束の間の休息
『ねぇ、ギル相談事なんだけどさ。』
『なになに?恋のお話??』
『かな??私ね、ディも龍も同じくらい大好きで大切なの。だけどさっき龍に触れられた時、拒絶下じゃない??私、龍ならディと同じで平気だと思ったのに。』
『そうね。そもそもあぁなった時のお姫様は、まず誰も寄せ付けないでしょう?ディ以外。
普段どんなに仲良くてスキンシップをとっていたとしても、親兄弟、私ですらダメじゃない?ディがあのこと歩いているの見るのショック受けていたでしょう?じゃあ仮に龍が同じようにしたらショック?それとも平気かしら?』
ギルに言われた事を想像してみる。
龍に関してはやっぱり少しおどるくだろうけど、その子ひっくるめて仲良くなれると思う。
でもディは・・・・・。
少し泣きそうな表情になったのだろう。
ギルは少し困ったように笑った。
『いつもなら、ぎゅうって抱きしめてあげれるのに。でも、答え出てきたでしょう??』
その言葉にうんと頷いた。
『うん、ありがとう。ギル。』
『はぁーかわいいわね、うちのお姫様は。』
『俺の前でイチャつくな。』
『イチャついてないわよ、いつもと同じよねー』
『ねー。』
『まぁ私は帰るから、2人ともゆっくり休みなさいね??いい?睡眠、食事大事よ?』
投げっキスをしながらギルは、玄関の方へ向かい帰っていった。
龍side
フィーとダンが帰ったあとお袋と友池は後者の方へ向かっていた。
ダンが渡した茶封筒が一連の出来事の結果なのだろう。
基本フィー以外に興味を示さないダンがあそこまでしたのだから相当怒っていて、もしかしたら植木鉢が落ちてきた件も絡んでいるのかもしれない。
教えてくれるか分からないが、お袋に聞いてみようと思う。
『しかし、久しぶりにダンのブチギレ見たなー・・・・。アレはしばらく尾を引くぞー・・・・。』
『まぁ、ダンも大人だし昔よりはマシになっているだろうよ。』
『とりあえず、フィーの睡眠と体力が確保されればいいけど。』
俺の隣ではフィーの兄貴ルーカスとリアムが同じいくフィー達を見送りながら話していた。
『どういう事だ?なんでダンがぶち切れるとフィーの睡眠が関係ある?』
『ダンが寝かせないから。』
『は?』
『・・・ルークの説明になってないよ。あの状態になったダンは余計に寝れなくなるんだ。寝ると悪夢をみるらしい。精神的にくるんだよな。で、寝ないように無理やり起きて夜通しチェスか映画を見ている。そして、フィーを片時も離さないし離れない。』
『それは、大丈夫なのか?』
『今回は大丈夫だろう。フィーもフラッシュバックしていたようだし。お互い離れないだろうな。いい加減お互いがお互いの精神安定剤代わりだという事に気がつくべきだと思うのだけれどな。』
ふーと大きなため息をつく。
ルークとリアムの話が正直頭に入ってこない。
お互いがお互いの存在に依存しているって事か・・・・?
その事実に、胸の奥がざわついた。




