表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕のキャラが崩壊します!!  作者: さくら
Ⅱ・櫻田家訪問
31/75

宮間、櫻田家訪問により岬兄緊急帰還

 翌朝。柳は宮間から連絡をもらうと、家から出て彼を迎えに行った。

 

 「おはよう、結斗君」

 「おはよう。わざわざ迎えに来たのか?」

 「うん、一応」

 「まるで上司を迎えに行く部下みたいだな」

 「…こっちです」

 「待て。スルーするな」

  宮間の言葉に一瞬固まるもスルーする形をとって家へと案内しようとした柳。宮間が突っ込んだ

  後、気を取り直して櫻田家まで歩いていく。

 

 「今更だが、家には誰かいるのか?」

 「お父さんと妹。お兄ちゃんは朝から友達の家に出かけちゃった」

 「…そうか」

  

  正直、櫻田に兄妹がいるのが想像できないな。宮間が思っていると、櫻田家へと到着する。

  玄関扉を開けるとそこには一人の男性が現れて「おかえり、柳」と声を掛ける。

 「ただいま。…宮間君、うちの父です」

 「…はじめまして。宮間結斗と言います」

 「柳の父です。さぁ、中へどうぞ」

 「…お邪魔します」

  

  似てないな。


 「お姉ちゃん、おかえりなさい。…あっ」

 「真保。宮間君にお茶を出してあげなさい」

 「あっ、うん。分かった」


 「じゃあお父さん部屋にいるから、もし用事があったら呼んでね」

 「分かった」

 「ゆっくりして行ってね」

 「ありがとうございます」

  

  妹もこいつに似てないな…本当に血が繋がっているのか?


 「お姉ちゃん、麦茶入れたよ。お部屋に運ぶ?」

 「あぁ、そうだね。じゃま宮間君、部屋に行こ…「ただいまー!!」

 「この声…」←真保

 「まさか…」←柳

 

  そう、そのまさかだった。

 「柳、真保。岬お兄ちゃんが帰って来たぞ~!!」

 「岬お兄ちゃん!?」

 「と…勇お兄ちゃん。友達の家に行ってたんじゃなかったのか?」

  

 突然帰って来た岬と勇に驚く柳と真保。

  

 「岬。どうしたんだ、急に帰ってきて」と岬の声を聞いて戻って来た父。


 「勇から柳の男友達が今日ここに来るってことを聞いて、急遽きゅうきょ戻って来た」

  

 「お兄ちゃん、岬お兄ちゃんに話したのかっ!?」

 「しっ、仕方ないだろ。俺には俺の事情ってものもあって…」

 「あぁ…そう」

  岬が帰ってくることを知ってた勇は、友達の家へと逃げた。だが岬にはそんなことお見通しだった

  らしく、すぐに弟のいる友達の家を探し出して家まで連れて帰って来た。兄妹の中では断トツで

  頭の良い兄は妹絡みでは何をするか分からないため勇は岬に付いていくしかなかったのである。

  


 「やぁ、君が柳のお友達?初めまして、長男の櫻田岬です。よろしく」と岬は宮間に挨拶をする。

  明らかに歓迎されていないオーラを放つ身長164cmの岬に対し、身長175cmの宮間は…。


 「宮間結斗です。お会いできて光栄です…お兄さん」

 「おっ…おにい…さん、だとっ…」

 「妹さんとクラスは違いますが、一緒に勉強したり昼食を食べたりしている良き友人です。お兄さん

  が二人と妹さんが一人いると聞いていたのでぜひ一度お会いしたいなと思っていたんですよ」

 「はっ、はぁ…」

 

 「岬お兄ちゃん、どうしたんだろ?」

 「さぁ?」

 

 たぶん、結斗君の対応に動揺しているんだと思う。こんな人滅多に遭遇することないだろうし。

 それに…背も負けてるしな。

 

 「お兄さんは一人暮らしとお聞きしましたが、ご就職されているのですか?」

 「大学生だよっ。ここから結構距離あるから、大学の近くに部屋を借りて…「ちなみにどこの大学に

  通われてるんですか?」

 「K大だけど」

 「あれ?そうだったのか?」

 「って、お前…お兄さんの通う大学知らなかったのか?」

 「教えたよっ!お兄ちゃん、ちゃんと教えたよっ!」

 「あぁ…ごめん、よく覚えてないや」

 「そんなぁ…」

 

 岬は妹の言葉に崩れ落ちてしまう。もう立ち直れないというふうに。

 ガラスのハートというのは、間違いではないかもしれない。妹のことに関しては…。


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ