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『最果ての出汁聖女・れいな 〜追放されたけど、伝説の魔獣と呪われ騎士に究極スープを献上したら、いつの間にか最強の村ができました〜』   作者: Zacku


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第52話:『新ロゴの看板を掲げて新装開店! ……って、喜んでいたら世界の「外側」がバグり始めました』

皆様、いつも本当にありがとうございます!

50話を越えても、我が『空飛ぶうどん屋』の勢いは止まりません!

本日は、シン君と一緒に考えた新しいロゴを掲げての新装開店。

世界中の種族がうちのロゴ入りエプロンを着て手伝ってくれるという、

最高のスタートを切ったのですが……。

どうやら、美味すぎるお出出しのせいで、またしても次元の歪みが発生したようです。

激辛の急展開、お見逃しなく!

「うわぁ……! 本当に格好いいわ、この看板!」

翌朝、サテライトキッチンの正面に掲げられた新しい看板を見上げて、私は歓声を上げた。

シン君がデザインしてくれた、黄金のお出汁のラインと大空を駆ける翼のロゴ。シンプルながらも、遠くからでも一目で「あ、あそこに行けば美味いうどんが食える」と分かる素晴らしいブランドマークだ。

「店長、喜んでくれて嬉しいよ。ほら、スタッフたちの制服も届いた」

シン君が差し出したのは、同じロゴが胸元に綺麗にプリントされた特製のエプロン。

それを真っ先に嬉々として身に付けたのは、なんと魔王バラドだった。

「ふははは! 見よ、この漆黒の体に黄金のロゴが映えるではないか! これぞ世界を統べるに相応しい配達員の正装よ!」

魔王が翼を広げてポーズを決める。後ろでは、隣国のセシリア王女も恥ずかしそうにエプロンを当てていた。

「わ、悪くないデザインね……。私もこれを着て、今日からお出汁の配膳を手伝うわ」

世界のトップたちが同じエプロンを着て並ぶ、奇跡のような新装開店。

ワイバーンたちが新ロゴの旗をなびかせて一斉に大空へ飛び立ち、私たちの第二章は完璧な滑り出しを見せる――はずだった。

ピシィッ……!!!

突如として、雲一つない青空に、まるでガラスが割れるような不吉な音が響き渡った。

「……ッ!? 店長、下がって!」

シン君が瞬時に私の前に飛び出し、黄金の魔力を吹き上げる。

見上げると、新しく掲げた看板のちょうど真上の空間が、どす黒い紫色に染まり、メキメキと引き裂かれていく。そこから溢れ出してきたのは、魔王のオーラすら児戯に思えるほどの、圧倒的な『虚無』のプレッシャーだった。

『……感知シタ。「旨味」ノ過剰インフレ。この世界ハ、美味過失ニヨリ崩壊ノ危機ニ瀕シテイル』

次元の裂け目から現れたのは、全身がノイズに塗れた、巨大な時計の歯車を持つ不気味な存在――世界のことわりを監視する『時空管理者』だった。神界AIの上位に位置する、世界のバグを消去するための絶対的な執行者。

『聖女レイナ。貴様ノ作ルお出汁ハ、世界樹ヲ甦ラセ、魔王ヲ無害化シ、AIノ領域マデ変質サセタ。コレハ世界ノ調和シナリオニ対スル重大ナ反逆デアル。……直チニそのお出汁のレシピを消去シ、存在を初期化スル』

「ちょっと待って! 美味しいものを作って世界が平和になったのに、それがバグ扱いなんて横暴よ!」

私が叫ぶが、時空管理者は冷酷に巨大な歯車を回転させる。周囲の空間が、その回転に合わせて歪み、削り取られていく。魔王も精霊ユグドラも、その絶対的な『消去の力』の前に、体がすくんで動けないでいた。

だが、私の隣に立つシン君だけは、冷徹な笑みを浮かべて一歩前に踏み出した。

「……世界の理、ね。僕がこの世界を創ったとき、そんな融通の利かないプログラムを組んだ覚えはないんだけどな。……店長、お出汁の仕込みを続けて。あんな古びた歯車、僕が今すぐ『出汁ガラ』にしてバラバラに壊してくるから」

シン君の瞳が、これまでにないほど深く、神々しい黄金の光を放ち始める。

創世の神(建国王)VS世界のシステム。

お出汁の未来を賭けた、本当の神話の戦いが幕を開ける!

第52話をお読みいただきありがとうございました!

新装開店のハッピーな空気から一転、世界を消去しようとする「時空管理者」が襲来です!

しかし、我らがシン君、ついに「創世の神」としての本気の力を解放します!

第53話!

シン君の神速のバトルと、それに合わせたレイナの「限界突破の超・釜揚げうどん」の調理がシンクロ!?

「シン君つええええ!」「新章のスケールやばい」「やっぱり引きが神」と思ったら、ぜひ評価の【星5】をポチッとお願いします!

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