03_59T 落日の手前
ズールの繁華街と下町の境に古びた市街地の一角に、都市警察の分署がひっそりと佇んでいた。ミラー通り第三警察分署には一応、正規の公務員として数名の警察官たちが詰めており、犯罪抑止と捜査に日々励んでいる。
郊外にある外郭地区の空き地で男女三名の死体が発見されたのは、つい今朝がたで、大交易市の時期ともなると遊牧民や農民、家畜商の間で暴力を伴った小競り合いや鬩ぎ合いが起きるのは珍しい話でもないが、死人まで出てしまえばただ事では済まない。
発見者は犬の散歩をしていた近隣のあばら家の老婆で、見て見ぬ振りをするかと悩んだものの、後で他の者が警備隊に届けた際、痛くもない腹を探られるのも業腹なので一応、警備兵に知らせておいたと弁解した。自由都市ズールの民警は、そうして十全ではないにせよ、一定の権威は保っていたし、かくのごとく機能してもいた。
つい先日、襲来した屍者の大群と都市軍が交戦したばかりの自由都市では、いまだ都市防壁の内外に戦闘の余韻が漂っており、血の気の多い雇われ兵士どもによって市内各所の盛り場で揉め事が発生していたが、それにしても傭兵や放浪者などと言った輩は、人を勢いで殺傷して慌てて現場から遁走する事例は多くとも、余り隠し立てはしないものだ。死体を目立つような形で郊外に捨てるというのは、いかにも裏社会の連中が好みそうなやり口であって今現在、酒場や売春宿で頻発している無頼どもの喧嘩の延長線の殺人とはまた些か色合いが異なっているように刑事たちには思えた。
被害者たち三人は後ろ手に縛られ、身体には殴打と幾らかの拷問めいた痕跡。刃物や銃弾を使っての手っ取り早い殺しではなく、背後からの紐を使っての絞殺と言うのも、裏社会の私刑の色合いが強かった。とは言え、無宿人や破落戸にも知恵の廻る者など幾らでもいる。他の組織の仕業に装うなど、ちょっとした利け者なら子供でも思いつきそうな程度の策略ではあった。攪乱かも知れない、と刑事たちが先入観を覚えぬように、まずは被害者の太った男から警備本部に照会して見れば、身元はあっさりと判明する。
評判のよくない酒場主のマルコ。女衒や人買いの仲間と風評を持っていた下町の売春宿の肥えた主人と手下の破落戸の男女が誰に何故、殺害されたのか。調査してみれば、つい昨日の夜更けに誘拐されていたそうだ。
その日最初の殺人事件として刑事たちは早速、捜査を開始するも、元よりマルコは評判芳しくない人物として地元の夜警や衛兵たちからも目を付けられていたらしく、貴重な電話回線でやり取りしているだけでも相応には事情を追うことが出来た。
「害者は、マルコ。赤い蜘蛛亭の店主。些か胡散臭い人材派遣業者でもある。
女たちは無事ですが、いきなり押し入ってきた連中に客ともども部屋に閉じ込められたと……」若い警官の説明に警部は眉を潜めた。
「うん?するとやっこさん。大物でも怒らせたかな」
「或いは、やり過ぎて他の組織に消されたのかも知れませんな。兎角、評判の悪い男でしたからな」若い警官が私見を述べた。
都市国家のささやかな治安機関では、特定の誰かを専門化しておけるほどの人員の余裕はない。第三分署にも新参が私見を述べて許される風土があって、「よそ者の女に手を出したか、或いは女たちの身内の報復と言う可能性もあるな」と警部も新参の意見に頷いた。
貧民や農民でさえ、身内に手を出されれば仕返しせずには身を守れない自力救済の社会に加え、貧民街近くの下町と言う場所柄、人身売買や誘拐も月に一度はそれらしい事例が出るし、報復行為もまた日常茶飯事で、役人が首を突っ込む前に、もう当事者の手で決着がついている結末とて珍しくはない。と、そこで警部は首を傾げる。
「地区の巡査たちはなにしてたんだ?」
「巡査ではなく、雇われの夜警です。
屍者の警戒に廻されてて、手薄になっていたと」質問を予期していた若い巡査は、書類を手元に引き抜いて渡してきた。どうやら、結構な利け者らしい。
警部は書類に視線を走らせた。いかにもありそうな線だが、小悪党は得てして地元の顔役や官憲と緩やかに繋がっている。治安維持が警察力だけで回らない土地や時代に、自警団が幅を利かすのも総じて定番とも言える構図だ。
「一つ、気になる事が……マルコたちを警備隊本部に照会した時、商会連合の調査部4課が先んじて、連中について調査していたと聞かされました。連中が拉致られる前の時間帯です」
「誰から聞いた?」警部が眉を顰めて聞いた。警備隊本部は本来、そこまで気前よく内部事情を明かしてはくれない。
「高等学校の同期。少しきな臭くなってきました」と若い巡査。
「……4課は、地質調査部。外部との戦争や武力行使の前準備に動く連中だな」
統治機構たる商会連合直属でもなにかと胡散臭い調査部四課は、正規軍たる都市警備隊と当然に仲が宜しくないが、案件に踏み込んでくる仕事熱心な警官に対しても遠慮仮借なく事故が起きる為にひどく嫌われている。
「取りあえず、背後を取るまでこの件は保留する。お前も深追いするな」
沈黙した巡査の不満げな視線を無視して、警部はマルコの書類を一時保留の箱に入れた。
容疑者は幾らでもいて、しかも、今は屍者を警戒するよう警備本部が毎日のように指示を飛ばしている。他にも大手徒党同士の衝突を避けるように巡回に人員を割かれ、頻発している家畜泥棒や水場争いなどを捌かなければならない。
ついさっきも、田舎者の一団が娘と逸れたと喚きながら警備詰所に駆け込んできた。浚われたのか、逸れただけなのか。状況から見るに道に迷っただけとも思えるが、時間が経てばろくでなしどもに目を付けられて、迷子から誘拐へと変わることもあり得る。今現在も活動している女衒やら、もっと性質の悪い人狩り、人買いの類も都市の裏側で跳梁跋扈している。少なくとも、死んだ女衒はこれ以上の悪さはしないのだ。
※※※※
荒涼とした岩地の風景が、延々と続いていた。薄く桃色を帯びた岩壁がどこまでも重なり、連なり合って一帯の稜線に溶け込んでいる。午後の陽光は白く乾ききっており、岩の影だけが僅かに冷たさを保っていた。空気は乾き、風も余り吹かない。砂粒が衣の裾に触れるだけで、大気からは湿り気も失せていた。時に狭隘な崖っぷちの道のりや両側から迫ってくるような峠道を乗り越えながら、隊商はゆっくりと歩を進めている。正午に丘陵地帯に入ってから、およそ三時間。日没までは残り四時間。半々以上で夜間の襲撃はこないとマギーは踏んでいるが、それほどの確信もなかった。荷を背負った牛の蹄が乾いた音を立てて、静まり返った丘に吸い込まれていった。
牛や羊、仲間たちの足取りを確かめながら、コンパスと歩数、そして地図と時計を頼りに、マギーは先頭に立って歩き続けていた。足を急がせたいと逸る気持ちを抑えながら、常の歩調を保ち、予定通りの小休止を取り続ける。取りあえず、今は足を動かし続ける。追手に対して距離を稼ぐのではなく、旅程を消化する為にだ。
マギーが見るところ、追手が旅隊を捕捉するまで残り半日。その半日の間に出来るだけの距離を稼いでおきたいが水の量が心細い。水を飲まなければ、人も家畜も疲れやすくなる。かと言って足を速めれば、通常以上に水を消耗する。一日では丘陵を抜けることは出来ない。マギーは、今日一日を強行軍に費やすよりも、予定通りのペースに進むべきだと結論を出した。内心は、幾らかの不安も覚えている。これが最良と結論しつつ、他に手はないか。見落としはないか。或いは、最善を尽くしても助からないのではないかと恐れながら、普段通りの冷静な表情を保って、歩き続けていた。
皆の足取りもしっかりしている。牧者のエマやルークは勿論、老行商のグラハム『狐』バートンも、老いながらも足腰は強靭だった。若きイザベル・ミラー、ジーナ・Cなども、いずれも生粋のポレシャ人か、ほぼポレシャ育ちで、初めて踏み込む隘路ではあったが、故郷を取り囲む地勢から丘歩き自体には慣れている。不安があるとすれば、余り旅慣れぬ様子のガイ少年。やや遅れがちで、エマが肩を貸している放浪者の娘ミリー。それに負傷して牛の背で揺られているロニ。牛の背で護送されている囚人ヘレンは、黙して何も語らない。妙なことを考えていなければいいが。最後の手段として、ヘレンを使って取引できるだろうか?或いは、牛も手放す事にはなるだろうが……
それにしても、ポレシャ市にたどり着ければ助かるぞ、とマギーは仲間たちを勇気づけている。
……本当に?遊牧民と揉めるのを嫌って、ポレシャは私たちを見捨てないだろうか?少し考えてから、マギーはジャケット裏に付けた星形のバッジに触れた。
マギーは市の為に働いている。真鍮製のバッジが象徴する権威は、様々な局面で身を守ってくれた。多分、大丈夫だ、と結論する。
過去の因縁で思わぬ大物と揉めてしまったが、経歴を承知の上で互いに利のある取引として、ポレシャ市はマルグリット・モイラを雇い入れた。
そしてマギーは、危険な賞金首の対処や犯罪者の追跡を担い、交易や防衛でも役に立っている。
そもそも牛の買い入れと護送も、市の委託を引き受けての仕事。隊商が盗賊なり、部族なりの襲撃を受ける状況もあらかじめ想定済みだ。情からも、利益からも十中八九、ポレシャの参事会は我々を見捨てはしない。ポレシャ市の勢力圏に逃げ込めれば、遊牧民でも手を出せまい。あとの問題は、追跡を振り切れるか、否かだけを考えればいい筈だ。
丘陵に人の影は見当たらない。元々、一帯には人が殆んど暮らしてない。水場が乏しい土地だ。丘陵地帯を広く鑑みれば井戸や湧き水とて一応、点在してるだろうが、少なくとも今、横断している名もない峠道には、碌に水場が無かった。生き物の姿も滅多に見かけず、僅かばかりの蜘蛛や蟻、蠍と言った人間大の巨大昆虫が涸れた谷底を彷徨うばかりだ。
小休止の際、ニナとイザベル・ミラーは灌木の枝をへし折ると、連れ立って背後に駆け戻った。分かれ道や平らな空き地などでは、地面に付いた足跡を枝で払って消し去るのだ。小細工の類にしてもやらないよりましと考えていたようだが、止めさせた。少数で行動している際に襲われる可能性もあったからだ。ただ、枝は其の儘、牛の背で運ばせてもらう。役に立ちそうな気がしたからだ。
夏場に歩き続ければ、自然な発汗だけでも相当量となる。喉も乾いてくる。それでも慣れない土地での夜の行軍はできない。小休止の度に金属の洗面器に水を満たして、牛の一頭一頭に常の量の半分を飲ませる。四割はギリギリの数字だ。これで持つのは一日か、二日。足りないよ、とでも言いたげにサドラン牛が鼻づらを押し付けてくるが、今はこれしかないんだよと言い聞かせると、不思議と大人しくなった。
牛の呼気を確かめる。今のところは落ち着いており、熱くもない。問題はない。
それでも最悪、牛の一頭、二頭は解き放ち、水だけ持って突き進むべきか。
だが、誰の牛を捨てるのか?そして、誰が幾ら賠償するのか?
「……やりたくはないな」低く呟いたマギーは、背後の稜線をそっと窺ってみた。今のところ追跡者の姿は無かったが、確実に迫ってきているのをマギーはひしひしと感じていた。とは言っても、確証はない。第六感としか言いようがない。妙な話だが、頭の後ろでまるで時計のベルが鳴るようにそう感じるのだ。時計の針が進むと共に、ポレシャ市への帰路も縮まっていた。同時に追跡者たちが襲い掛かってくるその瞬間も迫ってきているのを、マギーは殆んど陽が落ちて、また昇るのと同じくらいに確信していた。
切り立った崖の下の岩棚で、マギーが停止の合図を出した。四度目の小休止。家畜たちが足を止めると、人間も座り込んだ。
「本当に……追われてるのかな?」苦しげに喘ぎながら座り込んだガイ少年が、愚痴っぽく不満の言葉を洩らした。
離脱を望むのであれば止めない、とはマギーは口にしなかった。農民の少年は足手纏いであったが、良く食いついてきているので致命的な程には遅れてはいない。それに遊牧民や傭兵、無宿人と言った無頼の連中に追跡されてる最中、単身で少年を放り出すなど殺人とほぼ同義だ。どうやって宥めるか、と微かに眉根を寄せるも、マギーが慰めの言葉を告げるよりも早くに、イザベル・ミラーがガイ少年の袖を掴んだ。
「信じ……られんかなぁ、やっぱ」イザベルの瞳が自信なさげに揺れて伏せられた。
「仕方ないかぁ、会ったばかりぞな」美少女の儚げな姿と言うのは、純朴な少年には特攻の武器だろう。変な少女と思いきや、容姿を自覚して武器にするとは意外な……と眺めていた皆の眼前。真摯な表情でガイ少年の顔を両手で挟むと「でも、駄目。ついてこんと死ぬぞぅ」とイザベルはいきなり宣告した。やはりイザベル、変な娘だ。
少年が、ヒュッと息を呑んだ。
「し、死ぬかな?」少年との胡乱な問答に「……多分にぃ」とイザベルはこくんと頷いた。数秒の緊迫した沈黙。牛のグーちゃんが飼い主に円らな瞳を向けつつ、呑気な鳴き声を上げた。
少年がそれで再び、動き出した。大きく息を吐いた。
「わ、分かったよ。でも……本当に襲われたら、俺のことも守ってくれるとありがたいんだけど」用心棒のハロルドやルーク、エマなど。いかにも手強そうな大人たちを眺めながらの少年の独り言に、イザベル・ミラーは己が言われたと誤解したのだろう。ん、と得意げな笑みを浮かべて「約束」と頷いていた。
薄く微笑んだマギーは、懐中時計を取り出した。太陽の位置は、峰に遮られて確認できない。現在、十六時。辺りが暗くなるまでおよそ三時間。夏の日没までは、もう少し猶予があるが、丘陵では早めに陽が落ちる。些か中途半端だがペースは崩さない方がいい。二時間後の休息地が野営地となるだろうと地図を覗き込んだ。
荷で持ち運びしてる薪もあるが、エマ・デイヴィスが固形燃料で手っ取り早く火を起こした。ルーク・アンダーソンが鍋で茶を沸かすと、各々がカップで受け取って喉を潤している。マギーは皆の使った固形燃料や茶葉についても記録を取っていた。全額とは言わないまでも、後で幾らかは補償するつもりだ。生きて帰れたら。
「若い連中は、死なせたくないもんだ」『狐』が茶を啜りながら、若者たちを眺めて低く言った。老グラハム・バートンは海千山千の行商人で油断ならない相手だが、本気か否かを測りかねたマギーも、今だけは「そうだね」と同意の頷きを返した。
今までに越えてきた背後の稜線を眺めていたニナが、ててっとマギーのところへと駆け寄ってきた。
「遊牧民にとっても不慣れな土地だからね」楽観的なニナの物言いは、或いは勇気づけて欲しいのか。しかし、マギーは首を振った。
「地元の酒場を探せば、暇を持て余した猟師や狩人なんかも幾らかはいる。ズール銀貨の二、三枚も掴ませれば、案内人を見つけるのもさほど難しくない」火に薪を足しながら答えた。
「……振り切れない?」とニナ。
「或いは……最悪、猟兵や偵察兵の類も加わっているかも知れない」付け足すマギーに「い、いやなことを言う。いい話はないのか?」とエマ・デイヴィスが横から口を挟んだ。
「まず、我々の位置はすでに捕捉されていると見ていい……翻すようだが、同時に連中にとっても不慣れな土地なのも間違ってはない。おおよその位置と方角を掴んでいるだけだろう。しかも、入り組んだ地形だ。四、五十人。或いはそれ以上を投入しても、此方が運動し続ける限り、先回りなどするのは容易ではあるまい」
枝を手に取ったマギーが、地面に簡単な絵図面を描き始めた。離れた街道筋に井戸を描いてみる。
「……同時に補給線を確保するのに、相応の人数を割かざるを得ない。だから、対抗できない人数にいきなり包囲される可能性は、ほぼ除いてもいい」
「此方の位置を把握しているとすると何時、襲ってきても不思議ないな」とルークが億劫そうに呟いた。エマやジーナ・Cは無言で考え込んでいる。
「夜は無理だ」とマギーは首を振って言葉を続けた。
「もうじき日が暮れる。険しい地勢に夜戦なんぞ仕掛ければ、やる方も命が危ない。タリウスの手勢は、雇われ兵と貴重な親衛隊。金目当ての連中がやるとは思えないし、親衛隊を消耗させるには夜襲は危険すぎる。襲撃はまず明日以降。払暁と共に、或いは、襲撃しやすい開けた場所で仕掛けて来る」相手の編成から予想した作戦行動をマギーは告げた。他の者は顔を見回すが、他によい思案も浮かばぬようで沈黙を続けている。幾人かは、先を促すように軽く頷いた。
「多分、最初は多勢ではない。丘は移動し辛く、狭い隘路も多い。狩人や牧者、傭兵など散兵を先行させて攪乱を仕掛け、消耗戦を兼ねた足止めをする間に追いついた本隊で捕捉、撃滅する。私ならそうする。あくまで憶測だけれどね」地面に枝で描いた作戦図を足で消してから、マギーは一同を見回した。
エマ・デイヴィスは絶句し、イザベル・ミラーはやや血の気の引いた表情で地面をじっと見つめている。ルークや狐、ジーナ・Cはなにやら目配せしている。
「マギーは賢いね」とニナが言った。
「多分」首を傾げつつ、マギーは応じた。
「マギーより賢い人間は、そこらには早々いないよ」とニナが言うと「居てたまるか、とも思うが」とルークが鼻を鳴らした。
「危険な状況ではあるが、しかし、対処は考えてある。逃げ切る機会は、充分にあると考えている」マギーの言葉に、一応は納得したのか。それぞれが頷いたり、呻いたりしながらも、三々五々に散っていった。明日は厳しい日になる。万に一つは、夜襲もあるかも知れない。こういう時に人のする事は決まっている。思い残すことがないように手紙を書いたり、或いは仲間や友人たちと話しているようだ。
マギーも手紙を書き終わってから、ニナを呼んで抱き寄せた。「……落ち着く。心が穏やかだと最善の選択肢を取れるようになる」欠片も諦めてはいない。勇気を持って最後まで戦い抜く所存である。




