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「スチュアート先輩、ウィル先輩は私の彼氏になってくれたので、先輩も今後ウィル先輩に話しかけないで下さいね?」
「それは断るわ。そもそも無理なお話だよね?ディは貴方の彼氏だとしても、ディにディの意志っていうものがあるんだよ?それをまるっと無視してわがまま言いたい放題っていうのは、彼女というよりダメだよね?解ってる?
それにディってかなりデリケートで扱うの大変だとは言っておくよ?最後に、今のディの変化に気づいていない時点ですぐ別れるでしょうけど?じゃあ、お好きにどうぞ?」
言い方にカチンときて一気に捲し立てたけど、ちゃんと伝わったかな?
立ち上がると、ギルと共にステージ裏に戻る時視界の端で表情が歪んだ彼女が目に映った。
『お姫様、さっきのは・・・・』
『え?何?』
『・・・・無自覚なのね。』
首を傾げながらも近くにあった椅子に座る。
しばらくすると他の出場者達も戻ってきた。
パートナーだった人たちは観客席に戻るみたいだ。
ギルとも別れ私の隣には龍となぜか梓くんがいたくれた。
「ソフィ、カッコよかったな!」
「は?」
梓くんの言葉に疑問を浮かべる。
「あのあと、あの女顔真っ赤にしてダンを連れてどっかに行ったぞ?大丈夫なのか?」
「ディも大人なんだし、大丈夫でしょう。それよりも結果ってすぐ出るの?」
「そろそろ呼ばれると思うぞ?」
「・・・そっかー。もう早く全部終わらないかなー。」
「すぐ終わるさ。」
ステージにスタッフから声がかけられた私達は再びステージに立った。
男子の部の発表があってそのあと女子の部だ。
軽快なリズムのスネアドラムの音が鳴り響く。
視界の生徒が受け取った封筒を開く。
「男子の部、今年のミスターミシェルは・・・・同点で、百王華龍哉andダニエル・ディ・ウィリアム!!」
2人とも少し驚いた表情をしたが、すぐさま外用の笑みを浮かべ、お互いの拳を合わせていた。
なんだかんだ言ってあの2人は仲がいいと思うんだよね。
「続いて女子の部、今年のミスミシェルは・・・・・ソフィア・エマ・スチュアート!準ミスは井ノ口瑠奈!!」
うん?
予想外に呼ばれた地震の名前にしばし固まりながらも。井ノ口さんに肩を叩かれて「行くわよ?」と囁かれた。
そのまま琉とディがいる中央へと足を進ませる。
自分が呼ばれると過信していたのだろう、友池さんの表情は悔しさが滲み出ている。
4人揃った所でティアラとタスキをかけられた。
うん、柄じゃないなぁ〜と照れていると“認めない!!”って声が聞こえると
ざわり
と全身の毛が逆撫でされたような感覚になるのと同時に井ノ口さんの腕を引っ張り龍の方へ突き飛ばした。




