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ギルバートの来日

クリスマスダンパが終了して短いホリデー休暇が明けた1月。

授業が再開されてすぐに、ギルが正式講師としてミシェル学院の大学部に、3月までの期間限定で講師として来日した。

表向きは犯罪心理学の特別講師である。

表向きは。

本当の目的は、交換留学早々に起きた事件のもう1人(・・・・)の犯人を探すため。

一応アメリカの方で集めた情報からして、あの事件の犯人は2人いるというのがメンバーの見解。

で、私達のサポート役でギルが先行で来て、のちにルイスもやってくるらしい。

アメリカ大使館大忙しだな。

なんてまるで他人事のように受け取った私達だけれど、確実に先に操作を進めておけと、ルイスに言われているようで、ちょっぴり反抗中の私たちである。


『ギル、これだけよね?』

『そうよ。今のところはね?』


ホリデー休暇中に捜査資料を送ってもらっていた。

んで、ギルと合流して速攻、追加で渡された資料。

それに盛大にため息をついたのは私。

隣でニコニコご機嫌なのはディ。

そんな私たちを見てニマニマしているのはギル。

ただ、私のご機嫌斜めなので2人とも余計なことは話さないし、私の反応を見ながら、ガタイの大きい男が私の前でコソコソ話している状態である。


『ダン、ちょっと何か余計なことをしたんじゃないでしょうね?』

『するわけないだろ?僕の今年の目標は無自覚なフィーを自覚させることなんですから。機嫌は取るにしても、怒らせるのは絶対にしない。』

『じゃあなんで、あんなに怒っているのよ?』

『それは、ルイスが事件を丸投げして捜査を始めてろ。みたいな書類を書いてフィーに渡すからでしょう?!僕に言われたって知らないよ!』

『班長は一度、お姫様にぶん投げられればいいのよ!』

『その時は、僕止めない。』


ギルに追加でもらった資料に目を通して、ふーと息を吐く。

そしてその書類をディにも渡す。


現状わかっているのは、大聖堂を爆破した人間とブリリオに脅迫状というかメールをしていた人間は同一人部だということ。

逮捕された犯人の後ろにはもう1人の人間がいたということだ。

爆弾は、お手製。

ネットとかで検索すれば出てきそうな作りのもの。

それでもあれだけ威力が出たのは仕掛けられた爆弾の数が多かったから。

あの爆破、あの崩壊した大聖堂を見てもう1人の犯人は何を思ったのだろうか?

現状、あれ以降爆破事件は起きていない。

今現在は。

というのが正しいかもしれない。

危険物が送られてきたというニュースも見ないし、現状静かだ。


『めんどくさい。というより、ルイスが来日するってことは何?犯人に目星はついてんの?』

『あ、それはないわ。ルイスは日米の親善の交流会で来るだけだから。』

『はぁ?!何?完璧に私達に仕事押し付けてるじゃん!』

『まぁまぁ。今回は私もそばにいるから情報収集はまだ楽じゃないかしら?』

『隠蔽大好きなこの学校の上層部が何か隠しそびれるって思う?』

『基本はないでしょうね。でも、そこをこじ開ける為にも教師として私が来たのだから、少し期待してよ。』

『ギルの勘の実力はしているから、期待してルイス。』

『これだけじゃ、私たちも動けないもんね。まぁ、言い方悪いけど事が起きない限り私たちは動けない。調べようがない。』


んーと背伸びをして、そのままクッションに傾れ込む。

ギルはとりあえず、ご飯を作ってくれてそのあと、自分の家に戻った。


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