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第4話_救出と後悔

3話目が分かりにくかったので少し改稿しました。後から編集で申し訳ありません。

(リノルド視点)

予想以上に火が回っている。

確か、寝室は奥の右の部屋だったはずだ。


建物が焼けてバチバチする音が聞こえる。急がなければお姉様たちが危ない。

急いで寝室に辿り着き、扉を開けると、中から異様な匂いが漂ってきた。


同時に、目にした光景に言葉を失った。

最愛の姉ナタリアとその娘アリスが並んで横たわっていた。死臭を纏って。


リノルドは激しく動揺しながらも2人に近寄り、生死を確認する。

お姉様は明らかに既に息がない。死後、数日は経過しているのだろう。一方でアリスは意識はないものの、息はありそうだ。


バキバキと音が聞こえ、家の倒壊が始まった。

急がないと危ないうえに脱出したら二度と寝室には入れないだろう。


リノルドは断腸の思いで、ナタリアに別れを告げると、アリスを連れて足早に脱出した。


◆◆◆◆◆


アリスは心の中で深く後悔していた。


当たり前だと思っていた毎日。両親の存在。

失ってみて初めてその大切さを噛み締める。


それを壊したきっかけは私自身。

私の所為で父は囚われ、母は死んだ。私がお客さんに乱暴されそうになったことを両親に話したことがいけなかったのだわ。私さえ我慢していればこんなことにはならなかった。


自分が憎い。自分が赦せない。こんな自分いなくなってしまえばいい。

お母さんは怒るかもしれないけど、もう一緒に逝かせて。悪い娘でごめんなさい。


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