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第3話

「リノルド様、あまり頻繁にお姉さまのお宅を覗き見に行っては迷惑ですよ、あのお方は駆け落ちされて平民になられたのですから、いくらシスコンだったからといっても平民街に出入りするのはお控えくださらないと。」

従者のシンがため息まじりにそう呟く。


「シスコンではない!お姉様には大恩があるんだ。そっと安全な生活を祈るくらいいいだろう。覗き見とか言い方が悪いだろ。」

主人でシンとは幼馴染でもあるリノルド・スチュアート公爵令息は、いつもの通りにそう返す。


「はいはい、今日も付き合いますよ。

あれ?あっちの方角、少し焦げ臭くないですか?」


「あっちはナタリアお姉様の家のあたりだ。火事ならお姉様が危ないかもしれない。

 早く向かおう!」


◆◆◆◆◆

2人が到着すると、ナタリアらの家は半分くらい火が回っていた。

リノルドは顔を真っ青にしてすぐに指示を出した。


「なんだこれは!?シン、付近の住民に協力を要請して、火消しをせよ!金をばら撒いてもよいから何としてでも手伝ってもらえ!」


「リノルド様はどうされるのですか?」


「私は中に入る。」


「なりません。あなたはスチュアート公爵家の後継者。危険がある場所への立ち入りは絶対に見過ごせません。」

シンは必死に止めようとするが、リノルドは首を横に振る。


「シン、悪い。俺にはお姉様を見殺しにはできない。絶対生きて帰るから信じて指示に従ってくれ。あまり時間がない。では入るぞ!」


リノルドは一人で焼けた店舗兼家に入っていった。

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