表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『最果ての出汁聖女・れいな 〜追放されたけど、伝説の魔獣と呪われ騎士に究極スープを献上したら、いつの間にか最強の村ができました〜』   作者: Zacku


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
78/83

第78話:『長時間の会議で胃もたれマックスの神々に、冷やしぶっかけうどんを一瞬で同時着丼(デリバリー)させたら神界が全面降伏しました』

皆様、いつも本当にありがとうございます!

プライドの塊である最高調理神アポロン様から「人間の餌」と見下され、神界御前試合を受けることになった前話、たくさんの「神々の胃もたれ展開、確定演出すぎるw」という感想をいただき大感激です!

本日は、全宇宙の最高神たちが一堂に会する『全宇宙創生神話首脳会議』の、運命のお昼休憩オペレーションタイム

3日3晩に及ぶ不眠不休の激論で、破壊神も闘神も、全員が限界突破の胃もたれを起こしていました。

そこへ自信満々に出されるギトギトの高級神聖フルコースVS完璧なタイムラインで茹ぎ上げられた、冷え冷えの「ネオサヌキ特製・すだち冷やしぶっかけうどん」。

神界の歴史を塗り替える、お出汁のハッキング無双、いってみましょう!

「――フハハハ! 見よ、これぞ我が至高の神聖料理『不死鳥のフェニックス・エッグのトリプルバターソテー、純金マナ・ネクターの超濃厚ソースがけ』だ! 高貴なる最高神たちよ、さあ、我が究極の美食でその神威をさらに高められるが良い!」

神界の最高神殿・大ホール。

正午のチャイムと同時に、最高調理神アポロンが豪華絢爛な銀の皿を掲げ、料理天使たちを率いてドヤ顔で突撃していった。

しかし、円卓に並ぶ全次元のトップたちの反応は、アポロンの予想とは180度違うものだった。

「……おい、アポロン。我らはな、3日3晩、宇宙の境界線についての激論で頭を使い果たし、肉体的にも精神的にも『胃がバグるほどもたれて』いるのだ。……この期に及んで、そんなバターと純金がギトギトに浮いた超高カロリーの塊を食えるかッ!」

額に青筋を立てて怒鳴り散らしたのは、数々の銀河を拳一つで消滅させてきた、恐るべき強面コワモテの『破壊神ヴィシュヌ』様だった。

「うむ……。喉がカラカラで、胃袋が一切の油分を拒絶しておる……。すまぬが、今は1ミリも箸が動かん……」

全知全能の『主神ゼウス』様も、玉座に深くもたれかかり、白目を剥いて死にそうになっている。

「ば、バカな……っ!? 不死鳥の卵だぞ!? 純金パウダーだぞ!? なぜ神々が一口も手をつけずに絶望されているのだーーーっ!?」

アポロンが銀の皿を持ったまま、神の顔を真っ青にしてガタガタと震え出した。

「――お待たせいたしました! 長時間の会議、本当にお疲れ様です! サテライトキッチン、ただいま1000名様分のデリバリー、完璧な段取り(タイムライン)で到着いたしました!」

その絶望の空間に、私の爽やかな声が響き渡った。

「シン君、マルチデリバリーOS、起動!」

「了解。神界のマナ帯域の同期完了。全宇宙の最高神1000名のバイタルデータに合わせて、ベストな冷え度(マイナス2度)で――一斉着丼パブリックデリバリー!」

カウンター席でコーラを飲みながら、シン君がキーボードをターン!と叩く。

次の瞬間、虹色の空間ゲートが一斉に開き、1000人の神々の目の前に、透き通った美しさのガラスの器が、一切の誤差なく『同時に』トン、と置かれた。

「これは……!? 氷のように冷やされた透明な器の中に、白銀に輝く美しい麺。その上には、清涼感溢れる緑の『すだち』と、大根おろしが乗っている……?」

破壊神ヴィシュヌ様が、そのあまりにも涼やかな見た目に、ゴクリと喉を鳴らした。

「ネオサヌキ特製、『すだち冷やしぶっかけうどん』です!」

私は湯切りテボを構え、にっこりと微笑んだ。

「熱効率4000%の自動茹で機で一瞬で茹ぎ上げ、ネオサヌキの氷結水で一体化バーストさせた、極限のコシです。伊吹島産のいりこと利尻昆布のキンキンに冷えた一番出汁を、上からぶっかけてお召し上がりください!」

神々が恐る恐る箸を取り、白銀の麺をまとめて口の中へと滑らせる。

その瞬間、大神殿の空気が、パリィィィン!と割れるような衝撃が走った。

「――っ!!! な、何だこの圧倒的な喉越しは……っ!? 冷え切った麺が、火照った食道を爆風のような爽快感で駆け抜けていく……!」

主神ゼウス様の目がカッと見開かれ、みるみるうちに顔色に神々しい血色が戻っていく。

「う、美味い……美味すぎる……ッ! すだちの爽やかな酸味とお出汁の旨味が、長旅と会議で疲弊しきった私の胃袋に、一切の抵抗なくじゅわぁぁぁっと染み渡っていくぞ……! これは料理ではない、神の領域のハッキング(救済)だ!」

破壊神ヴィシュヌ様が、もの凄い勢いで「ズズズッ! ズババババッ!」と麺を啜り、一滴のお出汁すら残さず完飲してしまった。

「おかわりだ! この美味なる麺を、我が銀河のすべての神にデリバリーせよ!」

「我が破壊神殿の専属ケータリングになってくれ!」

またたく間に、1000人の最高神たちが器を空っぽにし、感動のあまり涙を流して私に「星5」の神聖評価ゴッドレビューを送り始める。

「な、何なのだあの人間の小娘は……! 我が神聖料理が、ただの冷やし麺のオペレーションの前に、1ミリの勝負にもならず完全自滅ざまぁするなんて……っ!」

最高調理神アポロンは、自分の銀の皿を落とし、プライドを粉々に砕かれてその場にドナドナと膝を突いた。

「フハハハ! 見たか、神界の井の中の蛙どもよ」

その背後から、新ロゴのエプロンをなびかせた魔王バラドが、腕を組んで不敵に笑う。

「我がれいなのお出汁の段取りは、全宇宙の理すらも凌駕する。お前たちの独りよがりの高級食材など、この圧倒的な『茹でたて』の前には、ただの不合理なデータに過ぎんのだ!」

セシリア王女も「ふふ、これで神界の胃袋も、完全に我がサテライトキッチンの支配下に入りましたわね!」と、誇らしげに胸を張るのだった。

高級食材に胡坐をかいた神の料理人を、圧倒的な現場のリアルと冷やしぶっかけの段取りで完全制圧した我が店。

全宇宙の神々をも全面降伏させたサテライトキッチンの「茹でたてうどん」の進撃は、もはや次元の壁すらもハッキングし、誰も追いつけない無限の彼方へと加速していくのだった。

第78話をお読みいただきありがとうございました!

ついに始まった神界御前試合、レイナ店長の計算され尽くした「すだち冷やしぶっかけうどん」が、胃もたれマックスの最高神たちの胃袋を完全に救済ハッキングいたしました!(大爆笑)

プライドが宇宙サイズだったアポロン様も、神々の圧倒的な「おかわり」の前に、一瞬で完全ざまぁとなりましたね!

第79話!

神界ケータリングを大成功させ、宇宙の危機を救ったサテライトキッチン一同。

時空管理者様から「お礼として、全次元のどこでも店舗を展開できる『多次元・移動式サテライト店舗車』を贈呈します!」と、とんでもない新装備インフラをプレゼントされて……!?

物語はついに、全次元を股にかける「究極の多次元移動販売編」へ突入して――!?

「冷やしぶっかけの破壊力すごすぎw」「神々がうどん啜る絵面がシュール」「魔王様がドヤ顔でハッキング解説してるの草」と思ったら、ぜひ作品へのブックマークと、評価の【星5】をポチッとお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ