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僕のキャラが崩壊します!!  作者: さくら
Ⅲ・3学期に突然の…
52/75

友達


  キャラ崩壊を継続していたある日、とうとう彼らが動き出した。

  昼休みのことである。


 「櫻田。ちょっといいか?話がある」

 「はい」

 

  最初に声をかけてきたのは宮間だった。しかし、その次に木崎がやって来て「俺もこいつに用事」と

 言ってきたのだ。三人は少人数教室へと移動して話をすることに。

  

 「何を企んでいるかは知らないが、やりづらいから元に戻せ。でないと…勉強会の課題を2倍にする

 ぞ?」

  相当嫌だったのか、宮間から脅迫される櫻田。

 「私に脅しは通じませんよ。それに…そんなことでやめるわけにはいかないので」

  課題を2倍にされるのは嫌だが、それでも今までやってきたことを無駄にしたくはない。

  

 「…教えろ。お前はいったい何を考えてるんだ」

 「それは…」

  櫻田は覚悟を決めて、ゆっくりと二人の前で口を開く。

 

 「それは…、木崎にどうしても聞きたいことがあったからです」

 「木崎に?」

 「木崎は宮間君のために、私を勉強会へ誘うように仕向けた。S組に入れさせるっていう口実で。

 でも、本当は違って…私と宮間君を仲良くさせたかった。宮間君は木崎のことを信じているけど、他

 の人には全く頼らないし、信用もしてなかった。だから、木崎は…自分以外の友達を作ろうと考えた」

 「木崎」

 「…そうだな。お前の言う通りだよ」

  木崎は素直に認めた。

 「他のこともあるでしょうけど、今はそのことに触れません。もし言ってしまえば…取り返しのつか

 ないことになりますから」

 「だいたいは見当つくよ。お前が言いたいことは」

 

 「…宮間君のためだったんですよね?勉強しなかったのも…これまでのこと全て」

 「そうだったのか?」

 「まぁね。でないとお前、ずっと俺と一緒にいるだろ?それじゃあ、意味ねぇなって思ってわざと

 B組になるようにした。さすがにCとDは嫌だったけどな」

 「…嫌みですか?」

 宮間と木崎以外はC組とD組である。

 なので、彼女達にとってその言葉は嫌みとしか聞こえない。

 

 「まぁ、とりあえずこれで解決しただろ?結斗がずっと気にしてたからさ。いつものお前に戻って

くれよ。なっ?」

 「…分かりました」

 「よしっ!これでやっとぐっすり眠れるな、結斗」

 「えっ?」

 木崎の言葉に櫻田は驚く。

 「眠れるってどういうことですか?」

 「こいつさ、お前がおかしくなってから全然眠れないって言って、俺に夜中電話かけ…「余計なこ

とを言うな」

 木崎の口を慌てて塞ぐ宮間だが、時すでに遅しだった。

 櫻田はまさかそんなことになっているとは思いもせず、罪悪感に襲われる。

 

 「それは大変ご迷惑をお掛けしました」

 櫻田は二人に深く頭を下げて謝罪した。

 すると、口を塞がれていた木崎が「俺は良いから、結斗に謝れ」と言う。

 「宮間君、本当にごめんなさい」

 木崎に言われて二度目の謝罪をする櫻田。

 すると宮間は小さな声で「責任は取ってもらうからな」と呟く。

 

 「えっ、責任って…」

 「決まってるだろ。俺がこうなってしまった責任をお前自身で償ってもらうんだよ」

 「えっ、えっ?」

 櫻田は彼の言っていることが理解出来ていない。

 「結斗。それだとこいつには通じないぞ?」

 「…」


 その後、じっと彼の答えを待っているとチャイムが鳴ってしまい、結果答えを聞けずじまいで終わ

ってしまったのだった。

 

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