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翌日宣言通り、後頭部で最低限受けなければならない授業を受けて、大学部に入り浸るようになった。

もちろん犯罪心理学の授業もある。

あと、暇なので、香山さんが受講している理工学系の授業にも参加させてもらった。

そしてら、まさかの棚ぼたで、マークしている人物も同じ授業を取っていたのだ。


『あれに関しては、黒だね。』

『えぇ。あとは物的証拠もしくは現場取り押さえるか。』


コソコソ話している私たちをそっちのけで、嘉山さんは授業を受けている。

相変わらず、火薬の匂いはするし、普段この香りはタバコの香だと思われているのだろうか?

と思う。

さて、どのタイミングで彼と仲良くなるか。

が問題だ。

まずは話してみないとわからない。

授業が終わり、嘉山さんにとりあえず、大学部の皇帝陛下について聞いてみる。

ハリウィンであった時は、龍哉の外ズラの天然番にも感じられた。

でも、それもディみたく外ズラと言う可能性もある。


「嘉山さん、大学部の皇帝陛下って呼ばれているあの女子に囲まれている人ってどんな人?名前は?」

「ん?フィアは、大学部の皇帝陛下が気になるのか?」

「んーまぁ。一応ね。」

「名前は、日野エイダン。フィアと同じでハーフだな。とっている授業はどれも首席で教授たちにも信頼されている、生徒の模範的な生徒だな。女子によくモテる。あのアイスブルーの瞳が好まれている。彼女はいないな。でも、意外と裏では遊んでいると言う噂はある。あと、体調の変化によって対応が変わるな。機嫌悪い時は誰も近寄れない。」

「それは、攻撃的になると言う事ですか?」

「攻撃的と言うより、口調が少し荒くなって目つきが鋭くなるな。俺が見かけたのは。」

「それって、何かきっかけあるの?」

「さぁ、それはわからない。」

「ふーん。ありがとう。嘉山さん。」


ランチタイプになったので、一旦解散をして、私はギルのところへ行って一緒にカフェテリアに行くことにした。

これもある意味作戦で、ギルを目的に相手が近づいてこないかと思っている。


『ギルの授業以外での態度ってどんな感じ?どれも授業には積極的?』

『そうねぇ。積極的といえば積極的ね。わからない所は確実に潰していくといった感じかしら?』

『勉強熱心なんだね。』

『日によって人への対応が変わるらしいんだけど、見かけたことある?』

『いいえ?今の所はないわ。』


モグモグご飯を食べながら、今ままで集めた情報をまとめる。

人格者なのはそう。

苗字が日本名だからお父さんが日本人のハーフなんだろうなと思う。


『授業に積極的だと言うのは私も見習わないといけないなー。理工学系の授業めっちゃ楽しかたし。』

『フィーはさ、そうなると周りが見えなくなるから、ほどほどにね。』

『もちろん。でも、一回話してみたいなー日野エイダン先輩。』


そういった時、ふわっと香ったのは火薬の匂い。

振り返れば、こちらを観察しているだろう、噂の皇帝陛下がトレイを持って立っていた。

目があったので、会釈だけをして綺麗な笑みを浮かべられたが、ゾワっと鳥肌が立ち再びギルの方をみる。


『あれ、ダメ。私いや。』

『大丈夫。どうやら僕かギルの方が対応しやすそうだから。大丈夫。落ち着いて、ね?』


頭をディの方に抱き寄せられ背中を撫でられる。

私がダメだったっと言うことは、きっと爆発物以外に何かある。

ふーと大きめに息を吐いて落ち着くと、食欲もないので、ディに食べてもらった。

私の変化にギルは静かに様子を伺い、相手を見つめていた。


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