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『最果ての出汁聖女・れいな 〜追放されたけど、伝説の魔獣と呪われ騎士に究極スープを献上したら、いつの間にか最強の村ができました〜』   作者: Zacku


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43/83

第43話:『隣国の「絶食姫」が襲来。私のお出汁に、ひれ伏さない勇気はありますか?』

皆様、累計4,000 PV突破!

そして、ユニークアクセス800名様のご来店、心より感謝申し上げます!

本日は、王都の騒ぎを聞きつけた隣国の王女様が登場。

彼女、何やら「この世に美味しいものなど存在しない」と豪語しているようですが……。

私のお出汁の「香り」だけで、その鉄の意志、溶かしてみせましょう!

「道を開けなさい! 穢らわしい下界の香りを振りまく不届き者はどこですか!」

王都の広場に、純白の馬車が乗り込んできた。

現れたのは、隣国の第一王女、通称『絶食姫』のセシリア。

彼女は極度の偏食家で、自国のシェフを何人もクビにしてきたという美食の難攻不落城だ。

「あなたが、巷で噂の『うどん聖女』ね。……フン、ただの麺にスープをかけただけの食べ物が、この私の喉を通るとでも思っているの?」

セシリアは扇子で鼻を押さえ、軽蔑の眼差しを私に向ける。

だが、その扇子の下で、彼女の喉が小さく動いたのを私は見逃さなかった。

「お姫様。食べたくないなら無理には勧めません。でも、私の横でバイトのシン君が食べているこれ、見ても同じことが言えますか?」

私は、シン君の前に、特別仕様の『特製・霜降りドラゴンの釜揚げうどん』を置いた。

桶の中から立ち上る、熱々のうどんの香りと、低温調理で仕上げたドラゴンの甘い脂の香りが混ざり合う。

「……っ!! な、なにその香りは……。肉なのに、まるでお花畑にいるような……いえ、もっと深い、海の恵みのような……」

セシリアの扇子が、ポロリと手元から落ちた。

「これは『追い鰹』ならぬ『追いドラゴン』よ。お出汁の熱でお肉の脂が溶け出し、それがスープに深みを与えるの。……ほら、シン君。冷めないうちに食べて」

「ずるい……! その男だけずるいわ! 私にも、私にもその……『うどん』というものを出しなさい!」

「列の最後尾は、あちらですよ?」

私は、王女を指差してニッコリと笑った。

第43話をお読みいただきありがとうございました!

ついに絶食姫まで「うどんの虜」に。

第44話!

ついに「なろう」日間ランキングに異変が!?

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