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『最果ての出汁聖女・れいな 〜追放されたけど、伝説の魔獣と呪われ騎士に究極スープを献上したら、いつの間にか最強の村ができました〜』   作者: Zacku


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第59話:『軍隊をうどんで買収された巨大企業のCEOが、涙目で「フランチャイズ契約」を求めてきました』

皆様、いつも本当にありがとうございます!

お出汁聖女の職人無双、ネオサヌキ編もいよいよクライマックスへ!

レーザーを天ぷらの熱源にされたメガコーポのCEOですが、

部下たちが全員エプロンを着てうどんを啜っているのを見て、

ついに直接交渉(というか泣きつき)にやってきました。

異世界の聖女と建国王が、未来の巨大企業を相手に仕掛ける

圧倒的なビジネス無双をお楽しみください!

『お、お前たち、一体何をやっているんだーッ!!』

サテライトキッチンのモニターに、メガコーポ『ネオ・フード・インダストリー』のCEOの立体ホログラムが、顔を真っ赤にして映し出された。

画面の向こうでは、彼の誇るエリート私設軍隊の兵士たちが、最新鋭の装甲車を並べ、そのレーザーで絶妙に油の温度を180℃にキープしながら、サクサクに揚がった特大エビ天を幸せそうにハフハフと頬張っている。

「いやぁ、CEO。この『大海老天ぶっかけ』、マジで脳のニューロンが覚醒しますよ。チューブ飯なんて食ってる場合じゃないです」

「店長、こっちのテーブル、ネギと生姜おかわり!」

『前線の兵士が敵のうどんの薬味を要求するなッ!! 聖女れいな……貴様、我が社の軍事力をただの厨房機器扱いにするとは、どれだけ我が社を、ネオサヌキを侮辱すれば気が済むのだ!』

「侮辱なんてしてないわよ」

私は茹で上がった麺を冷水(月の雫水)でキリッと締めながら、大真面目に答えた。

「むしろ感謝してるわ。あのレーザーのおかげで、一度に1万本のエビ天を、衣の水分を均一に飛ばして『サクサクの極み』に仕上げられたんだもの。素晴らしい調理器具よ」

『へ、兵器を調理器具と呼ぶな……! ええい、こうなったら物理的な消去は不可能だ。我が社の経済力をもって、貴様の店をそっくりそのまま……』

「買い取る、かい?」

それまで、カウンターの奥で静かに新ロゴの看板を磨いていたシン君が、冷徹な笑みを浮かべて一歩前に出た。彼の黄金の瞳が、ホログラム越しにCEOを射すくめる。

「君たちの会社の時価総額がどれくらいかは知らないけれど、この店のバックにいるのは、天界の超AI、魔界の王、世界樹の精霊、そして世界のバグを消去する『時空管理者』だ。……経済力で、僕たちに勝てると思っているのかい?」

『ひっ……、じ、時空管理者だと……!? あ、あの世界の裏の絶対プログラムが、なぜ個人経営のうどん屋のバックに……!?』

「簡単さ。管理者さんも、うちの『釜揚げうどん』の常連だからね。もし僕たちの営業を邪魔するなら、君たちの会社のサーバーデータごと、世界から『初期化デリート』されることになるよ?」

シン君が爽やかに、けれど完璧な脅しをかけると、CEOのホログラムは一瞬で青ざめ、ガタガタと震え出した。

世界を支配するメガコーポのトップが、一介のバイト君(※中身は創世の神)の前に、完全に蛇に睨まれた蛙状態になっている。

『あ、頭が痛い……。わ、分かった、我が社の負けだ……! 頼む、会社を消去しないでくれ! その代わり……その代わりに、我が社の全流通ネットワークを使って、この『お出汁うどん』をネオサヌキ全域に普及させる『フランチャイズ契約』を結ばせてくれないか……っ!?』

ディストピアを牛耳る巨大企業が、まさかの「下請け(ディストリビューター)」への降伏宣言。

「フランチャイズ契約? ……いいわよ。ただし、マニュアルは私が作るわ。麺の茹で時間は14分40秒厳守、お出汁のいりこの配合比率を1ミリでも変えたら、即契約解除だからね!」

私が胸を張って条件を突きつけると、CEOは涙目で「御意に……!」と深く頭を下げるのだった。

第59話をお読みいただきありがとうございました!

巨大企業のCEO、時空管理者の名前を出された瞬間に完全降伏です(笑)。

これでネオサヌキの全セクターに、我が店のロゴを掲げた「お出汁うどん」のチェーン店が爆誕することになりました!

第60話!

ついに記念すべき【第60話】!

ネオサヌキでのビジネス展開も大成功し、ひと段落ついたその夜。

シン君が、新ロゴのエプロンを着たれいなを、月明かりのサテライトキッチンで呼び止めて――!?

「CEOがただの下請けにw」「シン君の経済制裁(神の力)エグい」「60話のラブコメ展開全裸待機!」と思ったら、ぜひ評価の【星5】をポチッとお願いします!

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