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本編第4話 岡山城岡山城主のはなしから人間の集団や相続に関する話になっていく(1)

本編第4話 岡山城岡山城主のはなしから人間の集団や相続に関する話になっていく(1)

 世翌日の20時。竜の口家の叔母さん竜の口華子、自分・身羽、犬山さとわが集まった。

 ショートケーキと紅茶が出されている。紅茶も食器も本格的なようだが、自分にはなにがどうだかはよくわからない。美羽は不機嫌そうだったのが、ケーキをみて少し笑顔になったようだ。昨日はいやいやつきあっていた感があるが、きょうはどうだろうか。叔母さんへあまり悪い印象を与えないで欲しいものだ。どこで鬱憤うっぷんが爆発して八つ当たりされるかわかったものじゃない。この1年ちょっとで自分は受け身だけは上達したことは確信している。美羽のほうも不機嫌が持続しないでほしい。いつ自分あてに流れ弾がとんでくるかはわからない。この場合の流れ珠は比喩ひゆであり、本当に実弾がとんでくることはない。そんな『緋弾の主人公』キンジほどの不幸ではない。ことばの弾丸がぶつけられるだけだ。

きょうは自分が岡山城についてプレゼンテーションをすることになっている。

明日は犬山が岡山後楽園についてプレゼンテーションをする。

準備時間はそれぞれ3時間をくれた。自分と犬山は9月の予備試験論文式試験に向けて受験勉強をしており、1日4~6通の答案を書く答案練習をしているので、昼の時間がこれにつぶされてしまう。友人たちと遊ぶこともままならず、大き目のイベントにつきあうときは時間をもらえる。文化祭・体育祭・地域のお祭りへの参加は、心身の涵養かんようのためにも大事らしい。それで、ああいう性格の母や叔母さんができているのかなあ。学校の課題も日割分をはやめにすませている。

 とりあえず、お嬢様たちの日程とのすりあわせで休みとか、天候の予想される範囲とか、そのへんまでは考える。

 お嬢様の趣味嗜好が全くわからないので、とりあえず自分でやってみるしかない。

 ゲームは自分が中学1年のころまではやっていたが、中学2年の昨年4月から予備試験の受験勉強を始めてからは時間の余裕がない。ライトノベルやマンガは読むことができている。アニメについても時間がないので友人がいいといったものだけを観ている。

 犬山も似たような状態だろう。高校2年の女子だから、自分とは全く毛色の違ったものを読んでいたのはしっている。考えてみれば明日3時間使える犬山のほうがプレゼンテーションの準備としては相当有利なはずだが、時間ということでは美羽が一番だろう。中学生だから調査力がどれくらいあるかは疑問だが。実際は10日間で9件程度はみておくことになるらしい。


 叔母さんのビジネスのためにも使えるようにスクリーンとプロジェクターがある。


 プロジェクターで岡山城の公式HPを写す。

[https://okayama-castle.jp/learn-castlelords/]


 同HPより

 今の岡山城付近には旭川の流域に岡山、石山、天神山という3つの丘がありました。その石山にあった城を手に入れて本拠地とし、岡山の地を戦国の表舞台に立たせたのは宇喜多直家でした。その子の秀家は、岡山の丘に本丸を定め、今に残る岡山城を築きまし(1597年天守完成という)。江戸時代の文献によると、築城は豊臣秀吉の指導によるものといわれます。さらに、多岐にわたる旭川の河道を利用して、流れを現在のように城の北や東を守るように整えたり、堀づくりに活用し、堀の間に南北に長い城下町をつくりあげました。こうして今に続く中心市街地の原型ができ、岡山の名が、市名、県名となる礎となりました。その後城主となった小早川秀秋、池田氏により城と城下町は、さらに拡張され今に至ります。



岡山城 

創築者の宇喜多直家の彫像が移される。


辞書にはのっていない単語ですが創築者とされています。

築城を企画したけど完成時には亡くなっています。


 女性陣でイケメン…というつぶやきがある。


 ここのHPだと宇喜多直家の肖像画がもってイケメン、次のぎの小早川秀秋の肖像画ですが、これはあつかいがひどいことになっています。秀秋の肖像画は有名なので、『風雲児たち』のキャラクター設定でも同じような顔になっています。

6代目の池田綱政もイケメンに描かれています。綱政については岡山後楽園で説明されるでしょうから、ここでは割愛かつあいしておきます。


宇喜多直家は、中国地方の戦国武将。幼少期の没落から策謀を駆使して浦上家中で頭角を現し、やがて浦上氏を追放し下剋上を果たした。(1529年-1581年)



ゲームだと『信長の野望』や『戦国無双』ででてきます。

どっちもすぐ裏切るので使いにくいキャラクターです。

小説だと木下昌輝「『宇喜多の捨て嫁』ででてきます。いまはなき雑誌、週刊朝日で連載されていました。

全6編で各章毎に主人公が異なり、『無想の抜刀術』、『貝合わせ』は直家の視点で物語が進みます、全編を通して登場します。まあ、実質的な主人公と言えましょう。


さすがお兄様、おとなっぽい言葉づかいですわ。と美羽がきこえよがしにつぶやく。

家ではおにいさんだし、そんな言葉遣いを自分が強制しているかのようにまわりに誤解されてしまいそうで怖い。よくわからないひとは『さすおに』でググってほしい。


かつての説話よりイメージです。数々の謀略でのし上がり、天下にその悪名をとどろかす梟雄。若い頃より奇病に冒され、定期的に古傷から血が膿みに変わって流れ出し、腐臭を漂わせている。また、相手の殺意に反応して無意識に刀を抜き払う習性があるとされています。生死をかけた謀にこそ生きがいを見出し、実の娘ですら謀略の道具として使う非道の人物として描かれる一方、そのような武将になるに至った過程も描かれている。


マンガもいろいろあります。

重野なおき『軍師黒田官兵衛』

では、直家は暗殺マニアです。常日頃から敵将を暗殺することに熱意を燃やす陰険な策略家。暗殺を悪行と思ってはいるものの、実は部下や家族を大切に思っており、「無駄な犠牲を出すことなくことを為せる」という理由で愛している。

 病に倒れ、ケツから出血が止まらなくなるというサエない死因を遂げることを本人も悲しんでいた。


 それ、どうかしら。昭和天皇陛下だって下血を続けたあとなくなられているのよ。お嬢様の前ではそのへんどうプレゼンテーションするかは考えてね。


直家死亡寸前での秀吉との交渉では「宇喜多一族を護る」という(口止め料でおどすようなことをせず、暗殺マニアにしては)大人しい注文だけをつきつけ、愛する妻子の安寧を見届けてからこの世を去った。

息子・秀家はとても純粋でいい子に育っている。

相手が誰であろうと敬語を使い、丁重に接しており、その極端でギャップのある個性的なキャラクターゆえに、本編退場後もファンからの人気は高い。


作者重野なおき先生もツイッターでたまに描きたくなると発言する程でありました。また第二巻発売直後の2014年10月には全然予定ないと前置きしつつも、彼が主人公の物語の題名案を呟いていた。そして2021年、7年の時を経て実現することになる。

』『っちゃえ宇喜多さん』が発表されます。

主人公。物語本編では1534年から始まります。

 マンガのなかでは直家は純粋で祖父想いのいい子であり、6歳で兵法書を読破する程の秀才で祖父を始め多くの人間から将来を嘱望されるも、その祖父が殺されて家は没落します。

流浪、貧窮、(役に立たない)父との死別と苦難に見舞われながらも、母を始め多くの人々に支えられ、祖父の敵討ちと御家再興に執念を燃やします。

戦国最恐の暗殺大名は如何にして形成されたかを描きますが、説話よりになっています。


オタク系の詳細な語りになっているわね。お嬢様がたが興味を示してないようなら、いろいろはしょりなさいよ。お嬢様が居眠りこいたら、居眠りしたほうが悪いんじゃなくて、プレゼンテーターの腕が悪いことになるんだからね。

 本家へのチクり担当がくっついているから手抜きは禁物よ。


 いやなプレッシャーを感じてしまう。




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