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最年少捜査官は、恋の解き方を知らない  作者: サクサク
クリスマスダンパ編
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ダンスタイム

ダンパ当日。

私が何をやっているというとドレスの最終調整だ。

今年のミスである私だけドレスが違うらしい。

淡いブルーを幾重にも重ねたシフォンのドレスは綺麗なグラデーションを現していて、腰にはサッシュリボンを結ぶ。

このリボンの色でファーストダンナスの相手を示すらしい。

男子は体を同じものにするんだとか。アレンジは自由らしい。

なので私は、龍とディで2本。

龍をイメージしたものと、ディをイメージした色にした。

最終チェックも終わり、私を迎えに来たのは龍だった。


『あれ?ディは?』

『あー、なんだ?エネルギ補給としてご飯食べてる。』

『うわー・・・。完全に踊る気満々だね。私も準備できたから行こう。』


龍の腕をとり、会場へと向かう。

入場は3人で。

まずは龍とファーストダンスを踊る。続いてディと一緒に踊る。

生徒会長という約束についている以上、ファーストダンスは龍とという暗黙の了解と化している。

ディもそこに関しては何も言わない。極力踊りたくない私は、好きにしてと放置した結果だ。


会場に入った私達は、龍の開会宣言が終わるまで梓くん達と待機することとなった。

が、挨拶もそこそこに龍が戻ってきたかと思うと、吸って手を差し出してきたので、有無言わずその手をとりホールの中央に向かう。


『普通の方を希望する。』

『アレンジなしの方な?』


いい笑顔で腕を組めば、音楽が流れ始めた。

龍の今の絵笑顔だけのどれだけの女子がときめいたのだろうかと考える。

目の端に映る女子達は皆一様に頬が紅い。

モテる男子って大変だなぁ。なんて考えながらも、それはディも同じかと妙に納得する。

2人とも基本的に社交的ではないが、あしらい方は真逆である。

タイプは正反対だけれど、なんだかんだ言って2人が仲良くなってくれたのは、私はとても嬉しい。

大好きな2人が傍にいてくれるのはとても嬉しい。

龍に彼女ができた時は盛大にお祝いをしてあげようと思う。


ニコニコ笑いながら、龍の手に寄ってくるくる回る。

タイミングや呼吸を合わせるのは、長年バスケで一緒に練習をしてきたから7日、傍にいたから7日、龍のリードが上手いからなのかはどれも当てはまるだろうけれど、ディの次に踊りやすいと言う発見をこの練習期間中に発見した。

クラスメイトの男子の練習相手になってはいたけれど、逆にリードしてたので踊りにくかったりしたのだ。

そう考えると2人のリードのうまさはありがたいとしみじみと思う。

きっとディと踊る女子達も踊りやすいはずだ。

苦手で、他の人とたくさん踊った私だからわかる。

最後に大きくターンしてぎゅっとハグすれば、ディと交代のタイミングとなる。

龍は一度ホールの外に出て、私とディは2曲目を踊り出した。

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