3
一息着いたところでフィーはカップをテーブルに置いた。
『龍は何か話があったから来たんでしょう?荷物も多いし、生物とか無いよね?』
『あ、アイスがある。』
『・・・冷凍庫入れてくるから生物渡して。差し入れありがとう。』
再度冷蔵庫に向かい、フィーは俺が途中で買ってきたのもをしまっていた。
再び戻ってきたフィーに今度はクラスメイトから頼まれたものを渡す。
『これ、フィーのクラスメイト達から渡してくれと頼まれたもの。』
『ありがとう。』
渡された紙袋を二つ受け取ると中身を確認する。
中身は、プレゼントと手がっみ、お知らせのプリントや休んでいる間に出された課題だ。
ここにプレゼントやらが入ってくるということはロッカーを開けるのが怖いな・・・・。
『んで、本題。まず友池の件。フィー達はどうしたい?』
『私はどうでもいい。興味もない。ただ学園と司法のルールに則って対応をしてくればいいよ。』
『・・・・・俺mもどうでもいい。関わりたくねぇなクソ女なんか。』
大きなあくびをしながら、体を起こすと当たり前のように私を抱き寄せて膝に乗せる。
まだまだ眠そうだが、それは仕方がない。
私のカップに手を伸ばし中身を飲み干す。
『おはよう。』
『ん、おはよう。龍も朝から大変だな。』
『朝というか、もう夕方に近いんだがな。』
私の目元にキスをしたディに真顔になる。
『そうか、もうそんな時間か。』
『ダンて、そんな口調だったか?』
『ん?まぁ寝起きは大体こんな感じだよ、ストレス溜まっている時とか、爆発しちゃった時とか?基本的に外では猫被りだから、知らない人の方が少ないよ。』
『あれの方が色々と楽だからなぁ。』
テーブルにあったお菓子も次々と食べていく。
『そういえば、ダンはいくつなんだ?フィーが未成年じゃないってさっき言ってたんだが。』
『・・・23だ。ルーク達と同学年。』
『そうか、23か。なら成人は・・・・ってなんで高等部にいるんだ?』
『うちの上司が面白がってね、動画おだから別に違和感ないでしょう?』
『確かに。ルーク達とタメだとはわからねぇ。』
拗ねた様子のディに対してクスクスと笑いながら私以外答えた。
『私とディの出会いはアメリカの高校で飛び級した時よ。お互い高3の時に出会ったのよ。私が11歳、ディが16歳の時にクラスが一緒になったのよ。私はちょっと驚いたかな?同じ飛び級組がいるって知って。まぁ、それは置いといて彼女に関しては、龍達に任せるよ。それよりもステージに上がって期待男の方は何か分かった?彼女が依頼主??』
少し声音が硬くなりつつも龍にたづねる。
『お袋の話だと、友池との関係はなし。男の素性はどこかの組織の下っ端じゃないかと考えられている。どこの組織は突き止める前に独房の中で死んでいたらしい。左手首に黒い星の刺青をしていた事しか分かってない』
黒い星の刺青。
口封じ?・・・まさかね。
首を左右に振る。
『何か心あたりでもあるのか?』
『いや?ちょっと嫌な事を思い出しただけだろう。自分の世界にはいいてるしな、それよりも龍、学校の方は騒ぎになってないか?』
『今のところは平常通りだな。何かあるのか?』
『あれだけの騒ぎになったし、ギルが威嚇射撃をしたからな。新聞部あたりにすっぱ抜かれたら面倒じゃねぇか。』
『ちょっと確認しよう。今の所そういった記事は出てない。』
『よろしく。』
そういえば龍は、確かにと納得したような表情をした。
その返事を聞くと、安心したのか、寝不足のおかげでうとうとしだした。
そのままディに寄りかかるようにして、龍に何か話そうと思ったけど、言葉にならなかった。




