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『最果ての出汁聖女・れいな 〜追放されたけど、伝説の魔獣と呪われ騎士に究極スープを献上したら、いつの間にか最強の村ができました〜』   作者: Zacku


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第76話:『大陸の権威をすべて制圧したら、今度は「時空管理者」から神界へのケータリングを直訴されました』

皆様、いつも本当にありがとうございます!

世界の最高権威・聖教皇庁の裏帳簿をシン君が一瞬で世界同時配信(大炎上)し、組織ごと完全ざまぁした前話、たくさんの「ハッキングの容赦なさ最高w」という感想をいただき大感激です!

さて、人間の国も裏社会も、神の権威すらもお出汁のオペレーションで完全に胃袋に収めた我がサテライトキッチン。

これでついに大陸に真の平和が訪れ、のんびりうどんを茹でる日常が戻ってくる……と思いきや、物語の神(段取り)は引き下がりませんでした。

厨房の奥にある『時空固定魔法陣』が突如として虹色に激しく明滅!

現れたのは、この異世界の次元そのものを管理する最上位存在「時空管理者」様で……?

物語はついに世界を飛び出し、宇宙・神界へ!? 新章突入回、いってみましょう!

「――ふぅ。これでやっと、落ち着いてお出汁の仕込みに集中できるわね」

マルセロ大司教がドナドナされていった後の、静かになった中央総本店の厨房。

私が湯切りテボを綺麗に拭きながらホッとため息をついていると、突如として、厨房の足元に刻まれていた『時空固定魔法陣』が、バリバリと空間を震わせて虹色の強烈な光を放ち始めた。

「おっと、店長! クラウド経由で魔法陣のデータ(ログ)を監視してるんだけど、次元のエネルギー値が測定不能エラーを起こしてるよ!?」

カウンターの特等席でコーラを持っていたシン君が、サイバーゴーグルを激しく明滅させながら立ち上がった。

「ぬぅ……。このプレッシャー、人間やそこらの神官ごときの魔力ではないな。時空の壁そのものがメリメリと剥がれ落ちていくようだ」

魔王バラドが腕を組んで赤い目を鋭く光らせる中、光の柱の中から、半透明の美しい衣を纏った「星の輝き」のような姿をした青年――この異世界の次元を統べる最高神『時空管理者』様が姿を現した。

「……お初にお目に掛かります、聖女れいな殿。そして未来の天才ハッカーの少年と、魔王バラドよ」

時空管理者様は、神々しい後光を背負いながら、なぜかもの凄く申し訳なさそうな顔で頭を下げてきた。

「突然の降臨、お許しいただきたい。……だが、どうしても、君たちの持つ前世の現場ノウハウ、ネオサヌキのテクノロジー、そして何より『完璧な大量調理の段取り(オペレーション)』の力を貸してほしいのだ」

「ええっと、時空管理者様……。うちのうどんのインフラ、ついに次元の壁を越えちゃいましたか?」

私がテボを構えたまま苦笑いして尋ねると、時空管理者様は深いため息をついて羊皮紙(というよりホログラムに近い神界のデータ)を広げた。

「ああ。実は明日、全次元の最高神たちが一堂に会する『全宇宙創生神話首脳会議ゼウス・カンファレンス』が、神界の最高神殿で開催されるのだ。……しかし、神界の段取りの悪さのせいで、何千もの神々に出す予定だった『神聖フルコース』の仕込みが、調理神の体調不良によって100%破綻してしまってね」

「神話級の首脳会議で、まさかのケータリングの段取りミス(現場崩壊)ですか」

シン君がキーボードを叩きながらクスクスと笑う。

「このままだと、お腹を空かせた破壊神や闘神たちが暴動を起こし、いくつかの銀河系が物理的にデリート(消滅)されてしまう! だからお願いだ、れいな殿! 先日、人間の国の騎士団1万人を同時に満足させたという、あの『究極のワンオペ着丼マルチデリバリー』を、明日の神界の会議でも再現してほしい!」

世界を創った最高神様が、うどん屋のカウンターの前で「頼む、銀河を救ってくれ!」と本気で手を合わせている。これにはセシリア王女も「まあ……! スケールが世界滅亡から宇宙消滅に跳ね上がってしまいましたわね……!」と、目を丸くして驚いていた。

「全次元の最高神どもに、我がれいなのお出汁を吸わせるわけか。面白い」

厨房の奥から、熱効率4000%の自動茹で機の湯気と共に、魔王バラドが不敵な笑みを浮かべた。

「神界の連中、日頃は雲の上であぐらをかいているようだが、空腹の絶望の前に我が主のコシにひれ伏す姿……想像するだけで、魔王としてもゾクゾクする段取りだ」

「ボクのAIシステムも、神界のマナ帯域にハッキング(同期)すれば、全宇宙へのマルチデリバリーOSの拡張なんて簡単だよ。むしろ、神々のバイタルデータをスキャンして料理を作るなんて、最高にやりがいのある開発オペレーションだね」

シン君もすでにキーボードを爆速で叩き、神界への転送座標ゲートをロックしている。

仲間たちの現場力と技術力は、すでに神の領域すらも手狭に感じ始めているようだった。

「分かりました、時空管理者様! 相手が破壊神だろうと全能の神だろうと、お腹が空いているなら、完璧な段取りで最高の茹でたてを届けるのがサテライトキッチンです!」

私がテボをパシッと叩いて爽やかに宣言すると、時空管理者様は涙を流して「おおお……! 感謝する、食の救世主よ!」と深く頭を下げた。

人間の世界を完全に胃袋から制圧した聖女れいなのサテライトキッチン。

その圧倒的なお出汁の舵は、ついに世界の理すらをもハッキングし、全宇宙の神々を相手にした空前絶後の『神界ケータリング無双編』へと、その大釜を沸き立たせるのだった!

第76話をお読みいただきありがとうございました!

大陸の全権威を掌握したレイナ店長、今度は異世界の最上位存在「時空管理者」様から直々に、宇宙消滅の危機を救うための「神界ケータリング」を依頼されてしまいました!(笑)

相手は人間から一気に全宇宙の神々へとスケールアップ。

シン君のAIと魔王様のやる気もカンカンに沸騰しており、新章も大爽快な無双劇になりそうですね!

第77話!

ついに神界の最高神殿へと足を踏み入れたれいなたち。

しかしそこには、異世界のうどん屋を「下等な人間の作るB級グルメなど、神聖なる神の口に合うわけがないだろ!」と傲慢に見下す、プライドが銀河系サイズの『神界の最高調理神』が立ちはだかって――!?

「神界のケータリングは草」「魔王様が神々にマウントとる気満々」「神界のハッキング楽しみw」と思ったら、ぜひ作品へのブックマークと、評価の【星5】をポチッとお願いします!

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