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第57話 男の子の危険なお願い

「おかあさんにプレゼントあげたいの」


村から村へと、ガチャ巡業をしていると、こんなかわいい依頼がきたりする。

5才くらいの男の子。


「どんなプレゼントがいいかな」

「お母さん、お花が好きだから、綺麗なお花がいいな」

「それはいいわね」


男の子をガチャ神社に連れていく。

いつもの手順でガチャを引いてもらう。


ぴかっ、ころころころ。


《ビューティフルフラワー:☆☆☆☆☆》 「このお花をもっている人の魅力度をドカンと上げます」


「わーい。お花だ、それもすごっく、きれい」

「えっと・・・本当にきれいね。七色に輝くお花ね」

「うん。きっとお母さん、喜んでくれる」

「そうだといいわね」

「お姉ちゃんありがとう」


大丈夫だろうか。

たしかにお母さんにプレゼントした時は喜んでくれるはず。

問題はそのあとだ。


おうちの中に飾ってくれたらいいな。

まさか、お花をアクセサリーみたいにしないといいな。


「素晴らしいお花ですね。マダム」

「ありがとうございます」

「でも、あなたの前ではお花の色もあせるというもの」

「そんなぁ」


口説かれなれていないお母さんが、いろんな男に口説かれてしまいそう。

その結果どうなるのか?


考えても無駄だから、考えるのはよそう。


かわいい男の子の願いが叶ってよかった、としておこう。



 

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