第26話:『ドワーフの技術は空を飛ぶ。巨大なキッチンカー(魔導式)が荒野から離陸しました』
怒涛の24時間更新、第15弾!
空飛ぶクジラを追いかけると決めたれいな。
でも、この巨大な寸胴鍋と、毎日並んでくれるお客様を置いてはいけません。
それなら、答えは一つ。
「お店ごと、空を飛べばいいじゃない!」
ドワーフと聖女の魔力が合わさった時、ファンタジー史上空前の移動販売が始まります!
「……よし、スイッチを入れるぞ。衝撃に備えろ!」
ガラム親方の掛け声とともに、荒野のキッチン全体が激しく震動した。
建物の四隅に設置された、ドワーフ秘伝の「重力遮断石」。そこに私が聖女の魔力を流し込むと、ガタガタと音を立てて、巨大な店舗が地面から浮き上がった。
「浮いた……本当に浮いたわ!」
「へっ、当たり前よ。俺たちの技術を舐めてもらっちゃ困るぜ」
ガラムが自慢げに鼻を鳴らす。
外観はいつものうどん屋だが、底面には巨大なブースターが備え付けられ、今やそれは「巨大な空飛ぶキッチンカー」と化していた。
「出発進行! 目指すは空飛ぶクジラの向こう側よ!」
シルバーが屋根の上で咆哮を上げ、私たちは荒野の地を離れた。
眼下に広がるのは、さっきまで戦場になりかけていた王都の騎士団たちの驚愕の顔。
「あ、あのうどん屋……飛んでいきやがった……!」
「待ってくれ! 俺の替え玉がまだなんだぁぁぁ!!」
遠ざかる彼らの声を背に、私たちは雲を突き抜け、どこまでも続く青い空へと進路を取った。
伝説の食材探求、いよいよ本格始動です!
第26話をお読みいただきありがとうございました!
ついに「空飛ぶうどん屋」の誕生です。これでもう、世界中どこへでもお出汁を届けに行けます(笑)。
次は1時間後、第27話!
空の上で出会ったのは、なんと「雲を食べる羊」。
その羊の肉を使った、究極のジンギスカンならぬ「ラムうどん」が登場!?
「発想がぶっ飛んでて面白いw」「追いかける騎士団が不憫すぎる」と思ったら、ぜひ評価の【星5】をお願いします!
24時間爆撃、まだまだここからが本番です!




