうっとおでこに、頭にキスをしてくれる。

この行為に関して嫌悪感など一切ない。

むしろもっとして欲しいと思うのだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ