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僕のキャラが崩壊します!!  作者: さくら
Ⅳ・二年生進級
65/75

学校の怖い噂とわら人形



   皆さんは、学校の七不思議をご存知ですか?

   これは学校の怪談話を集めたものであり、学校によっては七不思議とは限らず、八つ以上あった

  りするらしく、これらの七つ全て、もしくは隠された八つ目を知ると不幸が訪れるとされている。

   なぜこのような話をしたかというと、最近櫻田達が通う双見中央学園高等学校である奇妙な噂が

  流れたのが原因である。果たしてその噂とは……。


 

   「ねぇねぇ、知ってる?皆が言ってるあの噂」

   「あっ、あれでしょ?学校に出てくるっていうあの話」

   「そう、それっ!今噂になってるよね!」

   双見の生徒達の間では今、この噂が流れている。

   一人の女子生徒が部活を終えて友達数人と帰ろうとした時、途中で部室に忘れ物をしたことに気

  がついた。その生徒は友達と別れて一人部室まで引き返し、忘れ物を取りに行った。

   気がつくのが早かったことで忘れ物は無事に回収。彼女は急いで階段を駆け下りようとしたその

  時…。

   『※※★■…………!!!』

   もう誰もいないはずの学校に何やら不気味な声が下から響いてきた。

   女子生徒は怖くなったが、ここを下りないと帰れないので、一歩一歩ゆっくり階段を慎重に下り

  ることにした。

   そして、時間を掛けていよいよ不気味な声が聞こえたと思われる階に足を踏み入れてみると…

  そこにはなんと大きなお化けがっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

   

   「…それ、本当にあった話なのか?」

   二年A組の教室で櫻田は東間からこの噂話を聞いてこう返した。

   近くには稲井と高見島もいる。

   「それは分かんないけど、今この話が学校中で噂になってんだよ」

   「そうなんだ。俺、初めて知った」

   「ゆっ、幽霊なんて…いるわけないじゃないの。そんなの作り話に決まってるわっ」

   「あれ?高見島さん、もしかしてこういう話苦手ですか?」

   「にっ、苦手じゃないわよっ!信じてないだけよ!勘違いしないでちょうだいっ!」

   「そうですか。じゃあ、うちの出身中学の怖い話をしても大丈夫ですね」

   「えっ!?」

   「何それ?」

   櫻田と同じ中学出身の東間はこれを聞いて「あぁ~あれか」と、一人納得していた。

   「これは私達が中学に入学したばかりの頃の話…」

   突然、櫻田柳の怪談話が始まった。

   それを周りにいたクラスメイトも『何が始まったんだ?』とばかりで注目する。

   「ある授業で先生から『今から学校内を案内します』と言われて、私達は先生の後をついて

  理科室・技術室・音楽室・家庭科室といった所を順番に回って行きました。そして、それらを見

  終わった後…私達は外へ出たのです。体育館を通り過ぎて少し歩いた先にテニスコートがあって

  、そこで私達はある物を目にしてしまったのです」

   「なっ…なによ。ある物って…」

   「知りたいですか?」

   「べっ、別に知りたくはないけど、気になるじゃないのっ!いいから早く言なさいっ!」

   明らかに怖がっている高見島だったが、櫻田は話を続けた。

   「最初そこを見た時は、ただのテニスコートだなと思っていました。しかし、ある生徒が気づ

  いたのです。そのテニスコートの横は小さな森林があって誰も入れないように柵があったのです

  が、その柵を越えた先にその生徒が指を差して…『なぁ、あれ…わら人形じゃね?』と」

   「いやぁあああああああああああああああああああああああーーーーーーー!!!!!!!!」

   高見島の悲鳴がA組教室を越えて学校中に響き渡った。

   「私達もその生徒が指さす方をよーく見てみると、確かにわら人形がありました。大木に釘で

  打ちつけられているぼろぼろのわら人形を…」

   「ほっ、本当なの?その話」

   高見島を横目に稲井はその話が本当なのかどうかを東間に尋ねる。

   それに対し、東間は「本当だよ」と短く答えた。

   「で、結局そのわら人形どうしたの?」

   「「さぁ?」」

   「えっ、知らないの?」

   「「知らない」」

   あの日以来、全く噂にも話題にも出なかったので、恐らく先生が何らかのお祓いをして処分した

  か、もしくは…今もあの場所に残っているかもしれない。

  

   

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