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ディとダンスは慣れたもので、軽やかに気軽に踊ることができる。
『相変わらずリード上手いね。踊りやすい。』
『エマに関しては踊り慣れていますからね。』
『確かに。』
くすくす笑裏ながら、軽やかにステップを踏みくるくる回る。
途中何度かリフトアップされ頬を寄せて、それでもお互いに笑みを浮かべながら踊る。
その光景を見ていた生徒たちは、ディが見せた笑みにも見惚れていた。
先ほど龍と踊った時も思ったのだけれど、普段笑わない人間が笑うっと破壊力ってあ流よね。って思う。
龍は私の前以外だと、氷の皇帝陛できる笑わないらしいし、ディは、愛想笑いが得意でリラックスした笑みなど、クラスメイトや学校関係者の前で見ることはないだろうと思う。
見慣れているはずの私ですら、心がソワソワしちゃうのだから、女子生徒達には特に効果は
抜群だろう。
この2人に惚れる人間が出ませんようにと願ってしまう。
この、独占欲?幼馴染を取られたくないと言う気持ちの、原因が“恋”って言うものかはよくわからない。
恋心てなんなんだ??
最後に後ろからキュッと抱きしめられ、見上げればそのままキスをされた。
会場が大きくざわついたのは分かったが、別に口にされた訳でもないので、気にせず離れてお辞儀をすると私は龍の隣に移動した。
離れる時に、“龍の傍から離れないでよ”と言われた。
心配性だなー。と思いながらひらひらと手を振り、ディから離れれば、次のダンスの相手を迎えに行っていた。
『お疲れ、なんか食べるか??』
『んー?とりあえずお水でいいかな?後で一緒に食べに行こう。』
『了解。それ位にしてもダンは生き生きしているな。』
『ダンスは大好きだからねー。どこにあんな体力あるんだろうって思うくらい、体力お化けになるよ?』
『俺らで言う所のバスケしている時が、あんな感じなんだろうな。』
『あー、ならわかるわ。』
と、解決をすると、ディが戻ってくるまでの2時間、私は龍と2人で会場の食事を少しずつ食べて行った。
最後に食べに行ったのはデザートコーナーで食べ終わった後、コーヒーを龍と2人でまったりと飲みながら、ディの帰りを待っていた。
『お腹いっぱい。』
『そりゃあ、あれだけ食べればな。さて、そろそろ終わる時間だけれど、ディは相変わらず人気だな。途中何度か休憩入れていたけど、何人踊る気なんだろうな?』
『わっかんない。でも私はそろそろ眠くなってきたから、終わってくれると助かるんだけどねー。』
ふわぁっとあくびを噛みころしながら、返事をすれば龍に頭を撫でられた。
『特に閉会宣言とかしないあから、眠いなら先に帰るか?』
『それはディに、聞いてみないと。』
『じゃあ、俺が聞いてきてやるよ。』
『・・・ん、ありがとう。』
曲が切れたところでディの所へ龍が行けば、案の定ナチュラルハイの状態だったっらしく私が眠気限界。と言う事を伝えたら、次の子で終わりだからと言われ、最後の子とダンスをした後帰ろうと言うことだったが、遅い車睡魔には勝てず、私はそのまま目を閉じた。




