魔術師の師弟〜追放された天才魔術師が拾った記憶喪失の少女、実はすごい出自でした〜
わずか二十歳にして国で十五人しかいない特級の魔術師であるイシルビュートは、敵国と通じているという冤罪をかけられて魔術師の称号を剥奪され、追放されてしまう。
その後に勃発した敵国との大戦跡地に赴いたイシルビュートは、そこで血まみれの少女と出会った。
少女は出身国も、どうしてここにいるかも、自身の名前さえも覚えていなかった。
イシルビュートは少女をクレアと名付けて弟子にして保護し、ともに暮らすことにする。
それから十二年。
すっかり十七歳の年頃となったクレアは師匠顔負けの凄腕魔術師となっていた。
「お師匠様、毒竜退治に行きましょうよ!」
「ダメだ」
「えー、なんで!」
イシルビュートは気がつかなかった。
自分の弟子が素直にいうことを聞くような、従順な性格に育っていなかったことに。
勝手に毒竜討伐に出かけたクレアはそこで聖女の力を持たない無能と呼ばれる王女と出会い、何やかんやあってかつてイシルビュートが追放された国の城に潜入することになる。
そこで大人しくできるようなクレアではない。
こっそり魔術を使って不当な立場に追いやられている王女を助けたり、味方を増やすべく画策したり。
そしてイシルビュートを追放した人間の陰謀を暴く時、王女の汚名も返上されて……?
これは鍛えすぎたために力を持て余し気味な少女と、そんな少女の手綱取りに苦労をする最強の魔術師師弟のドタバタ物語です。
※追放から始まっていますが、いわゆる追放ざまあモノとは違い敵も有能なために主人公サイドもそれなりに苦労します。
※第一部(約五万字)を読んでいただくとこの物語の方向性が見えます。
その後に勃発した敵国との大戦跡地に赴いたイシルビュートは、そこで血まみれの少女と出会った。
少女は出身国も、どうしてここにいるかも、自身の名前さえも覚えていなかった。
イシルビュートは少女をクレアと名付けて弟子にして保護し、ともに暮らすことにする。
それから十二年。
すっかり十七歳の年頃となったクレアは師匠顔負けの凄腕魔術師となっていた。
「お師匠様、毒竜退治に行きましょうよ!」
「ダメだ」
「えー、なんで!」
イシルビュートは気がつかなかった。
自分の弟子が素直にいうことを聞くような、従順な性格に育っていなかったことに。
勝手に毒竜討伐に出かけたクレアはそこで聖女の力を持たない無能と呼ばれる王女と出会い、何やかんやあってかつてイシルビュートが追放された国の城に潜入することになる。
そこで大人しくできるようなクレアではない。
こっそり魔術を使って不当な立場に追いやられている王女を助けたり、味方を増やすべく画策したり。
そしてイシルビュートを追放した人間の陰謀を暴く時、王女の汚名も返上されて……?
これは鍛えすぎたために力を持て余し気味な少女と、そんな少女の手綱取りに苦労をする最強の魔術師師弟のドタバタ物語です。
※追放から始まっていますが、いわゆる追放ざまあモノとは違い敵も有能なために主人公サイドもそれなりに苦労します。
※第一部(約五万字)を読んでいただくとこの物語の方向性が見えます。
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