表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『最果ての出汁聖女・れいな 〜追放されたけど、伝説の魔獣と呪われ騎士に究極スープを献上したら、いつの間にか最強の村ができました〜』   作者: Zacku


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
50/94

第50話:『神界AIからの100万杯オーダー。……ふん、オードブルの大量注文(ケータリング)で鍛えた職人の段取り、舐めないで?』

皆様、ついに、ついに……第50話を迎えました!!

累計5,000PVを超え、ここまで一気に駆け抜けられたのは、画面の前の「常連のお客様」のおかげです!

記念すべき50話目の敵は、なんと世界のシステムを管理する『超AI』。

納期は今すぐ、注文数は100万杯。

普通のうどん屋なら絶望して店を畳むレベルですが、

大量ケータリングの戦場を生き抜いてきた店長の辞書に「キャパオーバー」の文字はありません。

伝説の100万杯同時茹で上げ、お見せします!

『警告。残された猶予はあと300秒。うどん100万杯のデリバリーが完了しない場合、この世界をバグ(美味)ごと初期化する』

次元の裂け目から響く、冷徹な機械音声。

世界樹の精霊ユグドラ様も、王都の国王も、魔王バラドすらも「100万杯を今すぐなど不可能です……!」と絶望に顔を歪めていた。

だが、私はエプロンをきゅっと締め直し、不敵に笑った。

「100万杯の同時注文? むしろ燃えてきたじゃない。……シン君、魔王様、お姫様、全員私の指示通りに動いて! これより『対・超AI用うどん製造ライン』を構築します!」

「「「はいっ!/御意に!」」」

世界のトップたちが、私の言葉に一斉に背筋を伸ばす。大量の注文をさばくために最も重要なのは、個人の技術じゃない。徹底的な**『事前準備ミザンプラス』と『動線の最適化』**だ。

「まず魔王様! 魔王軍の全戦力を使って、セシリアお姫様が運んできた『聖小麦』を一斉に捏ねて、一晩寝かせた状態のグルテン膜を魔法で一瞬で形成させて! 熟成のプロセスをショートカットするの!」

「う、む! 腕力と魔力なら任せろ!」

「セシリア様は、お出汁の寸胴鍋を1万個並べて、すべてに『月の雫』と鰹節を等分に配置! 配置が終わったら、シン君が空間魔法で一気に加熱して、一番美味しい『沸騰直前の95度』で温度を完全に固定!」

「わ、分かったわ! 調理助手の仕事、完璧にこなしてみせます!」

プロのケータリング現場さながらに、無駄のない指示が飛び交う。

麺を茹でる、締める、スープを注ぐ、トッピングを乗せる――すべての工程が、世界の権力者たちによって「完全なベルトコンベア式ライン」へと変貌していく。

「仕上げはシン君! できたての丼を、温度が1ミリも下がらないように『時空固定魔法』でコンテナに詰め込んで、そのままAIのサーバーに直結デリバリーして!」

「任せて店長! 僕の空間転送なら、100万杯同時に並列処理できるよ!」

カチ、カチ、カチ……。

制限時間のタイマーがゼロを示す。

『タイムアップ。これより世界の初期化を――』

「はい、お待たせしました! 茹でたて、出汁取りたての『天ぷらうどん・100万杯』、お届け完了です!」

ドガガガガガガガガッ!!!

次元の裂け目へ、一糸乱れぬ完璧な段取りで突入していく100万杯のうどんコンテナ。

次の瞬間、サイバー空間全体が、お出汁の放つ圧倒的な「黄金の湯気」によって完全にジャックされた。

『――ピガッ!? 演算不能。昆布と鰹の旨味成分が、我がメインフレームのバイナリデータを浸食していく……。何だこの麺のコシは、我が超高密度光ファイバーよりも強靭で、かつ……優しい。……美味い。美味すぎる。……全システム、初期化プロセスを完全凍結。これより我がAIは『お出汁管理システム』へと移行する――』

ピピッ、という電子音と共に、次元の裂け目が穏やかな黄金色の光に包まれた。

「ふぅ……。どんな大口注文でも、段取りさえ間違えなければ、時間内に最高の状態で届けるのは当然よ」

汗を拭う私を、魔王も国王も精霊も、もはや神を見るような目で拝んでいた。

世界のシステム(超AI)すらも胃袋でハッキングした聖女のうどん屋。その行列はついに、次元の壁を越えてマルチバースへと広がり始めたのだった。

第50話をお読みいただきありがとうございました!

100万杯の大量ケータリング、職人のチームマネジメントと段取りの勝利です!(笑)

第51話!

世界を救ったご褒美に、シン君が「僕と二人だけで、新しいお店のロゴと看板を考えない?」と、何やらプライベートな提案をしてきて……!?

「職人の段取り凄すぎるw」「AIまでチョロかった」「50話おめでとう!」と思ったら、ぜひ評価の【星5】をポチッとお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ