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いち ココのおともだち 2

ココとわたしは博士の家へ……!

何が起きるのやら……。



 公園で楽しい時間を過ごしたココたち。  

 その後は、は(・)か(・)せ(・)の家へ、向かっているのでした。

 






 わたしは、何度も博士の家に足を運んでいる。

 そのためか、慣れた様子でずんずんと先へ進む。


「おそいよ!」

「ま、まってぇ…」


 二人が歩いているのは、通称〈マルスタウン〉と呼ばれる高級住宅地。

 どの家も広く、とても大きい。


「うわぁ!やっぱり大きいわ!」

「そうかな?わたしちゃん」


 歩きながら「おしゃれなおうち!」と、はしゃぐわたし。

 それを見たココは、心の中で呟いた。


(ぼくのおうちも、おおきいけど…)


 どうやら、ココの家はマルスタウンにあるみたい。







 しばらく歩くと、ピンク色のゴツゴツとした不思議な形の家が見えてきた。

 他の家と違って、研究所のような雰囲気の家。


「ついたっ!」

「う、うん」

「ココちゃん押して!」

「わ、わかった!」


 小さな手で、家の門に取り付けられているボタンをそっと押す。


「いるかなぁ?はかせ」

「あったりまえよ!なにいってるの!」

「お、おでかけしてるかも…」

 

 おどおどした態度に、苛立ちを隠せないわたし。

 赤い地面を思い切り蹴りあげた。


「そんなわけないわ!いるわよ!」


 わたしが大声でココを怒鳴り散らした、その時――。


「わしならいるぞ」


「「うわぁああああ!!!」」


 突然の博士の登場に、二人はその場で飛び跳ねた。


 







 博士はココちゃんたちを笑顔で迎えてくれました。

 

「いらっしゃい、よく来たね」

「は、はい…」

「はかせ!やっぱりへんなかみのけ!」

「変とは、なんじゃ……」


 現れたのは、桃色髪のおじいさん。

 ボサボサした髭と、白衣がトレードマークだ。


「まぁ良い、着いてきなさい」

「「はぁい」」





 二人は部屋に案内され、ソファに座った。

 テーブルの上には、お菓子が置かれている。


「それで、何の用じゃ?」

「えっと…」

「これ、おいひぃ!」


 家に来た理由をココが話そうとしている隣で、お菓子を食べるわたし。


「はかせ、おかわりは?」

「もちろん、ないぞ」

「えーーっ……」

「あ、あの!」


 

 ソファから立ち上がったココは、

 手に持っていた日記帳を申し訳なさそうに博士に手渡した。


「ごめんなさい!!」

「おお!探しておったんじゃ!」


 驚いた様子で日記帳を受け取った博士。

 怒鳴られるのかと思ったココは、ぎゅっと目を瞑りながら謝った。


「わ、わざとじゃなかったんです!」

「良いんじゃよ 見つけてくれて助かったわい」

「あ、えっと……」


「わたしが拾ったの!」


 食べていたお菓子の袋を机に置いて、

 わたしは、博士の前で叫んだ。


「ほう?」

「だ・か・ら!落ちてたから拾ったの!」

「どこにあったのじゃ?」

「はかせのお庭だよ!」


 それを聞いた博士はゆっくり息を吐き、やれやれ…と小さい声で呟いた。


「お前さんは礼儀がなっていないのぅ」

「れいぎ?」

「人の話に割り込んだり、勝手に庭に入ったりするのはNGじゃ」



 聞きなれない単語に首を傾げるわたし。

 ココは腕を組んで、礼儀の意味を考えている。


「ま、大きくなったら教わるわい」

「「うーん……」」


 腕を組みながら、考え込む二人を温かく見守る博士。


「よぉく考えるのじゃ」

「分かんないよー!」

「ぼ、ぼくも」

「そうかそうか……ん?」


 すると、日記帳を一目見た博士がココ達に尋ねた。


「…もしや日記帳の中は見たかね?」

「う、うん 見ちゃった…」

「もちろん!」



 博士は「そうか……」と言い、鋭い目でココを見下ろした。

 一体、何が気になったのか……?


「はかせ…どうしたの?」

「こ、こわい顔するのやめてよね!」


 日記帳を持ち上げた博士は、しばらく見つめました。


「日記帳に汚れがあった…」

「ご、ごめんなさい……!」

「それがなに?」


 全く反省していないわたしと、顔が真っ青のココ。


「お前さんたちは、どこを読んだのじゃ?」

「えっと…うちゅうせんみたいな絵があるところ…」

「何が書いてあったか、分かったかね?」

「ぜーんぜん!わかんないわ!」


 わたしの答えを聞いた博士は、鋭い目を向けるのを止めた。

 そして、優しい顔つきで子供たちを諭す。

 

「大人の書物は安易に見てはいけないものじゃよ」

「「はぁい」」

「さて、研究に戻るとするか」


 博士は二人をちらりと見つめると、

静かに部屋を出た。


「なんだったんだろう…」

「さっきのはかせ、こわかったわね」


 何故博士は態度が変わったのだろう……?

 謎は深まるばかりだ。






 今回はここでおしまいです。

 長い時間の観測お疲れ様でした!

 博士、まだまだ謎がありそうですね。


 次の観測まで、乞うご期待ください!

 望遠鏡も増やしたいと思います!

 

 


読んでくださり、ありがとうございました。

ひらがなが多いため、少々読みにくいかもしれません…。

(時間が経つと慣れてくるかも?)


お時間がありませたら、

感想や★などを押していただけると、大変励みになります!


さて、子供たちはどうなるのか……。

乞うご期待ください!!

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― 新着の感想 ―
Xから参りました。 私の推し作家さんという事もあり、なろうデビュー作読ませていただきました。 幼児向けの絵本のようなepから始まる、冒険したなぁという作品です。 「ひどいよ、ココちゃん/かえってきて…
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