第41話:『土下座する国王。私の「うどん」一口のために、国宝を差し出すなんて本気ですか?』
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月曜日のブルーな気分、最高のお出汁で吹き飛ばしましょう。
ついに王都に降り立った我がうどん屋。
かつて私を追い出した国王たちが、なりふり構わず「一口くれ!」と這いつくばります。
ですが、ルールはルール。列の最後尾に並んでいただけますか?
「……頼む、れいな! いや、聖女れいな様! 一口でいい、その黄金のスープを飲ませてくれ!!」
王都の広場。豪華な装飾を施した国王が、泥に塗れて私の前に跪いていた。
後ろには、私を罵倒した元婚約者の第一王子が、魂の抜けたような顔でお出汁の香りを嗅いでいる。
「陛下、困ります。ここは『うどん屋』。王様だろうと聖女だろうと、並んでいるお客様が優先です」
私は、列に並んでいる小さな女の子に、揚げたての天ぷらを乗せたうどんを差し出した。
「はい、お待たせ。熱いから気をつけてね」
「ありがとう、れいな姉ちゃん! すっごいいい匂い!」
その光景を、国王は血走った目で見つめている。
王都の最高級料理は、今やこのお出汁の香りの前では「色を付けた水」に過ぎない。
「国宝でも、領地でも、何でもやる! だから、その一杯を……!」
「いいえ。陛下が差し出すべきは、モノではありません。……シン君、言ってあげて?」
横で腕を組んでいたバイトのシン君(建国王)が、冷徹な声で告げる。
「……僕が創ったこの国を、ここまで腐らせた罪。その謝罪すらできない男に、店長の至高の一杯を啜る資格はないよ。……さあ、衛兵たち。列を乱す不届き者を排除しなさい」
「なっ……!? お前、その紋章は……!!」
国王がシンの正体に気づき、顔を真っ青にして絶叫する中、私たちは淡々と次のお客様へうどんを出し続けた。
第41話をお読みいただきありがとうございました!
国王の土下座、いい出汁が出てましたね(笑)。
第42話!
ついに「肉のプロ」比嘉店長の真骨頂。
魔物の「超希少部位」を低温調理した、伝説の『肉うどん』が爆誕します!
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