37 パンケーキにアイスクリームを添えて再び
俺は今、厨房でアイスクリーム待機をしている。
料理人たちがプレパに習いながらパンケーキを作成しているからだ。
子供用の椅子に座って足をプラプラさせてるとベルに言われた。
「今日は、私どもの事は気にせずに。」
「うん、母上にも言われてるからね。またジャンビットに帰ったら食べようね。」
「はい、その時を楽しみにしております。」
パンケーキも無事に出来上がり、アイスクリームを7つ購入しプレパに渡せば俺の仕事は終了。
皆が待つデザートを食べる所に向かった。
母上の隣に座るとパンケーキにアイスクリームを添えてが運ばれてきた。
「アイスクリームが溶けてしまいますから、早めに食べましょう。」
母上がそう伝えると一同一斉に食べだした。
「このパンは温かくて旨い。」
母上がいると無言なマーカスが珍しく声をあげた。
「この隣にあるアイスクリームと一緒に食べると更に美味しいよ。」
「ふむ。」
そしてアイスと一緒にパンケーキを食べたマーカスが固まった。
ふっ、飛んだな。
「ふふふふふふふふふっ。」
何故かマーカスの隣の伯母上が壊れた。
「レイリーは私のモノですわっ!」
そして、とんでもない事をぬかしおった。
それに対して周囲はスルー。
大人な対応だ。
「これはとても凄いな。こんな食べ物があったのか。」
お爺様が。
「テレサ、これは出さない方がいいぞ。」
伯父上が忠告した。
「お兄様、安心してください。出すつもりはありません。ヒルデガルト様が食したがってましたので、今回お出ししただけです。」
「ならいい。」
「派閥のものだけだから、いいじゃないの。」
お婆様がそんな事をいう。
「母上、ヒルダみたいに暴走する者も出ますよ。」
伯父上にそう言われ、伯母上の方を見たお婆様が。
「それもそうねえ。」
と相槌をうった。
「酷いですわっ!私のどこが暴走してますの?」
再び全員スルーで大人な対応。
翌日からお茶会の準備でまあ大変。
事前の準備で駆り出されるとは思ってもいなかった。
お婆様、母上、伯母上が、3人で相談し合い、俺と母上がタブレットから商品を探す。
どうしてこうなった。
さすがに今回は参加者が多いため、俺が宛名書きをするなんてことはなかった。
それだけが救いだ。
「これは20個は必要ね。」
「えっ20個?」
俺は母上を二度見する。
「30個にしてちょうだい。今後も使えるでしょう。」
お婆様がさらに鬼のようなことを言う。
「絵だけではわかりませんわ。実物を出してくださいまし。」
伯母上がそう言ったので。
「レイリー1個、購入しなさい。」
1個ほど購入した。
「これなら50個あっても困りませんわ。」
突拍子もない事を言う伯母上。
「そうね。普段使いもできそうだから50個にしましょう。」
しましょうじゃねえよ・・・。
不安そうに母上の方を見るとノートに書きこんでいた。
まじかっ。
そんな感じなので俺のポイントは根こそぎ持ってかれそうな気がした。




