第12話 荒牛と箱庭
ぴかっ。。ころころころ。
《テーブル布巾:-》
「あ、布巾。最初の時にエックハルトさんが引いた物、私も一枚引きました」
「あの布巾ね。エックハルトさんが自慢していた」
「そうですよ。すっごくきれいになる布巾です」
「なんで布巾が私の好きな物なの?」
「お仕事好きなんですね。クララさん。メイドさんの鏡です」
「・・・」
ぴかっ。。ころころころ。
《テーブル布巾:-》
「なに、これ。布巾しかでないの?」
「そんなことない。ちゃんといろんなの出るよ」
「もしかして、お祈りしているときが影響あるのかな」
「直接的ではないけど、ありみたいよ」
今度は、お祈りの時間が長い。
本気で当てに来ているな。
ぴかっ。。ころころころ。
《荒牛コンサートチケット:☆》
「あ、コンサートチケットだ。荒牛って何?」
「きゃーーー。荒牛。行きたかったのこれ」
少年5人の吟遊詩人のグループで、若い女性に絶大な人気がある、グループ荒牛。
荒牛・・・あらうし・・・嵐!
なんか、どこかで聞いた名前だと思っていて、思い出せてすっきり。
こっちの世界には関係ないけどね。
「レア1だけど、当たりね」
「もちろん、荒牛よ、荒牛。大当たりよ」
まぁ、喜んでくれているみたいだから、いいかぁ。
あれ?ガチャ樹がアクティブじゃなくなっている。
「はい、今日はおしまい」
「えっ、9回くらいガチャできるって聞いていたんだけど」
「お祈りの強さで回数は決まるの。クララさんはまだ慣れていないから、回数少な目みたい」
「うーん。残念ね。だけど荒牛引いたから満足です」
「うん、よかったわね」
狛犬が出てきて、神社らしくなった山頂を見て回る。
《箱庭ができあがりました。箱庭「ガチャ神社」です》
あっ、そうそう。
神様にいただいたスキルは、ガチャと箱庭だったわね。
いままでガチャばかりだったから忘れていたわ。
ストーンサークルより内側が境内だから、その中が箱庭ってことね。
でも、箱庭になるとなにかいいこと、あるのかな。
まだ、箱庭スキルの使い方が分からないクリスでした。




