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『最果ての出汁聖女・れいな 〜追放されたけど、伝説の魔獣と呪われ騎士に究極スープを献上したら、いつの間にか最強の村ができました〜』   作者: Zacku


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第44話:『【飯テロ注意】旨味の科学。ただの魔獣肉を、職人の「火入れ」で至高の芸術に変えてみせます』

皆様、祝・累計5,000 PV&1,000ユニーク突破!!

1,000人ものお客様に並んでいただき、店長、本気で震えています。本当にありがとうございます!

感謝の気持ちを込め、今回は料理人としての「本気」をお見せします。

襲来した隣国の「絶食姫」セシリア。

彼女が一口で理性を失う、お出汁と特製ロースト肉の「旨味の相乗効果」をどうぞ召し上がれ!

「な、何よこれ……! お肉が、お箸で簡単に切れちゃうなんて……っ!」

隣国の王女セシリアが、差し出された『霜降りドラゴンの特製肉うどん』を前に、美貌を驚愕に染めていた。

普通の料理人なら、強大な魔力を宿した黒炎竜の肉を「硬くて食えない」と切り捨てるか、強火で完全に焼き縮めさせてしまう。だが、私の前職(?)の知識は、お肉の「最適な境界線」を知っている。

「お姫様、それが『低温調理』の力よ。お肉のタンパク質……ミオシンは50度から凝固を始めて食感を固くするけれど、アクチンは66度を超えないと変性しないわ。つまり、その間の『63度』を維持してじっくり熱を通せば、お肉の水分を一切逃さず、限界まで柔らかく仕上げられるの」

「み、みおしん……あくちん……? 何を言っているのか分からないわ……。でも、この香りが、私の理性をバラバラに壊していく……!」

セシリアは辛抱たまらんといった様子で、淡いピンク色の肉片を口に運んだ。

その瞬間、彼女の体がビクッと跳ねる。

「――っ!!! 噛んだ瞬間、肉汁の爆弾が弾けた……!? 濃厚なのに、全然しつこくない脂が、舌の上でサッと溶けていくわ!」

「ふふ、それだけじゃないわよ。そのお肉の下にある『お出汁』をすすってみて」

セシリアが言われるがままに、黄金色のスープを口に含む。次の瞬間、彼女の瞳がこれ以上ないほどに大きく見開かれた。

「な、何これ……! 美味しさが……さっきの十倍以上に膨れ上がった!? 頭の中が、黄金の光で満たされていく……!!」

「それが『旨味の相乗効果』。お出汁に含まれる昆布のグルタミン酸、鰹節のイノシン酸、そこにドラゴンの肉汁に含まれる肉の旨味が合わさると、人間の脳は旨味を『掛け算』で感知するの。……お姫様、これが私の打つ『うどん』よ」

「う、美味い……美味すぎるわ……! 私は今まで、一体何を食べて生きてきたの……っ!」

かつて多くの宮廷シェフを泣かせてきた『絶食姫』が、今、なりふり構わず丼に顔を突っ込み、スープを最後の一滴まで飲み干そうとしていた。

広場の周囲でそれを見ていた王都の住人たちからも、凄まじいどよめきが沸き起こる。

「あの絶食姫が、スープまで完飲したぞ……!?」

「おい、俺たちにもそれを食わせてくれ! 金ならいくらでも出す!」

シン君が不敵に笑いながら、列を整理し始める。

「はいはい、お一人様一杯までだよ。建国王の僕が直々に運ぶから、行儀よく並んでね?」

天界の審判官に続き、隣国の王女まで完全攻略。

空飛ぶうどん屋の行列は、ついに王都の城壁を越えて、地平線の彼方まで伸びようとしていた。

第44話をお読みいただきありがとうございました!

プロの肉知識(科学)で王女様をノックアウトです!

第45話!

行列が伸びすぎて、ついに「神界の門」が再び開く!?

5,000 PVの勢いそのままに、次は1万PVの壁をぶち破りに行きましょう!

「肉の解説がガチすぎるw」「お腹空いた!」と思ったら、ぜひ評価の【星5】をポチッとお願いします!

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