第35話:『完結詐欺……じゃありません。食べ終わった後の「追い飯」があるように、物語にも続きがあるんです』
終わったと思いましたか?
残念、お出汁の余韻(第2部)の次は、禁断の「締め」が待っています!
読者の皆様の熱烈なアンコールにお応えして、ここからは未知の領域。
もはや世界も宇宙も救ったれいなが、次に「うどん」を振る舞う相手は……この世界を作った「アイツ」です。
「……ふぅ。これで一段落ね」
三百万人の胃袋を満たし、黄金の雨で世界を癒やした私は、キッチンの片隅で最後の一杯をすすっていた。
具も何もない、ただの素うどん。けれど、今の私にはこれが一番の贅沢だった。
その時だ。
「……ねえ、君。そのスープ、僕にも一口くれないかな?」
声は、上からでも下からでもなく、私の「脳内」に直接響いた。
顔を上げると、そこには人でも魔族でもない、白い光の塊のような「何か」が座っていた。
「……誰?」
「この世界の設定を書き、運命を回している者――君たちが『神』と呼ぶ概念だよ。……君があまりにも美味しいお出汁を作るから、世界のバランスが『幸せ』に傾きすぎて、僕の仕事がなくなっちゃったんだ」
神様は、困ったように笑いながら、光の手で私の丼に触れた。
「これを食べたら、僕は何をすればいいと思う?」
「……決まってるじゃない。このお出汁を飲んで、ただ『美味しい』って笑えばいいのよ。神様だって、お腹は空くでしょ?」
私は、神様に新しい器を差し出した。
それは、世界を救った聖女が、世界の創造主に捧げる「究極の接待」の始まりだった。
第35話をお読みいただきありがとうございました!
ついに神様まで客に来ちゃいました。
神様がうどんを啜った瞬間、世界に「新しい物理法則」が追加されます!
「完結詐欺(褒め言葉)」と思ったら、さらに【星5】の評価をお願いします!




