第14話:『「その聖女を渡せ!」隣国の騎士団が押し寄せるも、シルバーの咆哮一発で全員「お客様」に早変わり』
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王女の移住を知り、王女を連れ戻そうと押し寄せる騎士団。
ですが、彼らが目にしたのは、恐ろしい魔獣……ではなく、美味しそうに麺をすする王女の姿でした。
「フランチェスカ様を奪還せよ! れいな、その汚い手から王女を離せ!」
門前に現れたのは、王女の帰国を命じられたエリート騎士団。
だが、彼らは見てしまった。
優雅に、しかし猛烈な勢いで「替え玉」を注文する、見たこともないほど幸せそうな王女の顔を。
「……うるさいですわね。今、お出汁の余韻を楽しんでいるところですのよ?」
「な、王女様!? 何を……」
騎士団長が絶句する中、シルバーがゆっくりと立ち上がった。
ただ一言、**「……並べ」**と、地響きのような咆哮が響く。
その威圧感に、騎士たちは一瞬で武器を落とした。
……が、直後、鼻をくすぐったのは「甘辛く煮たお肉とお出汁」の、暴力的なまでに良い香り。
「団長……これ、いい匂いすぎませんか……?」
「馬鹿を言うな! 我々は……我々は……っ、お、おい、一人前くれ!!」
気づけば、攻め込んできたはずの騎士団全員が、行儀よく列の最後尾に並んでいた。
第14話をお読みいただきありがとうございました!
騎士団も胃袋で制圧。これがお出汁の力です。
次は1時間後、第15話!
伝説の商人が「禁断の粉」を持ち込んできます。お楽しみに!
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