表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/98

閑話3:小さな探偵団の事件簿『隣のベッドで大爆睡する』

二話目の投稿です。

誤字脱字が多くなると思いますが、よろしくお願いいたします。

途中で、脱線することもあると思いますが、ゆっくりと見守ってください。

作品の内容が前後することが多々あると思いますが、大目に見て頂ければ、うれしく存じます。

閑話です。短いです

よろしくお願いします

では、参ります!!




## 閑話:『万能の天才、隣のベッドで大爆睡する』

「――ダヴィンチさん、行ってくるよお前が目を覚ましたとき、ローマの街が最高の色彩パレットで満ちているように***」

バタン。

特別病室の重い扉を、最高にシリアスな横顔で閉めたレオナルド・ダ・ヴィンチ。

コートの裾を翻し、復讐の鬼と化して廊下を歩き出した――まさに、3歩目のことだった。

「あ、あれ? 急に世界がモノクロームにあべしッ!?」

ズドーーーーンッ!!!

「ダ、ダヴィンチさぁぁぁん!?」

新助手のルカの絶叫が廊下に響き渡る。

何を隠そう、おじさんは自身のドッペルゲンガーとの死闘、限界突破の魔導手術、そして暗殺者への怒りの一撃で、体内の魔力インクを『1滴残らず』使い果たしていたのだ。

かっこよく決めた2秒後、おじさんは白目を剥き、廊下の大理石へ文字通りスライディング土下座の姿勢でぶっ倒れ、そのまま完全沈黙(大爆睡)してしまった。

「ハァ。シリアスな背中を見せた直後に全魔力枯渇で自爆だなんて、非論理的にも程があります。仕方ありませんね」

ルカは深い溜息をつくと、看護師を呼び、フランチェスカの眠るベッドの『すぐ隣のベッド』へ、おじさんをゴロゴロと運び込ませるのだった。

おじさんとお嬢さんが並んで大寝込みをぶっこいた、まさにその頃。

下町の『老いたる跳ね馬亭』では、リーダーのトト率いる【下町こども探偵団】が、新たな『特大の珍事件ミステリー』に直面していた。

「――おねがい、探偵団さん! ウチの『金のタマゴ』を盗んだ犯人を捕まえて!」

跳ね馬亭のテラス席に涙目で駆け込んできたのは、隣の農家の小さな女の子・ポポちゃん(6歳)。

彼女が小さなカゴから取り出したのは、なんと全体がピカピカと金色に輝く、世にも奇妙な**『黄金のニワトリのタマゴ』**ではなく、ただの『黄色いペイントをベッタリ塗られた、普通の生タマゴ』だった。

「ひゃあ! 本物の金のタマゴだ!」八百屋のチコが目を丸くする。

「バカ、よく見ろよ、ただの黄色い絵の具じゃねえか。でも待てよ、ポポちゃん。これが盗まれたってどういうこと?」トトが鋭く眉をひそめた。

「あのね、お父さんが『明日の朝ごはんに食べようね』って楽しみに、お庭の巣箱に隠しておいた、ポポの一番お気に入りのタマゴなの! なのに、さっき見たら、巣箱の中から消えちゃってて代わりに、不気味な『白い毛』が落ちてたの!」

「白い毛!? 犯人は、下町の『白い怪盗』に違いない!」

トトは麦わら帽子をバッと被り直し、ブリキの探偵バッジをパチンと叩いた。

「みんな、捜査開始だ! 白い毛のトーン(痕跡)を追いかけるぞ!」

小さな探偵団は、ポポちゃんの家の庭へと飛び出し、巣箱の周囲を大捜索した。

地面に這いつくばり、虫眼鏡を覗き込む。

「トト! こっちに白い毛が点々と続いてるぜ!」

パン屋の小僧が、裏の生垣の隙間に引っかかっていた『白いフワフワした毛』を発見した。そのルートは、下町の広場にある、大きな給水塔の裏へと真っ直ぐに伸びている。

「よし、包囲網を敷くぞ! 『探偵団フォーメーション・ベータ』だ!」

トトの合令で、チコとドワーフの女の子が左右の路地へ回り込み、トトが正面から給水塔の裏へと突入した。

「そこまでだ、金のタマゴ泥棒――って、あれ?」

トトが声を上げると、給水塔の影で、モゾモゾと動く『白いお尻』があった。

泥棒の正体は、怪盗でもなんでもない。おじさんが以前、お嬢さんへのプレゼント用に作った、魔導ゼンマイで動くガラクタ試作品――**『お掃除用の白ウサギ型からくり人形ポンコツ』**だったのだ!

白ウサギ人形は、おじさんが寝込んだことで制御の電波が狂い、暴走。「丸くて黄色いもの=床に落ちたゴミ」と誤認して、ポポちゃんの巣箱からタマゴを回収し、お腹のゴミ箱(収納スペース)に大切に保管していただけだったのだ。

「なんだ、ダヴィンチさんのお掃除人形かよ!」

チコがガクッとお辞骨を折る。

トトが白ウサギの背中のストップボタンを押し、お腹のハッチを開けると、そこから無傷の『黄色いタマゴ』がコロンと転がり出てきた。

「わぁぁ! タマゴさん、おかえりなさーい!」

ポポちゃんはタマゴを胸に抱きしめ、飛び跳ねて大喜び。

「すごーい! やっぱりこども探偵団は、下町のヒーローだね!」

「へへん! これくらい、名探偵のトトにかかれば朝飯前さ!」

トトたちは顔を見合わせ、夕暮れの広場で最高に上げ上げのハイタッチを交わした。

その頃、病院のベッドで「ふにゃぁ」とマヌケな寝言を言いながら大爆睡しているおじさんは、自分の作ったガラクタ人形が下町で珍事件を起こしていることなど、1ミリも気づいていないのだった――。

(間話 了)











みなさま、どんな風に感じてもらったのでしょうか?

少しでも面白いかもと思って頂けましたら幸いです。

励みになりますので、☆☆☆☆☆をチェックしてもらえると嬉しく存じます。

これからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

パラレルワールドで魔法と多種族の住む下町ローマで起こる事件を魔法とスキルで解決していく物語です。時代背景は読者の描く時代に当てはめてくださいね。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ