私、真面目にテスト勉強しますっ!
皆とパーティーすることを夢見て、東間も櫻田と一緒に期末考査の勉強を本気で始めた。
いつもなら適当にやる東間だが、今回はパーティーが掛かっているため気合を入れて望むことに。
授業中うっかり居眠りしていてノートを取り忘れたという部分がちらほらあり、畑本にノートを
貸してもらって写そうとしたのだが…畑本の字が汚すぎて何が書いてあるのかさっぱり読めなかった。
結局、同じクラスの女子にノートを借りることとなり、問題は無事に解決した。
「いよいよだな、櫻田」
「あぁ。いよいよだな、東間」
授業中に襲ってくる睡魔に耐え、放課後は少人数教室でいつものメンバーと勉強会。家に帰って
夕ご飯を食べてお風呂に入ったらテレビやゲームをしないで、机に向かって真面目にテスト勉強。
長いようで…短かったテスト期間は終わり、いよいよ本番がやってきた。
「「いざ。戦場へっ!!」」
…数日後。
「終わったぁ…櫻田、私は終わったよぉ~…」
期末考査最終日。東間は畑本と一緒に櫻田・稲井のいる教室へと訪れたのだが、顔がすっかり
死んでいた。事情を聞くと、今日行われた数学と英語が絶望的に出来なかったらしい。
「すまん…櫻田」
「謝るなって。お前は良くやった、良くやったんだよっ!」
「櫻田…」
「東間。よく頑張った」
「うっ…櫻田ぁー!!!!」
東間は櫻田に抱きついた。
櫻田は東間を受け止めた。
これぞまさに『友情』である。
教室には櫻田・東間・畑本・稲井の四人しかおらず、後は誰もいなかった。
しかし、木崎と宮間がC組の教室を訪れ、櫻田達四人に声を掛けようとしたが…声を掛ける雰囲気
ではないと察して、彼女達が気づくまでじっと廊下でその様子を黙って見ていたのであった。
全教科のテストが返ってきたのは、期末考査終了から二日後と早かった。櫻田・東間はその結果
を宮間に報告する。
「…二人仲良くぼろぼろだな」
「「…」」
宮間に返す言葉がない櫻田と東間。
「これじゃあ、話にならないな…木崎」
宮間がそういうと、木崎が自分の期末考査の解答用紙を全員に見えるように机の上に置く。
すると…見事に全部満点だった。
「すげぇ…満点だ」
声に出して最初に驚いたのは、東間だった。
櫻田も彼女の隣で驚いている。
「…どうだ?結斗。これが俺の本気だ」
木崎はどや顔で宮間に言う。
それを聞いた宮間は深いため息をつく。
「…分かった。お前の好きにすればいい」
「よしっ。じゃあ、パーティー決定だな」
「「えっ!?」」
櫻田と東間は今の状況が分かっておらず、混乱する。
「皆でパーティーだよ。やるんだろ?」
「「…っ!?」」
木崎が期末考査で満点を取ったことにより、パーティーをすることが決定された。
一度はパーティーを諦めていた二人は、木崎文哉という神によって救われたのでありました。




