目指せ!K大一発合格
最終話です。
語り手:櫻田柳
結斗君が岬お兄ちゃんの前で告白したおかげで、僕には新しい目標が出来ました。
それは…『目指せ、K大一発合格!』。僕は進路のことなど全く考えてなかったのですが、結斗君
のせい?で僕の進路は決定されてしまったのです。
春休みに入ってから、僕は結斗君の家に通って勉強する毎日を送っています。報告が遅くなりました
が、妹の真保は無事第一志望の永愛に合格することが出来て、四月から晴れて高校生になります。
力君も無事に合格したそうです。ちなみにうちの次男は…残念な結果となりました。僕もそうならない
ようにしたいです。
「櫻田。ここ、間違ってる」
「えっ、嘘っ!?」
「嘘じゃない。よく文章を読め」
「…分かりません。先生」
「まったく。しょうがないな。いいか、ここはな…」
本当ならまだ一年先なのですが、結斗君は『早めにやって損はない』と言って過去問題集を僕に
数十冊ほど貸してくれました。四月からは高校二年生となるのに…。
でも、彼とこうして一緒に勉強することが出来て、僕は楽しいです。交際の件はおいといて…。
「分かったか?」
「…なんとなく」
説明を聞き終えたが、いまいち僕には理解出来なかった。
「なんとなくじゃだめだ。しっかり理解しろ」
「すっ、すみません…」
結斗君は僕よりも頭が良いので、こんな問題あっという間に理解出来るのだろう。
「…櫻田。次はこの問題を解いてみろ」
「あっ、はい」
けれど、あの時の僕だったからこそ、彼らに出会えた。そして友達になれたんだ。
だから、僕は彼らと出会えたことを後悔していない。
四月からは高校二年生となる僕達は、K大を目標に前へと進み始める。
END




